親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

朝起きたら忘れ物した中学生になっていた?そして本当の忘れ物は・・・。

私は残業を極力やらない主義。就業時間が終了したら、なるべく早く会社からでるよう心がけています。

上司がまだ残っていると、ちょっとは気がとがめますが、そんなことを気にしていたら早く帰れません。基本的にはお構い無しです。

結局会社にいることで、余計な仕事を頼まれてしまったり、「時間後も会社に残っている人間」という前提でスケジュールが組まれてしまったりするんですよね。

周囲に「あいつは時間後は会社にいない人間」という印象を与えておけば、残業を前提とした仕事は少なくなります。

その日も、定時で退社し、電車に乗るところでしたが・・・。

「財布がない!」

どうやら会社に財布を忘れたようです。ビルを一歩出ると、会社の話は忘れるようしていますが、その忘却した会社を思い出すことに。

「あ、ラッキー、ちょうどよかった。ちょっとこのプロジェクトの話を教えて欲しいんだけど・・・」
 
案の定、財布を取りにきたところを、残業中の同僚に捕獲され追加の業務。忘れ物せいで残業をする羽目に。私の忘れっぽい性格は、ちょいちょい足を引っ張ってくれます。


さて、忘れ物といえば、先日も書きましたが私は子供の頃から忘れ物大王でした。
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忘れ物をしない普通の人に言わせれば、
「何度も忘れ物をして反省していない。悪いと思っていないから何度も忘れ物するんだ。」
「そもそも、忘れ物をしたくないという意識があれば、ちゃんと準備やチェックをするはずだ。」
と何度も言われたことか。
一応その時々では反省しているんですよね。だけど忘れてしまう・・・。


その証拠ではないですが、大人になってもトラウマのように何度も見る忘れ物の夢があります。

それは、中学校での「体操服を忘れる話」です。

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「しまった!忘れた!」教科書や美術の道具など、授業に必要なものを忘れてしまったら、その瞬間から他のクラスの生徒に借りる調達ミッションがスタートします。

当該授業がはじまるまでに相手をみつけて忘れものを借りる、これはこれでなかなか大変な作業。そして調達物品のなかで、体操服は難易度Sクラスでした。

第一に、身長などのサイズが合う相手ではないと借りることができない。第二に、身につけて汚れるものだから、貸したがらない人が多い(そりゃ当然ですね)。

客観的にみれば「調達に苦労をするくらいなら、準備やチェックのひと手間かけろよ」というわけですが、それがなかなかできないんですよね。
 
「体操服を忘れた!」は子供の頃の私にとって最大のピンチ。忘れ物からの調達ミッション失敗が、ある意味トラウマになっていたわけです。

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その日も、目を覚ますと気がつきました。

「体操服を忘れた!」

目を覚ました時点で忘れ物をしているなんてありえないのに、この時点で突っ込みどころ満載ですが、まだ半分夢の中なので寝ぼけています。
 
「やばい、どうしよう・・・。えっと、体操服は誰から借りればいいかな。う~ん、友達が思い浮かばないなぁ。時間割はどうだっけ?」
考えているうちに、自分が中学生でないということに気が付きます。

「待てよ・・・。中学校はとっくに卒業したじゃないか。卒業式を忘れたのか?高校じゃ体操服じゃなくてジャージだぞ、ジャージ。あれ?俺はまさかジャージ忘れた?」
どうやら中学生から高校生になったようです。

「・・・おいおい、高校は卒業しただろう。もう大学に体育とかいう授業なんてないぞ。忘れたのはもしかして必須講義の予定じゃないのか? 」
大学生になりました。 

「ちょっと待て、いつまで学生気分なんだ。お前はとっくに社会人だぞ。忘れたのはどうせ、支払伝票の処理とかじゃないか?相手先に迷惑かかっているんじゃないか?手遅れになる前に、何を忘れたのかちゃんと思い出せ。」
 

そして、めでたく社会人になります。


「あれ?伝票処理なんてやっていたのはいつの時代だ??ずいぶん昔じゃなかったか・・・。」

頭が夢から覚醒していくなかで、ついに忘れ物が何かを思いだします。

忘れていたのは物ではなく「自分はもう若くないという事実」

自分が体操服を忘れた中学生ではなく、いい歳したおっさんだということをついに思い出し、ようやく目を覚ましました。忘れ物はなかったけれどけれど、ちょっぴり悲しい寝起きとなりました。