おかしな電話
最近、携帯に投資マンション勧誘の電話がかかってくることが多いので、知らない番号からの着信には、基本出ないようにしています。
この日はたまたま、不在中に配達された荷物があったので、「配達のお兄さんからかな?」と、不覚にも電話をとってしまいました。
「もしもし、投資マンションの件で、少しお時間をいただけますでしょうか。」
「ちょっと、今いそがしいんですが。」
(しまった、勧誘電話をとってしまったぞ。面倒くさいなぁ。)
「自分が社畜としてあくせく働くのではなく、『マンションに働いて稼いでもらう』というのは、とても魅力的な話です。」
「はあ」
「ただ、マンション投資には、家賃収入という安定的な収益もありますが、いろいろリスクもあるんです。」
「はあ」
(リスク?勧誘のくせに一体?)
「投資マンションの購入で、僕を説得しようとしても、無駄だと思いますよ。
確かに魅力的で、後ろ髪をひかれていないかといえばウソになりますが、致命的な問題があるんです。
僕にはまだまだ、マンションを買うだけに十分な収入がないんですよ。」
(ん?説得?)
「あの・・・なにか間違えてませんか?」
「いやいや、言わなくてもいいです。
収入については、ローンを組めば大丈夫と言いたいんですよね?
家賃収入があるから返済以上に入ってくる。
それも当然考えましたが、やっぱりリスクが大きいと思うんですね。
儲けたくないわけではないのですが、まだ独り身の僕にはそもそも身の丈に合っていない話です。
というわけで、今回はご縁がなかったということにしてください。」
「いや…」
「言いたいことはいろいろあるでしょうが、とにかく結構です!これで切らせていただきますね!」
「・・・・よし、ビシっと言ってやって断ったぞ。ねぇ、聞いてた?
俺、悪徳業者をちゃんと断ってて、かっこよかった?」
あの・・・断っている相手が違うし・・・。
しかも、電話まだ切れてないんですけど・・・。
仕方ないので、こちらから電話を切りましたが、その後、彼は本当に断れたのだろうか・・・。
モテる男に俺はなる!
変な電話をとったということで、昔の同僚のエピソードを思い出しました。
「先輩、聞いてください!
僕、彼女いない歴25年間に、ついに終止符を打つことができたんです!」
「この間参加したお見合いパーティー(今や死語ですね)で、彼女の方から声をかけてくれて。意気投合してそのまま付き合うことになったんですよ。」
「実は話は、それだけではないんです。
彼女は不動産の関係の仕事をしていて、なんと一般には出回らないお値打ちな物件を紹介してくれるらしくって・・・。
それで、彼女の紹介でトントン拍子に話が進み、マンションを買うことにもなりそうです。」
「いや、まだ、結婚とかそういうのじゃないです。
いわゆる投資ってやつですね。
給料がまだまだ少ないし、残業しても知れているから、マンションに働いてもらうってわけですよ。いい物件は足が早いといいますし、僕はとてもラッキーでした。」
「だいたいこの歳でマンションオーナーなんていないですよね。
僕は、モテない男から、彼女もマンションもゲットして、一気に何でもモテる男ですよ!
人生のビリからトップに躍り出たって感じですね。」
その後、みんなで必死に止めましたが、恋は盲目なのに加え、金にも目がくらんでいてタチが悪い。大変でした。
「まさか先輩たち、僕に彼女できて、さらに金持ちになるのがうらやましいんでしょう?あ、図星だな?」
結局マンション購入はなんとか踏みとどめさせ、当然ながら彼女(?)もいなくなり、彼のモテる男計画は水泡となりました。
ちょっとズレていた彼は、結局その後会社をやめ、大学に戻って学問の道へ。
マネジメントを専攻し、今は大学で講師をやっているようですが、自己マネジメントはできるようになったのかな。
それどこ大賞がはじまっています
さて、以前に寄稿させていただいた「それどこ」で、はてなブログを対象に賞金30万円の「それどこ大賞」というイベントをやっているようです。
優勝狙いで21万のコーヒーメーカーを買った青井ミマコ(id:bluebright)さん、カッコイイ!
blue-broccoli.hatenablog.com
今のところ、参加されている方がそれほどいなさそうなので、下手な懸賞より勝率が高いかも?
できれば、自分が拝読しているブログが、30万円をゲットしてほしいところです。チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
不動産王のid:GATSBYtanさんなら、「投資マンション買っちゃいました!」もありかな?
www.gatsby.website
私自身は、買い物するといえばボードゲームくらいなので、勝ち目はないのですが、冷やかし程度に参戦するかもしれません。