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新幹線のチケットを割引価格でお得に買えるJR東海エクスプレスカードを作成してみた。

これまでの仕事はずっとデスクに座ってどこにも行けない仕事だったのですが、職場が変わってからは出張が急増。

下手すると多いときは週に2、3回新幹線に乗ることになり、腰が痛くなる毎日です。

そんな環境変化もあって、新幹線の利用が安く便利になる目的でクレジットカードを新たに作成することにしました。

それにしても、相当な交通費を使っている今の仕事。多額の交通費が給料として入ってくれば、収入が全然違うのになぁ。カラ出張をやる人の心境が少しわかった気がします。

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エキスプレスカードならぬ、エクスプレス(特急)カード

さて、今回作成したカードは、JR東海エクスプレスカード

エキスプレスカードでははなく、エクスプレスカード。アメリカンエキスプレスカードのパチもんみたい名前のカードですが、JR東海が元締になって出しているクレジットカードです。

クレジットカードといえば、いつも参考にしている「クレジットカードの読み物」id:cardmics)さんのところですが、こちらにも載っていないので、マイナーどころなクレジットカードなんでしょうね。

news.cardmics.com

このクレジットカード、東海道・山陽新幹線の予約サービスが特徴のクレジットカードです。

クレジットカードで新幹線を安く乗るエクスプレス予約サービスを利用するには、JR東海のエクスプレスカード、JR西日本が出しているJ-WESTカード、JR東日本のモバイルSUICAサービスのほぼ3択。JRで独占しちゃっているようです。

エクスプレス予約を使って新幹線をお得に乗ろう~JR東海エクスプレスカードのメリットとデメリット

JR東海エクスプレスカードのメリットは下記のとおりです。

1)新幹線のチケットが安く買える

東海道・山陽新幹線のチケットが、通常料金よりも割安で購入できます。

東京-新大阪間の通常料金は14,450円ですが、これが13,370円となり1,080円安くなります。

後述の年会費が1,080円だから、1回乗ればペイできる!

ただ冷静に考えると、この割引水準はチケットショップで回数券を購入するのと変わりません。

ただ、回数券を手配する手間がかからないのと繁忙期も割引価格で購入できるところが違いますね。

ちなみに、ケチなうちの会社はこの割引価格ベースでしか交通費がでないので、割引で得するというより、使わないと足が出る状況…

なお、事前の予約で早朝昼間の乗車なら、東京-新大阪を11,000円で購入できるサービスもあります。

2)ICカードでタッチアンドゴーで乗降車できる

SUICAのように改札機にICカードをかざすだけで、乗降車できるようになります。

いつもギリギリのタイムスケジュールで余裕がない私には、券売機の時間節約もうれしいところ。

JR東日本のモバイルSUICAにサービスを付帯すれば、新幹線で携帯を使ってスマートにできるようなのですが、私の携帯は対応していないのでICカード一択です。

3)パソコンやスマホを使って車両や座席の指定ができる

新幹線の車両の長さはN700系で約400mもあります。1号車に乗るのと16号車に乗るのとでは、導線がずいぶん違います。

座席をピンポイントで指定できるので「16号車の一番後ろに座って、東京の日本橋口から出よう」なんていうような活用をしています。

これは地味に役に立っています。

4)新幹線乗車前の車両・時間・座席の変更が何度でもできる

出張先での会議が伸びて「こりゃ、予約していた新幹線に間に合いそうもないなぁ。」というようなときに、スマホを出して予約の取り直し。

出張日程・時間が変わる際に、手数料不要で何度でも予約の変更・取り直しができるシステムは私にとって必需品。

なお、発車してしまったら予約の変更は不可ですが、東京で乗り遅れた場合にも、品川駅到着までだったら変更が間に合うという話もあるようです。

5)ポイントサービスでグリーン車に乗車

これはJR東海エクスプレスカードならではのポイントサービスで、新幹線に乗車するたびに貯まるポイントで、普通車指定席の値段あでグリーン車を利用できるサービスです。

帰省ラッシュの際や連休前の金曜日など「うわ、21時まで新幹線ないぞ!」、と普通席自体の確保が困難になる場合がありますが、そんな際にグリーン車を活用できそうです。

⇒このポイントプログラムが不要なら、JR西日本のJ-WESTカードやプラスEXサービスを利用する選択も

JR東海エクスプレスカードのデメリット

1)年会費がかかる

チケットを割安に購入するエクスプレス予約の使用料として、1,080円の年会費を取られます。大したことないとはいえ、無料のクレジットカードが多いなか、無駄な出費は抑えたい所。

