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親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームで遊び、家族でコミュニケーションしながら知育。おすすめの「初心者や子供でも楽しいボードゲーム」「大人でも楽しめる子供ゲーム」などライトなアナログゲームのレビューです。

100年以上も愛されているドイツの伝統すごろくゲーム「イライラしないで(Mensch ärgere Dich nicht)」。

思考力 すごろく

ドイツでは知らない人はいないという「イライラしないで(Mensch ärgere Dich nicht)」。ドイツの伝統的なすごろくゲームです。

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100年の歴史をもつ伝統ゲーム

「イライラしないで」のルーツは、6世紀からあったインドの伝統的なボードゲームPachisiです。

これがヨーロッパに伝わって、英語圏ではLUDOと呼ばれるゲームに進化しましたが、ドイツでは独自の形で1914年にリリースされました。

この時期はちょうど第一次大戦と重なります。ドイツ軍兵士の戦地での娯楽として広まって、国民的なボードゲームとなったそうです。

その後リリースから100年を超える今でもドイツ国民に愛され、累計販売数はなんと7,000万個を超えると言われています。

世界的に売れている有名ドイツゲーム「カタンの開拓者」の販売数が2,000万個というわけですから、ドイツ国内が中心でのこの数は、まさに知らない人はいないわけです。
www.boardgamepark.com


100年間の累計販売数と現在の人口を比べるのは若干ナンセンスですが、ドイツの人口は8,000万人ほどで、ほぼ同じような規模。

日本において、一番有名なボードゲームといえば人生ゲームでしょうか。こちらは累計販売数が1,300万個超と言われていますから、人口比でみれば1割くらい。

人生ゲームの何倍も長く多くのドイツ人に浸透しているゲームですね。https://cf.geekdo-images.com/images/pic1387690_md.jpg
(画像はBoardgamegeek.comでの投稿写真より引用)

内容物

いろいろなバージョンがありますが、私が購入したものは、そのなかでも価格が手頃なコンパクトなもの。

ブリキ缶の中に、3分割されたゲームボードと、プラスチックのコマが4色×4個=16個、木製サイコロが入っていました。
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準備

ゲームボードの4隅にあるのがコマがスタートするまでの待機場所です。

最初に自分の色を決めて、各自の4つのコマを待機場所に置きます。スタートプレイヤーを決めれば準備完了です。
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ゲームの流れ

順番にサイコロを振り、出た目に応じて自分の4つのコマを動かしていきます。

すごろくのようにボードをぐるっと回っていき、a~dまでのゴールに全てのコマが到着させることが目的です。

基本はサイコロの数だけコマが進む

サイコロを振って出た目が、コマが進むことができるマスの数です。コースにいる好きなコマを出た目の数だけ進めることができます。

ただし、「コースにいるコマ」というところがポイント。待機場所のコマは、進む前にまずスタート地点に並ぶ必要があります。

誰もが切望する6は特別な目

サイコロの目のなかで6だけは特別な目です。

6が出たら、コースにいるコマを6マス進めることもできますが、待機場所のコマを1つスタートに並ばせる行動を選択できます。
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また、さらなるボーナスとして、もう1回サイコロを振ることができます。

他のコマに重なったらふりだしに

サイコロで進んだ結果、他のプレイヤーのコマに重なってしまったら、その相手のコマは待機場所に戻ることになります。

ライバルをうまく弾き飛ばして待機場所に戻していくのが、このゲームの戦略ポイントです。f:id:bg4kids:20170312120100g:plain

勝敗

コースを1周ぐるっと回ると、自分の色のa~dまでのマスが中央にかけてあります。ここがゴールです。

すべてのコマを一番早くゴールに到着させたプレイヤーが勝者となります。
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イライラしないでと言われても・・・

すごろくでは恐怖の「ふりだしにもどる」「イライラしないで」では、コマがぶつかることで頻繁に発生。タイトルどおりイライラがつのります。

スタート地点すなわちゴール地点はそれぞれのプレイヤーで異なります。

なので、長い道のりをはるばる進んできて「もうすぐ1周終わってゴールだ」というときに、横のスタート地点からヒョイっと飛び出て来た他のプレイヤーのコマにはじき飛ばされることも。

はじき飛ばされれば待機場所に戻って、6が出るまで待つ日々です。コースにコマが出ていないと、サイコロだけをひたすら振り続けていくことになります。

こういうときに限って、なかなか6が出なかったりするんですよね・・・。イライラ。

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すごろくではありますが、プレイヤー同士の足のひっぱり合いがなかなか白熱します。

4人だとプレイヤー同士のからみがかなり激しくなります。たくさん進んでリードしているプレイヤーには自然と攻撃が集中し、文字通り一進一退をくりかえすことにも。


運の要素が強いので、考えどころが欲しいボードゲーマー向けではありませんが、家族で遊ぶにはいいかも。

古いだけあってちょっと地味な外見ですが、100年以上も愛されているだけあって、よくできたシステムのファミリーゲームです。

まぁ、古さでいけば、5,000年前のボードゲームにはかすんでしまいますけどね。
www.ejiru.com

項目 公式表記 コメント
年齢 6歳以上
時間 30分
人数 2-4人 3人以上がおすすめ
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★★ 誰でも簡単
大人も楽しい ★★★☆☆ ファミリーで楽しめます
2人でも楽しい ★☆☆☆☆ 2人ではさみしいかも
総合評価 ★★★☆☆ 古典ゲームもたまにはいいかも

Mensch ärgere Dich nicht, Das Kartenspiel

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