親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームで遊び、家族でコミュニケーションしながら知育。おすすめの「初心者や子供でも楽しいボードゲーム」「大人でも楽しめる子供ゲーム」などライトなアナログゲームのレビューです。

仲間を集めてゴッドファザーをめざせ。マフィアがテーマの2人専用カードゲーム「ファミリア(FAMIGLIA)」

マフィアの対立がテーマ、葉巻ケース型の外箱が特徴的な2人専用カードゲーム「ファミリア(FAMIGLIA)」です。

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ゴットファザーの道も一歩から。ストリートで勧誘して最強メンバーを集めよう。

ゲームのテーマと目的

あなたはマフィアのボス。このたび独立して、新たな組織を立ち上げることになりました。
ギャングの世界は「人は城」。組織を大きくするためには強いメンバーを集めることが不可欠です。
組織拡大にはまずストリートに出て腕に覚えがあるメンバーを勧誘する地道な努力から。しかし相手もそれなりの人材が声をかけないと仲間にはなってくれません。

「ファミリア」は、ギャングの構成員を模したカードを集め、マフィアとしての名声(得点)をライバルと競うカードゲームです。

内容物

カードはマフィアのグループを示す4色4種類で、上部に0~4までのランクがついています。
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数字が大きいほど大物マフィア。たしかに数字が大きいカードほど強そうです。

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赤のメンバーを並べてみましたが、カードのイラストはひとりひとりユニーク、名前までついていて、背景が繋がっているなど、なかなか芸が細かいです。


購入したのはドイツ語版ですが、こんなヘンテコな漢字の落書きをされた入れ墨をしたキャラなんてのもいます。
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「電力会社」の刺青は、作者のフリーデマン・フリーゼの代表作「 電力会社 (Funkenschlag)」のパロディでしょうか。

準備

カード裏上部に1、2と書いてあるカードがプレイヤーたちの最初の手札。プレイヤーはそれぞれ4枚をもちます。

最初は全てランク0、弱小メンバーです。

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残りのカードは中央に山札としておき、場札としてカードを6枚オープンにすれば準備完了です。

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ファミリアのルールとゲームの流れ

ストリートから新たなメンバーのカードを集めていき、各カードの名声(得点)で、ライバルに勝るマフィアを目指すことが目的です。

組織に勧誘するにもそれなりの人材が必要。ストリートからカードを手に入れるためには、手札から相当ランクのカードを出す必要があります。

カードは場所によって勧誘の舞台であるストリート(場札)と、活動が終わったメンバーが待機する組事務所(プレイエリア)、これから活動するメンバーがいる手札の3つに大別されます。

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カードの種類と特殊能力

カードにはそれぞれランクと、獲得できる名声、および色によっては特殊効果をもっています。

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青の仕切り屋は、組事務所にいるメンバーとの連絡係。描いてある数字の数だけプレイエリアに置いたカードを手札に呼び戻すことができます。使った仕切り屋はプレイエリアに置かれます。


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黄色の愚連隊は、力でねじ伏せる。描いてある数字の分だけb>ストリートのカードのランクを下げることができます。-3の能力がついた愚連隊なら、ランク4のカードもランク1と同じ、ランク3以下のカードはランク0のタダになります。

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金次第で悪魔とだって手を結ぶ。緑の傭兵団はワイルドカード。0-2ならランク0からランク2までというように、描いてあるランクの他のカードの代替として使用できます。

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小細工不要の名門マフィア。赤の名門は、特殊能力は全くありません。しかしながら、勝利点が高いという特徴があります。

ゲームの流れ

ゲームはターン制で進行し、手番では下記1〜4の順に行動していきます。一見手順が多いようですが、4以外は任意のアクションです。

1)ストリートのカードの入れ替え(任意)

ストリートにランク0のカードがない場合には、カードの入れ替えをすることができます。

ランクつきのカードをストリートから選んで1枚捨て、ランクと同じ数のカードを山札からめくります。ランク3なら3枚という具合ですね。

2)仕切り屋による呼び戻し(任意)

仕切り屋を使いたい場合は、手札から仕切り屋カードを1枚プレイエリアに公開します。

出した仕切屋カードと交換に、仕切り屋の能力に応じた枚数のプレイエリアのカードを手札に戻します。

3)愚連隊の出動(任意)

手札から愚連隊カードを1枚プレイエリアに公開します。これにより、愚連隊の能力に応じてストリートにあるカードランクが下がることになります。

4)カードの獲得と傭兵団

ストリートのカードを獲得します。

ランク0のカードが欲しい場合は無料。1枚選んで手札に入れます。

ランクが1以上のカードを獲得するには、ランクが1つ下のカードが2枚必要です。
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なお、傭兵団カードはカード獲得の際に他のカラーのカードの代替として使用できます。
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獲得したカードは手札に入れます。出したカード2枚は、うち好きな1枚を手札に戻し、もう1枚をプレイエリアに公開します。結果して、手札の増減なしというわけです。

勝敗

山札がなくなれば、捨て札をシャッフルしてもう一度ゲームを繰り返します。

2度目の山札がなくなれば、ゲーム終了です。手札とプレイエリアのカードの得点を計算し、特典が多いプレイヤーが勝利します。

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メンバーをわらしべ長者に増やせ

タダでゲットできるランク0のカードからはじめて、交換でどんどん強いカードにしていく。わらしべ長者のような感じの拡大再生産要素のあるゲーム。

ランクが上のカードを1枚ゲットするのに2枚が必要ということは、ランク4のカードを獲得するために、ランク0のカードが理論上16枚必要になることに。気が遠くなりそうです。

そこで生きてくるのが特殊能力。愚連隊を使ってうまくランクを下げていくことで、早くカードが集まることになります。

また、貴重な特殊効果をもつ人材は、仕切り屋を使って呼び戻すことも不可欠です。レベルが高い仕切り屋が2枚あれば、一度使った仕切り屋をさらに呼び戻して再利用する運用も可能となります。

ランク0のカードはゴミかというと、そうでもありません。愚連隊の使用によって手札はどんどん減っていきます。カードが純増となるランク0カードもなかなか重要です。

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マフィアの対立がテーマですが、相手を打ち負かす要素はなく、手札のマネジメントをしながらカードを揃えていく競争。ライバルよりも先手を売ってカードを確保する戦略が大事になります。

ちょっと好みが分かれそうなテーマとイラスト。目をひく演出もなく、シンプルで悪く言えば地味な感じですが、ゲームシステムは洗練されていて、いぶし銀の魅力がある2人用ゲームの名作です。
ソロプレイ用ルールもありますよ。

項目 公式表記 コメント
年齢 10歳以上 7歳くらいからできるかも
時間 30分
人数 1-2人 ソロプレイ用ルールもあり
日本語化 不要 説明書のみ
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★☆ 比較的簡単
大人も楽しい ★★★★☆ 大人が楽しい
2人でも楽しい ★★★★★ 2人専用
総合評価 ★★★★☆ 2人用で楽しむ拡大再生産
ファミリア 第2版 日本語版

ファミリア 第2版 日本語版