割引で予約できるエクスプレス予約を使用する対価ということで、JR西日本のJ-WESTカードやプラスEXサービスでもサービスを利用する限りは年会費は回避不能です。

モバイルSUICAの場合も、通常のコストに加えてエクスプレス予約用の1,080円が上乗せされます。

まぁ、多少乗車すればばペイできる金額ですが、新幹線に乗らない人は意味がないですね。

2)カードが増える

クレジットカードが増えるだけでも面倒なのですが、JR東海エクスプレスカードの場合、2枚増えます。

通常のクレジットカードのほかに、新幹線乗車専用のEX-ICカードが増えてしまいます。法人用が青色、個人用は白色です。

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なお、ネットで購入して乗車するだけであれば、クレジットカード本体は不要でEX-ICカードのみあればよいです。

一方で、券売機を使って割引料金で購入する際は、クレジットカード本体が必要になります。

3)マイルやクレジットカード会社のポイントがつかない

陸マイラーの人にはこれは大事ですね。

2017年9月から手持ちのクレジットカードを活用できるプラスEXサービスも拡充され、年会費1,080円を払えば、ほぼ同等の割引水準にはなるようです。

前述5のポイントプログラムが不要な人には、プラスEXサービスの方がいいかもしれませんね。

4)在来線の料金が発生する

通常のチケットであれば、「東京都区内」「大阪市内」など、到着後の在来線が利用できますが、エクスプレス予約でとったチケットは新幹線の駅まで

JRの在来線を合せて利用する人は、在来線料金が追加で発生するから要注意です。


カードの名前はエクスプレス(特急)のくせに、到着は遅いぞ。

さて、このエクスプレスカード、ネットで申し込みをしたのですが、到着には10日ほどかかりました。

一番の理由は、「本人限定受取郵便」のせい。
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厳格というより面倒な本人限定受取郵便

カードの申し込みから1週間ほど経って、家の前にいると、郵便配達員がちょうどわが家に配達にくるところでした。

お、そろそろカードがきたかな?と思って郵便物を受け取ると「本人限定受取郵便物到着のお知らせ」です。

内容を読むと「本人限定受取郵便があるから、郵便局に取りにくるか配達手配に郵便局に連絡しろ」とのこと。

あのー、その場に本人がいるんだから、通知書じゃなくて、本物を手渡してほしいんですけど。

しかたなく郵便局に電話すると、本人確認のためということで、住所や生年月日から、免許証番号に至るまで電話口で詳細に尋ねられました。

いまどき個人情報こんなに提供して集めて大丈夫かなぁ。厳格な本人確認のためには仕方ないのかな?

そして、後日配達員が持ってきて、本人確認資料としっかり確認しての受け渡しです。かなり厳格です。


でも、あとあと調べると、本人確認資料は免許証である必要なし。パスポートから猟銃所持許可証まで、かなりの種類の本人確認資料が容認されているようです。

私の場合、20年前に取得して更新不要な電気工事士の紙のペラペラ免状でもいいようです。

もはや20年前の姿を留めていないので、写真では絶対本人確認できないと思うけど・・・。

いろいろな証明書が使えるということは、配達員が証明書見て真偽の判定するのは難しいだろうから偽造で通すのも簡単だろうなぁ。証明書をコピーをするでもなく、厳しいようでザルな臭いもちょっとします。

カード会社のゆるい在籍確認?

こうして郵便局に集めた個人情報、クレジットカード会社が使うのかと思っていましたが、クレジットカード会社には行かないようです。

郵便局が個人情報確認しているのに、支払不能リスクを負うカード会社は情報が必要ないのかなと気になってしまいました。

カードを申し込んだ後は、カード会社から一度だけ電話がありました。いわゆる在籍確認ですが、会社のではなく私の携帯に。


「お忙しいところ、失礼いたします。私ども、高齢化社の到来における資産形成のアドバイザーをやっておりまして・・・。」
マンション投資の勧誘かよ!タイミングよくかけてくるなぁ。



「お忙しいところ、失礼いたします。申し込みに関して質問がございます。お勤め先の連絡先に、携帯電話と思われる番号をご記入されていますが、在籍確認をするのに固定電話はごさいませんか?」

「代表電話で取り次げは内線でデスクに回すことができますが、会社の代表番号を申し上げましょうか?」

「いや、それなら結構です。固定電話はないということにしておきます。」

え?在籍確認しなくていいの?固定電話がない会社って…。それでいいのかな。かなりゆるい在籍確認でした。

カードは増えるけど、新幹線は便利でお得に乗れる

飛行機と違って地域独占の新幹線は、割引メニューが限られています。

新幹線に乗車する機会が多い方は、JR東海エクスプレスカードも選択肢の1つとしてあってもいいかもしれません。


こうしてなんだかんだ枚数が増えていくクレジットカード。

新たなカードが増えていくうえに、利用しているカードは経過で枠が広がっていきます。全部のクレジットカードのショッピング枠を合計すると、もはや1,000万円を超えるんじゃないかという勢いです。

枠だけあっても、使える金が増えるわけではないので全くもって意味がない・・・。

いつか何かやらかして夜逃げするときは、ショッピング枠全部使い倒して高飛びできるかな?

expy.jp