食物連鎖がテーマのカードゲーム「たべちゃうぞ(All You Can Eat)」です。
獲物を捕食して食物連鎖で勝ち残れ!
テーマと目的
鳥はミミズを狙い、猫は鳥を狙っています。猫を狙う犬を狙う食物連鎖の頂点はノミ!
ミミズ→鳥→猫→犬→ノミの強弱を考えてカードをだし、うまく獲物をゲットしましょう。
内容物
小箱サイズの箱にはカードが55枚。
9枚セットの各色のカードが6組と、スタートプレイヤーを示すトップドックカード1枚で構成されます。
カードは色ごとにセットになっており、それぞれ以下の種類のカードで構成されています。
- ミミズ 3枚
- 鳥 2枚
- 猫 2枚
- 犬 1枚
- ノミ 1枚
準備
プレイヤーが各色のカードセットを1つずつ受け取って手札とし、準備完了です。
お約束のスタートプレイヤーは「最近ノミに噛まれたプレイヤー」。いるのかな?
たべちゃうぞのルールとゲームの流れ
カードをいっせいに出して勝負していき、捕食できた動物カードの得点を競います。
ゲームは手札からカードを1枚ずつ場に出して勝負していき、カード枚数の9ラウンドを繰り返して進行します。
ラウンド開始で手札から1枚カードを選んで、せーので裏向きに出し、次に表側を向けます。
カードが出そろったら、トップドックカードをもつプレイヤーから時計周りで、捕食のチェックをします。
- 鳥カードをだしたプレイヤーは、場のミミズカードを自分のカードの下に入れる
- 猫カードを出したプレイヤーが、場の鳥カード(ミミズを捕食していればそのカードも含めたセット)を自分のカードの下に入れる
- 犬カードが猫カードに対して同様に
- ノミカードが犬カードに対して同様に
猫カードでライバルの鳥を捕食しても、犬カードが出ていたらその後の犬カードの処理で捕食されてしまいます。
一方で、単に強いカードを出せばよいわけではなく、例えば犬カードを出したプレイヤーは、捕食相手の猫カードが出ていなければ鳥やミミズがいくらいても意味がありません。
判定が終わり、最終的に捕食者の頂点となったプレイヤーは、獲得したカードのセットを自分の手元におき、得点とします。
そのラウンドで捕食されなかったカードは場に残り、次のラウンドに引き継がれます。例えば、ミミズが出ていて鳥がでていなければ、ミミズは次のラウンドに生き残ることとなります。
勝敗
手札がなくなる9ラウンドでゲーム終了です。獲得したカードにある星の数を得点として記録します。
トップドックカードを左隣のプレイヤーに渡してスタートプレイヤーを交代し、全員がスタートプレイヤーをやるまでゲームを繰り返し、獲得得点を競います。
食うか食われるかの心理戦が白熱
最初はじゃんけんのような出たとこ勝負ですが、ラウンドが進行してカードが出てくると心理戦が盛り上がってきます。
「場にはミミズが2枚、さて何をだすべきか」
鳥を出せばミミズを捕食しにいくか。でも、他のプレイヤーの鳥を狙って猫をだすか。さらにその猫を狙って犬を出すか…。裏の裏を考えての思惑が交錯。フタを開けてみるとみんな猫で誰も捕食できずなんてことも。
最強のカードはノミですが、捕食相手の犬はカードセットに1枚ずつしかいないので、意外と使いどころは難しいです。
バッティングゲームの名作ハゲタカのえじきにプレイ感は似ているかも。読みが当たってうれしい、外してがっかりの悲喜こもごもです。
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うちでは家族で遊ぶのでなかなか難しいですが、食物連鎖がダイナミックになる5人くらいで遊ぶのが盛り上がるのではないかと思います。
カード同時出しなのでダウンタイム(他のプレイヤーの手番の手待ち時間)もなくラウンドはサクサク進みます。お手軽に楽しめる心理戦カードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
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年齢 | 7歳以上 | |
時間 | 15分 | |
人数 | 3-6人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
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ルールの易しさ | ★★★★☆ | 比較的簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆☆☆☆☆ | 大人も子供も |
2人でも楽しい | ☆☆☆☆☆ | 3人以上 |
総合評価 | ★★★☆☆ | 気軽な心理戦 |