ドイツのカードゲームPingu-Partyを国内版としてリメイクした「ペンギンパーティ」です。

ちなみに、別のメーカーからはテーマをサルに変えた「さるやま」というリメイク版もあります。

ペンギンたちでピラミッドを作ろう
内容物
ペンギンカード
5色36枚のペンギンカードです。8段ピラミッドができる数ですね。
数字などはありません。

カードデザインは、これまで紹介したなかでは「ファブフィブ」や「ラドラボ」も手掛けているTANSANFABRIK(id:tansanfabrik)さん。ここが関わるゲームのアートワークはなかなか好きです。
bg4kids.hatenablog.com
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同じカードでも、微妙に小物などのイラストが違っていて、なかなか手が込んでいます。

また、カードの裏側には8段ピラミッドがデザインされています。芸が細かい!

シャチチップ
失点を記録するためのシャチチップです。
シャチが描かれているのが5点チップ、ヒレが描かれているのが1点チップです。

準備
ペンギンカードを3人以上なら36枚のカード全部、2人なら7段ですので28枚を均等に配ります。
スタートプレイヤーを決めたら準備完了です。
ゲームの流れ
順番に手札から1枚づつ、ピラミッド型に場にカードを出していきます。
1番下の段にカードを置く
最下段はすでにあるカードの隣にカードを置くことができます。
ただし、横に8枚(2人プレイ時は7枚)までしか置けません。

2段目以降にカードを置く
2段目以降は、下の段にカードが2枚あれば、その上に置くことができます。
ただし、下になるカードのうち、少なくとも1枚が同じ色でなければなりません。

ラウンド終了と勝敗
順番にカードを出していき、カードが置けなくなったら脱落です。
全てのプレイヤーがカードを置けなくなったらラウンド終了。残った手札が失点になりますので、相当するシャチチップをもらいます。
もし手札を全部置けた人がいればボーナス。もっているシャチチップを2枚返すことができます。
プレイヤーの数だけラウンドを繰り返し、最終的にシャチチップの数が一番少ない人が勝ちです。

新しい形の七並べ?
手元からカードを1枚ずつ出して、全部なくしていくのが目的なので、プレイ感はトランプの七並べとなかなか似ています。
七並べでは「他の人が置いてほしいところにカードを置かないこと」で邪魔することになりますが、ペンギンパーティでは、「他の人がカードが置きたいところに先にカードを置くこと」が妨害の戦略となります。
といっても、七並べのような露骨な妨害行為は必要ありません。
なぜなら、ピラミッド型にカードの段数が進むにつれて、置けるカードが1枚づつ減ってくるからです。
このルールがなかなか秀逸。勝手に追い込まれていくので、選択肢がなくなる中で、他人の邪魔よりもそれぞれが「自分の手札を置こうか」をまず考えることが必要です。

「下のペンギンと同じ色のカード」を置いていくだけなので、小さい子でも十分理解可能なルールで、何も考えずに手札から出せるカードを出しても、それなりに勝負ができます。
ギリギリとした駆け引きや深く考える要素はないですが、簡単なルールとかわいいカードで小さいな子や初心者にも敷居が低いところがポイント。コンパクトで価格もお手頃なので手軽に楽しめるファミリーゲームとしてオススメです。
| 項目 | 公式表記 | コメント |
|---|---|---|
| 年齢 | 6歳以上 | 4歳くらいからいけます |
| 時間 | 15分 | 1ラウンドは5分程度 |
| 人数 | 2-6人 |
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
| 大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も楽しい |
| 2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人でも変わらない |
| 総合評価 | ★★★☆☆ | シンプルで楽しい |

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