幻想的なアートワークが特徴的な、記憶と推理と駆け引きが楽しめるカードゲーム「カーボ(CABO)」です。
カードの数字を一番小さくしよう。
ゲームの概要と目的
カーボは、自分の4枚のカードの数値の合計を低くすることを競うカードゲームです。カードを交換しながら、一番小さい数字を目指しましょう。
内容物
とてもコンパクトな箱にはカードのみ。キャラメル型の箱は、耐久性がイマイチなので個人的には好きではありませんが…。
カードには、0から13の数字が記載されていて全部で52枚。14種類のカードには、幻想的なデザインの絵柄です。
準備
カードをシャッフルし4枚ずつ配ります。配られたカードは、裏向きにして自分の前に並べます。残りのカードは裏向きに山札とし、最初の1枚をめくって公開し捨て札置き場を作ります。
さらに、自分のカードのうちから2枚を選び、秘密裏に中身を確認します。適当にスタートプレイヤーを決めれば準備完了です。
カーボのルールとゲームの流れ
カードを引いて自分のものと交換していきながら、カードの数字の合計を一番小さくすることを目指します。
スタートプレイヤーから時計まわりに進行し、手番では「カードを引く」か「カーボを宣言する」かのいずれかを実施します。
カードを引く
山札または捨て札の一番上のカードを1枚ひき、他のプレイヤーに見えないように中身を確認します。
そのうえで、自分の場札のいずれかと交換し、元あったカードを捨てます。引いたカードが不要なら、交換せずにそのまま捨て札置き場に捨てることもできます。
さらに、山札からカードを引いた際に、Spy Sneak Swapの文字が描かれた特殊カードである場合は、カードを捨てて特殊効果を適用することができます。
- Peek(のぞき見):自分のカードを1枚覗き見ることができる。
- Spy(スパイ):他人のカードを1枚覗き見ることができます。
- Swap(交換):自分のカードを1枚と他人のカード1枚を交換することができる。
「カーボ」を宣言する
自分のカードの数字の合計が一番小さいと思ったら手番で「カーボ」と宣言します。
カーボが宣言されたら、宣言したプレイヤー以外のプレイヤーが1回ずつ手番を行いゲームは終了となります。
勝敗
カーボ宣言後の手番が終了したら、カードをオープンにして合計数を比較します。一番合計がが低かったプレイヤーが勝者です。
なお、複数回遊ぶ場合には、「カーボ」を宣言して負けてしまったプレイヤーにペナルティの5点を加えたうえ、累積点数を競います。
記憶と推理と駆け引きと。テンポよいカードゲーム。
自分のカードも相手のカードも基本は裏向き。
カードの数字が何なのかについての情報は限定されており、そんななかで数字を推測しながらゲームを進めていきます。
「よし3だ!交換しよう」と思ってカードを交換したら、交換で捨てるカードがもっと小さい0だったりと、予想の当たりはずれで一喜一憂します。
大きい数字のカードは基本不要ですが、わざと手元に入れて他のプレイヤーになすりつけたり、小さいカードのフリで交換させたりと、駆け引きの要素もあってなかなか盛り上がります。
気になるのは、ビーバーバンデと酷似しているところ。見た目こそ全然違いますが90%以上同一内容のゲーム。デザイナーは別人なので大丈夫なのかなぁ。
www.boardgamepark.com
権利関係についてはよくわかりませんが、カーボもビーバーバンデも国内ではあまり流通していなかったところ、このたび日本語版が発売されることとなり手に入りやすくなりました。日本語版は今回紹介のものとアートワークは異なりますが、幻想的な雰囲気は健在。
わが家はビーバーバンデを毎日のように家族で遊んでいましたが、テンポよいライトなカードゲームをお探しの方にはおすすめできると思います。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 6歳くらいで十分 |
時間 | 30分 | 複数回遊ばないならもっと短い |
人数 | 2-5人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | とても簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も子供も |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 普通に楽しめる |
総合評価 | ★★★★☆ | テンポよいカードゲーム |