前回の記事に引き続き、小学校受験のお話です。
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定番の積み木問題
以前にも記事にしました立方体積み木を数える問題は、小学校入試問題としてはかなり定番です。
数えるといっても、算数自体は小学校から習うということに一応なっています。
そのため、実際の問題は数字を書くわけではなく「つみきをかぞえて、おなじだけ〇をかきましょう。」というような形で出題がされます。
考えれば特に大人なら数えられますが、とにかくやっかいなのが解答時間。非常に短い時間の中で解かなければなりません。
さて、下記の積み木はそれぞれいくでしょう?
この量だと、回答用紙にマルを描くのも含めて制限時間は全部でたったの1分です。時間内に解けるでしょうか?
解答方法はいろいろだけど安定して早く解くには基本形を覚えよう
以前にも記事にしましたが、解答方法はさまざま。積み木やパズルで空間認識能力を鍛え、頭の中で積み木を動かしながら、隠れた積み木を見落とさないよう、数えていかなければなりません。
さて、小さな子供でも実践できて、出題される問題に左右されずに、素早く安定して解答する方法のひとつとして、積み木の基本形を頭に入れておく方法があります。
上記のような基本となる形と、その数を頭に入れておきます。この基本形なら、数がいくつか容易に判別できます。
実際の問題が出てきたら、出題の形を基本形の組み合わせに分解していきます。そして、それぞれの基本形に数をプロット。あとは解答するだけです。
「基本形同士の組み合わせに分解」という部分に、頭で動かしたり回転させたりと、若干の空間認識力が必要となりますが、大きなカタマリをかぞえるのに比べると労力とミスするリスクは小さくなります。
積み木問題に慣れるためのアイテム
「積み木の分解」「積み木の再構成」が頭でできるようになるには、積み木やブロック、パズルゲームなどを活用して慣れる必要があります。
問題は立方体積み木なので、そのなかでも立方体の積み木で遊ぶのが実践的です。
小学校受験対策グッズとして、実際に立方体積み木が売られていたりもしています。
ただ、わが家では、立方体だけの積み木はオモチャとしての面白味がないかなということで、購入は見送り。
代わりに活躍したのは、積み木ではなく、懐かしのサイコロキャラメルでした。
食後などのまったりしているときに、サイコロキャラメルをいくつかもってきて、「これ、何個でしょう?」とクイズのようにチョイチョイ子どもに出題して、ペーパー問題をやらずに問題に慣らしていったわけです。
キャラメルが白と赤の2つに色分けされいるところがまた、前述の基本の図形の組み合わせに分解させて理解するのにもマッチ。なかなか優秀です。
ある程度遊んだあとは、おいしく食べられるというメリットも(笑)
サイコロキャラメルは89年の歴史に終止符が打たれ販売終了に
さて、明治のサイコロキャラメル、購入にはちょいとハードルがありました。
子供の頃から食べていたので、今も当然あると思ってスーパーに買いに行ったのですが、もう売ってなかった!
ネットで検索すると、戦前から実に89年のロングセラーでしたが、惜しまれつつも昨年販売終了したようですね。
確かに近頃の子供はサイコロなんかでは遊ばないか・・・。
声を受けて北海道限定で復活
ただ、販売終了についてかなり反響があったようで、明治製菓での販売は終了したものの、その後子会社の道南食品が細々と製造することとなったそうです。
現在は北海道地区限定で発売されているようです。
そんな地域限定商品も、ネットの発達により、キャラメルとしては少々高い値段になりますが、北海道に行くことなくAmazonで買うことができました。
便利な世の中になったもんだ。
というわけで、自分が子どもの頃に食べた懐かしのサイコロキャラメルが、今回わが家では受験グッズとして思わぬ活躍を見せてくれたわけです。
勉強に使えるということで需要が増えて、また全国販売で復活してくれないかなぁ。
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