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親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームで遊び、家族でコミュニケーションしながら知育。おすすめの「初心者や子供でも楽しいボードゲーム」「大人でも楽しめる子供ゲーム」などライトなアナログゲームのレビューです。

理解できぬ「至上の愛」。芸術って難しい。

ボードゲームのカードを額に飾られているmarcoさん。
本来の用途にこだわらず、自分が良いと思うものを飾れる感性、これぞアートですね。

garadanikki.hatenablog.com

さて、私が大学入学したての頃の話です。

ある日、留年を続けてもはや大学8年生になろうかという、サークルのヌシのような先輩から「おい、新入生。喫茶店に連れてってやるからこい。」と呼び出されました。
「お、洗礼か。」と周りの先輩の野次。

彼に連れられて入ったのが、古い雑居ビルの地下にあったジャズ喫茶

当時はマンガ喫茶もメジャーではなかった時代。
しゃべるのは厳禁、一緒に来たのに口も開かず目も合わせず、ただひたすら音楽に聴き入るだけ。
まだ若かった私には、はじめて体験した本格ジャズ喫茶はとても奇妙な世界でした。

そこで先輩がリクエストして一緒に聴かされた曲が、ジョンコルトレーン「至上の愛」


A Love Supreme - John Coltrane - Full Album

人を不安にさせる不協和音と奇妙な旋律に、途中から続く「Love supreme」の声。
これは呪文なのか歌詞なのか…。

恍惚として聴き入る先輩を前に、「これはもしかして、宗教?洗脳?ヤバいのに関わってしまったのか」と、2時間ほどの間でしたが終始凍りついていた記憶があります。

いわゆるフリージャズといわれる前衛的な演奏をたっぷり聴かされ、「まぁ、至上の愛の良さが分かれば、お前もジャズが理解できてきたということだ」と最後に先輩に言われて開放されました。

ジャズのよさを教えよう、と連れてきた後輩思いの先輩だったわけですが、私は最後まで理解できないまま学校を卒業しました。
(一方で先輩はジャズに心酔しきり、在学リミットをオーバーして結局ドロップアウトとなりました)

それから今日まで、ずいぶん時が過ぎました。
ジャズを聴くのは趣味といえるほどCDも集め、たくさんの曲を聴きましたが、名盤ともいわれる「至上の愛」の良さはいまだにイマイチ分かりません。

歳を重ねれば理解できるかも思っていましたが、そんな気配もなく、芸術を理解できるセンスがないのかもしれません。
音楽にしろ、美術にしろ、前衛的な作品のよさって、いまだによく分からないんですよね・・・。


というわけで、次回のボードゲームは、近代絵画をモチーフにしたカードが登場する、「モダンアート」を紹介する予定です。

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このアートを意識したカードデザインも、私には正直、落書きにしか見えません・・・。

まぁ、前衛的な作品のなかでも、たまに「理解はできないけど、なんとなくスゴイ気がする」といえる作品はあります。
そういう感性を磨くため、開催されている「あいちトリエンナーレ」でも、暇をみつけて行ってみようかな。
bitecho.me

至上の愛が分かるのは、いつの日になることやら・・・。