親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

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ミス防止のための終わりなきカイゼン?

「ここは決済用」「ここは積立運用用」「いざというときの資金」なと、銀行口座や証券口座を複数管理している人にあこがれて、いくつも口座を開設したことが昔ありました。

しかし、口座がたくさんあっても、そこに回すお金はたくさんあるわけでも増えるわけではなし。

もともとズボラな性格ということもあり、資金を移動するやりくりがだんだん面倒になってきて、結局使わない休眠口座が増えるだけということになってしまいました。

アホな私には1口座で管理する方がやっぱり楽でした。

ただ、口座の統一も単純にはいきません。「口座振替は○○銀行で」など、給振も口振も銀行指定がされるものがあるんですよね。どの指定もクリアできる銀行はこれまたなかなかない。

ただ、幸いにも私がいつも利用しているATMの場所には、2つの銀行のATMが隣同士。
この2つらすぐそばなので、片方の銀行(仮に第一銀行とします)からもう片方の銀行(仮にさくら銀行とします)への移し替えも簡単です。

そこで、第一銀行を給与振込用の口座とし、さくら銀行を給振口座では対応できない口振などの決済用銀行としました。さくら銀行の残高が不足したら(まぁ、毎月不足するわけですが)隣の第一銀行のATMからひょいと出金して移し替えすればいいわけです。

ある日の悲劇

ある日の朝ことです。いつものようにさくら銀行の残高がボチボチ不足してきていたので、給料日早々に移し替えをすることに。給料が入っている第一銀行のATMに向かいました。

いつものようにATMでキャッシュカードを入れます。しかし、この日の私は残業続きで疲れていたのか、何を血迷ったか第一銀行のATMにさくら銀行のキャッシュカードを入れて出金してしまいます。

入金すべき銀行から出金してしまい、さらにATMの利用手数料をとられるという失態です。

「出金するキャッシュカードを間違えた!銀行逆だ!」

慌てた私は、そこで手に持っていたさくら銀行のキャッシュカードを第一銀行に変更。そして間違えたATMも第一銀行から、隣にあるさくら銀行に移動して出金しなおしです・・・。

結果して、今度はさくら銀行のATMで第一銀行のキャッシュカードを使い出金することに。

キャッシュカードだけを替えればよかったのに、ATMまで移動した結果、再度あべこべ状態に。ATMの手数料が往復ビンタで発生してしまうという失敗の上塗りでした。

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あくなきカイゼン活動

以前に、自動車組立工場を見学に行ったときのことを思い出しました。

そこでは、自動車のエンジンを車体の下側から取り付けていました。そのため、組み立てラインを動く自動車の車体が、作業員のちょうど顔の前くらいの位置を釣られて移動していました。

ボーっとしていると、ラインを移動する車体にぶつかったり挟まれたりしそうです。危ないなと思っていましたが、そこは工夫がされていました。

ラインからちょっと離れた位置に椅子が置いてあり、作業員は1台の作業が終わったら、その椅子に座ってボタンを押します。すると、ラインが動きだし、次の車体がやってきます。

つまり、車体がラインを移動する際は、作業者が常に座って頭をぶつけない状態になっている仕組みになっていたわけです。

事故やミスが起きないように、座るという手順をあえて増やし、仕組みを工夫してカバーするわけですね。

ATMが隣同士というのは便利な反面、私のようなシクジリ脳の持ち主には、取り違えのミスを起こす可能性をはらんでいます。

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ミスを起こす要素をとっぱらう仕組みが大事というわけで、決済口座にしていたさくら銀行を解約し、ちょっと遠くにATMがある銀行に変更することにしました。

資金移動はちょいと面倒ですが、万一口座をミスっても、移動する間に頭はクールダウン。失敗を重ねてしまうことは避けられるわけです。

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というわけで、先日もキャッシュカードを間違えて、決済口座からおろすというミスをしてしまいました。
しかし、隣にATMがないおかげで、手数料は1回分。往復ビンタが発生せずに済みました。私の改善活動は着実に成果をあげているみたい。

・・・という話を家に帰って妻にしたら、
「何得意がってるの。往復ビンタじゃなくてもビンタはビンタでしょ。いつも何やらかしているの?」と、ダメ出し。そりゃ、そうですね。

前述の自動車工場、エンジン組付け作業者は3人でした。この3人が全員座って椅子のボタンが全部に押された状態でないと、ラインが動いて次の車体がこないという徹底ぶり。ここに至るまでカイゼンを重ねてきたようです。

私のミス防止も、決済口座から出金できるという根本を解消しないといけません。決済口座へ入金するときは、キャッシュカードではなく、通帳を使うようにやり方を変更しようかな。

シクジリ脳のカバーのために、終わりなきカイゼンは続きます。