本日はチキンレースの要素もあるネズミが主人公のカードゲーム「チーズがいっぱい!(Alles Käse!)」です。
ワナにかからないようおいしいチーズを集めよう
テーマと目的
ねずみとなって、おいしいチーズをたくさん集めましょう。
ただ、穴がたくさんある高級チーズほど、ネズミ捕りのワナが仕掛けられている可能性が高いです。
コツコツいくか、冒険するか。リスク管理と度胸が試されるゲームです。
内容物
小箱の中にはチーズを模した黄色のサイコロとカードが入っています
カードが36枚あります。片面には1個から6個までチーズの穴が描いてあります。一方の面にはチーズまたはネズミ捕りになっています。
ちなみに、私の購入したゲームにはなぜかルールブックが3冊も入っていました。
準備
カードをシャッフルし、チーズの穴の面を上にして6枚を場札として並べ、残りを山札とすれば準備完了です。
一番年少者がスタートプレイヤーです。
チーズがいっぱいのルールとゲームの流れ
ネズミ捕りにかからないように、穴がたくさん開いたチーズを集めることが目的です。
ルールについては、身も蓋もないですが、公式動画を見るのが一番わかりやすいと思います。
www.youtube.com
時計回りに順番で進行する手番では、まずサイコロをふります。
サイコロの出た目と、場札に同じ数の穴が開いたチーズカード(複数あれば1枚)を選び、
- カードを受け取る
- カードを捨てる
のいずれかのアクションを実行します。アクション実行後は山札から場にカードを補充します。
カードを獲得した場合には、即座に公開して手元に並べます。
チーズだったらおめでとう!得点です。
ネズミ捕りだったら残念。得点になりません。
出目と一致する場札がなかった場合には、場札の1枚をえらびこっそりカードの裏を確認することができます。
勝敗
誰かが3つ目のネズミ捕りのカードを引いてしまったら、そのプレイヤーの脱落でゲーム終了となります。
残ったプレイヤーは獲得したチーズカードの穴を合計し、チーズの穴の数が一番多い人が勝者です。
チャレンジするか眺めるかのチキンレース
数字が大きいカードほどネズミ捕りの可能性が高いので、ハイリスクハイリターンをチャレンジするか、ローリスクローリターンで堅実にいくかが悩みどころです。
ワナかチーズかは完全に運ですが、事前にカードを見ておけば安全な選択をすることができます。ただ、一度見たカードと同じ出目を出すのは難しいですけどね。
ネズミ取りが2枚くらい出てしまうと、なかなか冒険はできません。5や6が出るとめくらず降りて、他のプレイヤーの脱落を狙うのがいいかもしれません。
ただ、全員の脱落は期待できないので、チーズ獲得で劣勢だとチャレンジしないといけない場合も。終盤はチキンレースが白熱します。
カード引き運の要素が強く考え所があまりないため、大人にはあっさりしすぎてあまり面白みがないかもしれません。
一方でわが家の子供たちにはなかなか人気。ネズミになってチーズを集めるテーマ性。そして、こっそりとカードの中身を見ることができるシステムがいいみたい。
「ふむふむ」「そういうことかぁ」と、わざとらしく振る舞って自分だけが知っている優越感を楽しんでいます。
考えどころがほしい人にはものたりないですが、子供と一緒に気楽に楽しめるファミリーゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 6歳以上 | 4歳児くらいでも |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-6人 | 2人はおすすめできません |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★☆☆☆☆ | 子供向け |
2人でも楽しい | ★☆☆☆☆ | 3人、できれば4人 |
総合評価 | ★★★☆☆ | 気楽なファミリーゲーム |