デザインあ展を見にお台場へ
カバワニ(id:hipopocroco)さんの記事を読み「これは行くしかない!」と決めた「デザインあ展 in TOKYO」。
私自身はデザインセンスのカケラもない人間ですが、わが子には感性を磨いてほしいという思いもこめて、一路お台場へ。
会場は日本科学未来館。ゆりかもめの「船の科学館駅」から徒歩5分です。
夏休みの週末ということで一番混み合う時期でしたが、首都圏在住ではないのでぷらっと立ち寄るわけにもいかず、混雑もやむなし。
当日の行程
- 開演とともに会場入り、午前中いっぱい滞在
- 昼食を7Fのレストランで
- 午後は日本科学未来館の常設展を観覧
- 夕方から「デザインあ展」に再入場(再入場は自由)
10時の開場より前に到着しましたが、すでにチケット売り場には列ができていました。事前購入をしておいてよかった。
デザインあ展の様子
デザインあ展は「観察の部屋」「体感の部屋」「観念の部屋」の3つのフロアに分かれており、遊べる体験コーナーを含めた様々な展示物がありました。
観察の部屋
調理されていく玉子の過程をビジュアル化させた「卵の変身」
男女が徐々に抽象化されていく「抽象度のオブジェ」
うちの子が一番好きだったのは、「マヨネーズを出す」など、テーブルになったディスプレイに映し出される手の動作から、何をやっているかを当てる「あの手 この手」
デッサンあ
番組の人気コーナー「デッサンあ」の体験するコーナーです。みんなで描いたデッサンが即時スキャンされ、壁面に映写されるとともに、ウェブサイトに掲載されます。
うちの子は、テレビと同じことが体験できるということで大興奮。結局角度を変え、この日3回もデッサンをすることになりました。
今回は「信号機」がデッサンのテーマ。
ちなみに信号機のデッサンでは、青黄赤のランプが付いている方のイーゼルが人気。早く描きたい人は、信号機の裏側のイーゼルがいいかもしれません。
信号機の裏側なんて、なかなか見れないですしね。
体感の部屋
体育館のような広い部屋の床に座ってテレビでおなじみの映像を鑑賞します。「『あ』のテーマ」「解散!」「森羅万象」など、番組オリジナルソングと映像が360度スクリーンで展開される「デザインあ」のシーンは圧巻です。
かなり人数が入るスペースですので、混み合ってきたときや、たちっぱなしで疲れてきたときに入るといいかもしれません。
概念の部屋
概念の部屋では、「くうかん」「じかん」「しくみ」がテーマ。
トイレを長くしてみる「ト~~~イレ」など、身近なものの空間や時間・仕組みが変わった面白い世界が現れます。
いろいろな仕組みを回転寿し風にしてみるとヘンテコなものになる「仕組み寿司」
うちの子は「歯車になる」というのがお気に入りでした。2人でやれば、お互いで歯車をかみ合わせるあそびもできます。
これから行く方への参考情報
開演直後か、閉園ギリギリが比較的空いているかも。
開演すぐに入ろうと9:50くらいには到着したのですが、混雑時期だったのもあってか、開演時間より前から中に入ることができました。
ちなみに当日は入場制限がかかっており、整理券制。遅くに行った場合は、すぐに入れない場合があるかもしれません。
観察の部屋で一番人気の「梅干しの気持ち」は、入ったらもう20分待ち。「だんだん空いてくるかな」と思ったのですが、それがまずかった。
以降は待ち時間が増加する一方。最高65分待ちに。ディズニーランドのアトラクションばりです。
結局開演以降人の数は途切れることなく、11:00以降は人だらけの状態が続いていました。
16:00頃に再入場した際も混雑はあい変わらずでしたが、17:00を超えてくると、新たにくる人がいないせいか人口密度は下がってきました。この日は20:00が閉館です。
通常は17:00閉館なので閉館時間を狙って入場するのは現実的でないので、混雑時期もやはりスタートダッシュが大事ですね。とくに並びがでる体験ものは早いほどいいかも。
体験ゾーンでは子供の後ろに並べ
「デッサンあ」のコーナーでうちの子供が描いている横のイーゼルでは、「きっと美術部なんだろうな」という立ち振るまいの女性が、鉛筆を立てて構図を確認しながら気合を入れて描いていました。
「そろそろ完成したかな?」と思ったら微修正。それを何度も繰り返し、その女性のデッサンはようやく完成しましたが、その間、他のイーゼルは3つくらい人が入れ替わり。
ものすごい傑作でしたが、彼女の後ろでずっと並んで待っていた親子はもとより、その女性のツレも「やっと終わったか。いいかげんにしてくれよ。」という感じでストレス全開の様子でした。
「デッサンあ」や「もんどころ」をはじめ、体験コーナーはちゃんとした時間制でないものばかりなので、並んだ場所によっては回転が悪い列があるので要注意。2人以上で行くなら2つの列に同時に並んで早い列に行くなどの工夫が必要かも。
観察していると、大人と比べて子供は途中で飽きたり親が手伝ったりするので、比較的早く終わる傾向にあるようです。子供の後ろに並ぶのががおすすめです。
最後にショップがあって、会場をでると番組の「みんなの『あ』」のような 「みらいの『あ』」コーナー。その場でイラストを描いて投稿でき、優秀作は展示されます。
【企画展「デザインあ展 in TOKYO」オリジナルコンテンツ その1:みらいの「あ」】
— 日本科学未来館 (@miraikan) 2018年8月10日
“みらい”ってどんな世界?あなたが考える“みらい”のイメージを「あ」を使って描いてよう!#未来館 #デザインあ展 pic.twitter.com/oaVipg0GO4
これも娘は夢中になって描いていました。
最後は一応ボードゲームにからめて…。
うちの子もいろいろ作って楽しんでいた「観察の部屋」にあった「マークをつくる」。
透明のスライドを重ねてオリジナルマークをつくるコーナーです。
これはピクトグラムを作っていくボードゲーム「ピクテル」そのもの。見ているうちにピクテルが遊びたくなってきました。
当初はお台場のほかの施設にも行く予定だったのですが、「デザインあ展」が予想以上に盛り上がり、日本科学未来館で丸1日すごしてしまいました。
今回展示物をいくつかピックアップしてみましたが、魅力的な展示は全部で39点。10月18日まで開催されていますので、興味がある方はぜひ行ってみてください。