明けましておめでとうございます。昨年は本ブログに訪問いただきありがとうございました。2020年も引き続きよろしくお願いいたします。
わが家は例年どおり年末年始もあまり出かけることなく家でボードゲーム三昧でのんびりと過ごしました。今年最初のボードゲームは、そんな年末年始に遊んだパーティゲームのひとつ「エモジート!(EMOJITO!)」。2018年のドイツ年間キッズゲーム大賞のノミネート作です。
原題のEMOJITO!は日本発の英単語Emojiからきているんでしょうね。もともと絵+文字で「絵文字」という言葉でしたが、英語で感情を示すEMOTIONの単語にもマッチしていたので、感情を絵や文字で表現する意味でEmojiは定着してきました。
エモジートは、感情を絵で表すのではなく、絵を感情で表す逆転の発想のゲームです。
カードの感情をうまく表現して伝えよう
ゲームの概要
エモジートでは、顔の表情や音でカードに示された感情を伝えなければなりません。ゲームを通じて自分の感情をうまく伝えることができるでしょうか?
内容物
中箱サイズの箱には、7角形のゲームボードと、お題に使う感情カード、出題の回答に使う解答ダイヤル、なぜかビーチリゾートのアイテムとなっているトークンが入っています。
感情カードには、動物や無機物などがいろいろな表情をしたイラストが描かれています。
準備
ルールはいくつかあって若干異なりますが、今回は協力モードを前提に解説します。
協力モードではトークンを2つ取り、ひとつを「プレイヤートークン」もうひとつ「時間トークン」と決めます。
ボードを中央において、感情カードを山札として裏向きに重ねて置けば準備完了です。
エモジート!のルールとゲームの流れ
ひとりが出題者、残りのプレイヤーが回答者となり、出題者のお題となったカードが何かを当てるゲームです。
まず出題者は山札からカードを1枚めくり、他のプレイヤーに見えないように中を確認します。
次に、出題者はカードのイラストを他のプレイヤーに表情などで表現します。
さらに、出題者はカードを6枚めくり、最初にめくったカードとあわせてシャッフルした後、ボードの周囲に並べます。
解答者はボードの周囲に並んだ7枚のカードのなかから、お題とマッチしているカードと思うものを解答ダイヤルで選択します。出題者も解答ダイヤルでお題を選択します。
解答の選択が終わったら、みんなで答え合わせです。解答ダイヤルを見せ合い、出題者とあっていれば正解で正解の分だけボード上のプレイヤートークンを1マス進めます。一方で、不正解者の分だけ時間トークンを進めます。
勝敗
トークンがボードを1周したら、カードを裏面にしてトロフィーを獲得。プレイヤートークン側が6枚獲得したらみんなの勝ちです。
変顔続出
イラストカードがお題で、これを表情などで伝えていくゲームということで、演技力とコミュニケーション力が試される「ディクシット」と「はぁって言うゲーム(ベストアクト)」の中間のようなプレイ感です。
www.boardgamepark.com
www.boardgamepark.com
協力モードのほかに、対戦モードや拡張ルールなどもありますが、ルールや勝敗なんて正直オマケみたいなもの。カードの感情を伝えるために、出題者から飛び出す表情自体がこのゲームの魅力です。
Emojito erschienen bei Huch! und Desyllas Games. Das spielen mit der Mimik macht schliesslich auch dem Betrachter Spass. pic.twitter.com/J36w3g6T60
— SpieleJoker (@SpieleJoker) June 7, 2017
戦略性は皆無ですが、変顔をみんなで笑い合う福笑い的なプレイ感で、休日に何も考えずにゆるく楽めるパーティゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 7歳以上 | 5歳くらいからできるかも |
時間 | 20分 | |
人数 | 2-14人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 意外に大人も楽しめる |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | さみしいですが楽しめます |
総合評価 | ★★★☆☆ | 勝敗よりも顔芸が楽しい |