新型コロナウイルスの世界的な流行による在宅支援ということで、印刷して遊べるPNP(プリントアンドプレイ)版ボードゲームを提供している会社が最近増えてきています。
そんなPNP版ボードゲームのひとつ、「バンディド:コロナウイルスバージョン(BANDIDO:COVID-19)」です。
バンディドはみんなでカードを並べていく協力型カードゲームの著名作。これが無料で楽しめるというのだから遊ばないわけにはいきません。
遊ぶには、以下のURLからPDFファイルをダウンロードして印刷します。
残念ながら解説は全て英語ですので、本記事などを参照して遊んでみてください。
新型コロナウイルスをみんなで封じ込めよう
内容物の準備
PDFファイルをダウンロードしたら、A4両面で印刷します。カードにするので、できれば厚手の紙がおすすめです。
印刷した紙にはミシン目が入っていますので、切り離してカードにします。不器用な私には結構骨の折れる作業です。
カードは全部で35枚。34枚の経路カードと1枚のコロナウイルスカードです。
準備
テーブルの中央にコロナウイルスカードを置きます。
経路カードはシャッフルしてプレイヤーに3枚ずつ配り、残りは山札にします。
一番歳下の人がスタートプレイヤーです。
バンディドのルールとゲームの流れ
順番にカードを出していき、ウイルスの行き場をなくして封じ込めることが目的です。
手番では手札から場にカードを1枚だし、山札からカードを補充します。
カードを出す際は、すでに場に出ているカードと、経路が途切れなくつながるように出す必要があります。
カードのなかには、袋小路となっているカードがあり、これを活用して行き止まりにしながらウイルス拡散を防いでいくことになります。
ちなみに袋小路のカードには、みんなが実行できる感染防止策がアイコンで示されています(日本語部分は私が上から追記しました)。
勝敗
ウイルスから伸びる経路を全て行き止まりにすることができれば、ウイルスの封じ込め成功となりみんなの勝利です。
一方で、封じ込め前にカードがなくなると負けです。
テーマとゲームがマッチ
元のバンディドは逃亡する無法者を防ぐゲームで、これを今回ウイルスの拡散防止にテーマを変えています。でも、むしろこちらのテーマの方が合っているかも。
カードを単に繋げるだけでもゲームは進行しますが、収束させることを意識しないと経路は広がる一方で、あっという間に収拾がつかない状態となってしまいます。
「ここのところは私が封じ込めるから!」と、手持ちカードを持ち寄ってみんなで協力することが大事です。
カード枚数は35枚ということで、本家バンディドに比べると約半分。PNP版が楽しめて、より複雑なゲームとして遊びたい人は市販されてちる本家を購入するといいと思います。
出版元のHelvetiq社による無償提供の目的は以下の通りです。
- あなたとあなたの愛する人とが楽しい時間を過ごせるように、ゲームを提供したい。
- 協力して正しい行動をとることで、ウイルスを取り除くことができることを、子供に教え大人に再認識させたい。
毒々しいカラーリングは子供に決してフレンドリーではありませんが、ルールはシンプルで小さい子でも子供も楽しめます。
ベースは名作BANDIDO。テーマとゲーム内容がマッチしていて、遊びながら感染対策を学べ、しかも無料。出掛けられず時間を持て余すこのGWに、家でハサミで工作しながら家族とぜひ遊んでほしいカードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 6歳以上 | つなげるだけなら3歳くらいでも |
時間 | 15分 | |
人数 | 1-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も子どもも |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人でも楽しめます |
総合評価 | ★★★★☆ |