iPhoneのiOS10アップデートで思いのほかトラブったので、誰かの参考になればと、ボードゲームとは関係ない記事を昨日パパッと書きましたが、なんと2,000を超えるアクセス数。その前日のPVが168でしたので、なんと10倍以上です。
PROにして広告を貼っているわけでもないので、アクセス増えてもほぼ関係ないのですが、記事にかける労力とPVとは連動しないもの。
そりゃ、みんなPVのために検索ワードを意識するわけですね。
坂津さんが書いていた「アクセスが伸びて凹む」とはこういうことなのかぁ。
www.kana-ri.com
さて、気を取り直して、先日の寄稿記事にも記載した、すごろく「ウミガメの島」です。
元は「冷たい料理の熱い戦い(Die heisse Schlacht am kalten Buffet)というドイツゲームで、これを日本オリジナルにリメイクしたものです。
「冷たい料理の熱い戦い」はさらに「カンガルー(Känguruh)」という1974年のゲームのリメイク。元をたどれば40年以上前からテーマを変えて遊ばれている名作です。
産卵場所まで早く到着できるのは誰?
内容物
ゲームボード
島をモチーフにしたすごろくボードです。
右下のイカダからスタートし、島を反時計回りにぐるりと1周し、中央の産卵場所がゴールとなる、21マスのコースです。
なお、ボードの表面は昼バージョン、裏面は夜バージョンになっています(内容は変わりません)。
プレイヤーコマ(7つ)
ウミガメをモチーフにした木製のカラフルなコマです。
サイコロ
木製のブルーのサイコロが3つです。
たまごカード(24枚)
1~6個の卵が記載されたカードで、プレイヤーが獲得する得点を示します。
準備
たまごカードをシャッフルし、浜辺部分に裏向きにして積んでおきます。上から4枚をとり、中身を見ずに箱に戻します(今回使用しないカード)。
使用するウミガメコマを手に取り、スタートのイカダに置きます。
スタートプレイヤーを決めて、たまごカードの最初の1枚を表に向けたら準備完了です。
ゲームの流れ
ゴールについたプレイヤーが、得点となるたまごカードを手に入れることができます。それぞれサイコロを振って出た目の数だけ進み、ゴールを目指します。
3つのサイコロをいくつ振るか
振れるサイコロは最大で3つ。1つ目のサイコロを振り、出た目が少なければ、2つ目、さらには3つ目のサイコロを追加で振ることができます。
さらに、2つサイコロを振った場合は、2つのサイコロの目の合計×2倍進め、3つサイコロを振れば、出た目の合計×3倍進むことができます。
では、3つ振ればいいかというと、そうではありません。
たくさん進むことができる一方で、サイコロの目の合計が8以上になればアウト。どこにいても振り出しのイカダに戻されてしまいます。
(スタートのイカダでしたが、3つで振って合計7×3倍の21マスで、なんと一気にゴール)
黄亀の上に赤亀が乗り、赤亀の上に青亀が乗り・・・
自分のウミガメが他のプレイヤーがいるマスにぴったりとまると、相手のウミガメの背中に乗ることができます。
一度背中に乗られたら、下のカメは乗せたまま進まなくてはいけません。さらに、カメを乗せてゴールすると、得点をゲットできるのは一番上のカメです。
上に乗ったカメの手番になると、この相乗りは解消されます。
そのため、下になったカメはゴールしても意味がないので、小さい目で小刻みに進むか、ワザと8以上にして振り出しに戻りたいところ。
しかし、2つ目、3つ目のサイコロを振る判断を下せるのも、一番上のカメ。一度乗られると足として使われてしまいます。
勝敗
無事にゴールに到着したら、(一番上のカメが)表になっているたまごカードをゲットできます。
新たなたまごカードをめくり、到着したカメはイカダから再スタートです。
山札のカードがつきると、ボードの上に描かれた7点のたまごが登場し、最後の争奪戦です。
最終ラウンドが終わり、合計得点が高い人が勝利となります。
サイコロの戦略とプレイヤー同士のカラミが楽しいすごろく
普通のすごろくは、サイコロの目の数だけ進む、運任せのゲーム。
ウミガメの島は、「いくつサイコロを振るか」の選択によって、結果が大きく変わってきます。
1つだとアウトには絶対ならないけど少ししか進めません。一方で、3つ振ったときはたくさん進めますが、8以上になる可能性が高くなります。
「手堅く進むか、冒険してたくさん振るか」というリスクとリターンを考えた戦略が必要になります。
「今回のカードは1点だから、サイコロ1つでノロノロ進んでおくか」「やった、5点だ!サイコロを3つ振れ!」など、たまごカードの内容によっても戦略は変わります。
また、このウミガメの島のもう一つの特徴「他のカメに上に乗る」ルールは、自分が一回多く進める手段でもあり、相手を妨害する手段でもあります。
上に乗ったもの勝ちで、勝敗がかなり左右されるため、プレイヤー同士で乗ったり乗られたりが「ちょっと!乗らないでよ!」と、なかなか盛り上がります。
すごろくなので子どもにも簡単ですが、運任せではなく悩みどころもなかなか。プレイヤー同士のからみも盛り上がります。
日本オリジナルということもあり、内容の割に価格はお手頃。コストパフォーマンスにも優れているので、万人にオススメできるボードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 7歳以上 | 5歳くらいからできるかも |
時間 | 30分 | |
人数 | 2-7人 | 4人くらいからが楽しいかも |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆彡 | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も楽しい |
2人でも楽しい | ★★☆☆☆ | たくさんでの乗り合いが楽しいですよ |
総合評価 | ★★★★★ | すごろくの名作 |
ウミガメの島(Mahe)/メビウスゲームズ・franjos/Alex Randolph
- 出版社/メーカー: メビウスゲームズ
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