「車でテレビなんて必要なし。ドライブのときは楽しく話していればいい」と思っていた私も、いざリアモニターつけてみると、家族で遠出をするときは、ビデオ作品が必須となってしまっている今日この頃。
遠出にはすぐ退屈してしまう子供も、テレビさえ見せておけば大人しく乗っていられる、ドライバーとしてはこれはかなり大きいです。
リアモニターでビデオを見るのが常態化してくると次はコンテンツの問題。車に乗っている時間は意外に長いもので、買ってきたDVDもあっという間に観てしまい、何度かで飽きてしまいます。
DVDをレンタルしてくるか、録画したテレビ番組をDVDーRへのダビングするわけですが・・・。
DVDレンタルはコンテンツという意味では申し分ないのですが、金がかかるのと返却しないといけないのがネック。
HDDレコーダーからのダビングは、コストがかからないのがいいところですが、手間がかかる。最初はCMをカットしたりしていましたが、近頃ではDVDを作るの自体が面倒になってきました。
そんなこんなで、わが家が行き着いた先はAmazonのPrime Video。
コンテツの量的には十分。何より、プライム会員の会費を払っているんだからできるだけ使い倒して元をとりたいという貧乏性根性です。
というわけで、「外でも見れるよ」以上の情報はないのですが、ネットでは「出先で外部出力してプライムビデオを見ることはできない」との偽情報が多いので、備忘として残しておきたいと思います。
ちなみに、動画サービスはプライムビデオ以外にもありますが、同じ方式で完全オフラインで見れる動画サービスは、私の知る限りPrime VideoとDTVです。
- プライムビデオ 完全オフラインで再生可能
- DTV 完全オフラインで再生可能
- U-NEXT HDMI出力はできるが、再生の都度通信が必要(完全オフラインは不可)
- Fulu HDMI出力が不可
Amazon Prime videoを車のモニターにつないで車載ビデオとして使おう
下記の材料を準備します。
- HDMI端子付きのモニター
- HDMI変換アダプタ(iPhoneならApple純正を強く推奨)
- 電源ケーブル(USB端子、やシガーソケット)
- HDMIケーブル
HDMI付きモニタの準備
まず何よりも必要なのは、HDMI端子のついたモニタ。これがないとはじまりません。
最近の車載テレビには、かなりの確率でHDMI端子がついているようです。ナビなどによっては端子を出さないといけないものもあるようです。
HDMI変換アダプタの準備
スマホからHDMIの映像・音声を出力させるケーブルです。
Amazonなどのネットショップを探せば様々な値段のものがありますが、この変換アダプタがキモ。
どうやら「PrimeビデオがHDMI出力して見れない」という方の多くが、メーカーの怪しい安物の変換アダプタを使用しているようです。
そのため、iPhoneであれば、純正品のApple Lightning Digital AVアダプタを使うことを強くお勧めします。
Apple Lightning - Digital AVアダプタ
- 発売日: 2015/04/16
- メディア: Personal Computers
ただ、Apple Lightning Digital AVアダプタは、5千円超の価格でとにかく高い!正直ぼったくりじゃないかという値段です。
一方で純正品でなければ千円くらいで買える。この価格差はリスクを冒す価値はあるのではないか、というレベルの価格差。(私も最初はチャレンジしました)
しかしながら、HDMIは著作権制御をしているせいか、サードパーティ製ではPrime Videoの出力に使えない場合も多く、仮に使えた場合でもOSをバージョンアップした瞬間に使えなくなる場合もあるようです。(私はこうして失敗しました。)
安物買いの銭失いのリスクもいとわない方は、サードパーティ製のものにチャレンジしてもよいかと思います。
HDMI変換アダプタ用の電源ケーブルの準備
変換アダプタを動作させるには、基本的に電源が必要です。iPhoneであれば、lightning端子対応の電源ケーブルですね。
車で見る場合には、車載電源としてUSBやシガーソケットからの電源供給となります。
USBも車載する車も増えてきましたが、シガーソケットの方が主流でしょうか。個人的にはUSB給電する電子タバコも増えてきたので、シガーソケットよりもUSBを付けてほしいところです。
ただ、シガーソケット電源ケーブルも、以前は高かったですが最近ではかなり安くなりました。私は下記のものを500円以下で購入することができました。(こいつはケーブルがネジネシの分、短いので要注意)
[asin:B00HFEJM62:detail]
スマホアプリの導入(無料)
ネットにつながずオフラインで視聴するにはスマホアプリが必要です。
スマホ版のアプリ版には、ダウンロード機能というものがあり、これがオフラインでの視聴を可能にしています。
自宅など、ネット環境のある場所で見たいビデオをダウンロードしておけば、オフライン環境で視聴することができます。
https://itunes.apple.com/jp/app/amazon%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0-%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA/id777564327?mt=8&uo=4&at=1000lJD6
なお、スマホを使わずに、FireTV Stickでできないかと考える方もいるかもしれません。残念ながら、FIRE TV Stickは、ダウンロード機能がないためオフラインで使用できないんですよね。
接続と活用方法
材料を準備すれば、あとはアダプタと電源とケーブルをつなぐだけ。これだけで見ることができます。画面の同期がうまくいかない場合は、HDMI変換アダプタをさしなおしすると、うまくいくかと思います。
据え置き型テレビのHDMI端子は当たり前、スマホは携帯しているとすると、変換アダプタとケーブルさえ持参すれば、例えば出張先のホテルのテレビで視聴するなども可能。なかなか使える利用方法です。
自宅のテレビでももちろん利用できますので、リモコン機能などの不便はありますが、実質的にFire TV Stickは不要になってしまうかもしれませんね。
ちなみに、オフラインの環境で使用する際には、アプリの設定で「モバイルデータ通信」をオフにしておくことをおすすめします。
私は一度モバイルデータ通信をオフにせずに使用して、携帯のパケットでビデオを視聴。あっという間に契約パケットが枯渇し、その月はずっと低速生活になってしまいました・・・。