親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

最も素早い者がジャングルを制す。流血注意の白熱パーティーゲーム「ジャングルスピード (Jungle Speed)」

仏Asmodee社が2011年に発売し、フランスでの販売数は100万個以上といわれるカードゲーム「ジャングルスピード(Jungle Speed)」です。

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トーテム争奪バトルに勝ってジャングルの王者を目指せ

ジャングルスピードの内容物

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箱の中には、正方形のカードが80枚と、持ち運び用の巾着袋が入っています。

そして、ジャングルスピードを特徴づけている、木製(バージョンによってはプラスチック製)のトーテムです。

準備

カードをシャッフルし、プレイヤーに均等に配ります。

各自、配られたカードを裏向けにして目の前に重ね、自分の山札とします。

スタートプレイヤーをきめて、中央にトーテムを立てれば準備完了です。
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ジャングルスピードの流れ

カードを順に出し、手元のカードをなくしていく勝ち抜け方式のゲームです。

順番がくると、自分の山札から1枚めくって目の前にカードをオープンにします。

オープンにしたカードと、同じ絵柄のカード(色は違ってよい)が場に出ていたらバトル発生です。同じ絵柄が出ているプレイヤー同士で、中央のトーテムを奪い合います。

トーテムを先に手にしたプレイヤーがバトルの勝者、取れなかったプレイヤーが敗者です。勝者は場に出しているカードを全て敗者に渡し、敗者はカードを自分の山札の下に追加します。
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なお、絵柄が違うのにトーテムをとってしまった、あるいはバトルの当事者ではないプレイヤーがトーテムをとってしまったらお手つきです。

お手つきをしてしまったプレイヤーは、罰として全プレイヤーが場に出しているカードを受け取って自分の山札に追加します。

バトルが終了したら、トーテムを手にしたプレイヤーがカードを出してラウンド再開です。

特殊カード

カードのなかには、特殊な効果をもつ特殊カードが混ざっています。

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カラフルなカードが出たら、次のバトルは同じ色のカードを出しているもの同士です。同じ形だとお手つきになります。誰かがトーテムをゲットするまでこのカードの効果は続きます。

白い矢印が外側に向いているカードがでると、次回はカードを全員で一斉にだします。

白い矢印が内側に向いているカードがでると、全員でバトル開始のサインです。トーテムをみんなで争奪し、トーテムをゲットできたプレイヤーは、自分がこれまで出したカードをトーテムの下に入れることができます。トーテムの下のカードは、次回のバトルの敗者が受け取ることになります。

勝敗

自分の山札がなくなると、カードを出せなくなりますが、ここで終了ではありません。

自分がからむバトルに勝利して、自分の出し終わったカードを誰かに引き取ってもらい、手元からカードが全部なくなることで晴れて勝者となります。

熱いバトル

スピード勝負の早取りカルタゲームということで、ドブルおばけキャッチと同じような感じです。

ドブルは、該当するものがなかなか見つからないところがポイント。おばけキャッチは、取るべきものが何かを考えるのに頭が混乱するところがポイントです。

www.boardgamepark.com
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ジャングルスピードは、頭が混乱する要素はあまりなく、とにかく反射神経がものをいいます。ただ、脊髄反射でカードを取っていくと、お手つきになってしまうことも。

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カードの絵柄がなかなか曲者。よく見ると違うのだけれども、焦って取るとお手つきになってしまう紛らわしいカードデザインが、勝負を混乱させます。

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真剣になればなるほどお手つきが出やすくなります。われ先にとトーテムを手にしたところ「しまった〜!」とお手つきで苦笑することに。

慣れてきてペースが掴めてきたところに、特殊カードでテンポが乱されて・・・と、なかなかよくできています。

この手のカルタゲームは実力差でるので、うまい人の総取りして参加できない人がでる場合も。しかし、ジャングルスピードはバトルの対象者が2人なので、誰かが独り占めしてしまうことはありません。

ルールは簡単なのですぐ理解でき、老若男女誰でも遊べます。これから年末年始にかけて家族や親戚で集まって遊ぶのにもよいかもしれませんね。初心者でも気軽に楽しめるパーティゲームです。

NHKのテレビ番組「あさイチ」で「カタン」「花火(Hanabi)」などとともにジャングルスピードが紹介されてから、注文が殺到して品切れ続出となり高騰していました。
2019年からデザインが変わった新バージョンがでて、価格も安定したようです。


ボードゲームは流通量が少ないので、TVなどで紹介されると品切れがしばらく続いたりプレミア価格になることも。ジャングルスピードが気になる方は、同じテイストのカルタ系ボードゲームとして「ツイン・イット!(Twin it!)」あたりがおすすめです。
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項目 公式表記 コメント
年齢 7歳以上 4歳くらいからできるかも
時間 15分
人数 2-10人
日本語化 不要 説明書のみ
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★★ 誰でも簡単
大人も楽しい ★★★★☆ 老若男女問わず
2人でも楽しい ★☆☆☆☆ 一応できるけど…
総合評価 ★★★★☆ 流血注意の白熱パーティゲーム

ジャングルスピード(2020年版) 日本語版

ジャングルスピード(2020年版) 日本語版

  • 発売日: 2019/10/20
  • メディア: おもちゃ&ホビー