
アナログだからこそできる発想ですが、入れ物である箱がボードゲームに活用されていることはよくあります。
箱の上にレバーを乗せて遊ぶ「スライドクエスト」や、箱を並べてフィールドを作る「アイスクール」などは代表的な作品ですね。
www.boardgamepark.com
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そんな箱自体を利用するゲームのひとつ。箱とカードで家を作るのが特徴のバランスゲーム「お菓子の魔女 (Knusperhexe)」です。
屋根を崩さないようにお菓子を集めよう
テーマと目的
ヘンゼルとグレーテルで有名な魔女の住む「お菓子の家」にやってきました。みんなで屋根のお菓子をもらっちゃいましょう。
でも、屋根が崩れてしまうと中で寝ている魔女が目覚めてしまいますよ。
魔女を起こさずにお菓子を一番たくさん集めることができるのは誰でしょうか。
内容物

内容物は、正方形のお菓子カード、長方形の壁カード、木製のキャンディコマです。

お菓子カードには、4種類のお菓子が描かれています。
準備

中身を取り出したあと、箱を逆さまに置きます。上箱と下箱の隙間に壁カードを立てていき、家の壁を作ります。

壁ができあがったら、屋根になるお菓子カードを四隅から裏向きに乗せていきます。

カードを全部のせたらお菓子の家の完成。準備完了です。
スタートプレイヤーは一番最近クッキーを食べた子。分からなければ一番小さい子からスタートします。
お菓子の魔女のルールとゲームの流れ
順番にお菓子の家の屋根のカードを1枚ずつ取っていき、お菓子カードをたくさん集めることを競います。

順番がきたら、お菓子の家からカードを1枚抜きます。取ったカードは表向きにして自分の手元に重ねます。

もし取ったお菓子カードが、手元で重ねたカードの一番上と同じお菓子だった場合はアウト。とったカードを裏にして屋根に戻します。
ゲームの終了と勝敗

屋根にあるカードが全部なくなったか、誰かが屋根を崩してしまったらゲーム終了です。

屋根を崩してしまった人以外で、獲得したお菓子カードの枚数を比べます。一番多い人はごほうびにキャンディコマをひとつもらいます。
ラウンドを繰り返し、最終的にキャンディコマを2個獲得したプレイヤーが勝者となります。
お菓子集めのテーマが子供心をくすぐる
カードでできた屋根は意外としっかりしていて、なかなか崩れません。結構際どいところまでカードをとることができます。
自分の番でカードを慎重に引き抜くことはもちろんですが、他のプレイヤーの順番を見ておくことも大事です。戻されたカードをちゃんと覚えておけば、自分に番で有利になります。

バランスゲームのピークは、やはり崩れるとき。カードを戻すときにとられないよう奥に差し込もうとして失敗したり、大丈夫だと思っていたら前ぶれもなく崩壊したり。バサっとカードが崩れると「あーあ、やっちゃった!」と盛り上がります。

カードを並べるだけでお手軽に楽しめちょっぴり記憶力も必要。何よりも「お菓子の家からお菓子を集める」というテーマが素敵。わが家では子供たち同士でよく遊んでいるボードゲームです。
| 項目 | 公式表記 | コメント |
|---|---|---|
| 年齢 | 5歳以上 | 3歳くらいでもできるかも |
| 時間 | 10-15分 | |
| 人数 | 2-4人 | |
| 日本語化 | 不要 | 日本語版 |
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| ルールの易しさ | ★★★★★ | 小さい子でも簡単 |
| 大人も楽しい | ★★★☆☆ | 子供向きだけど大人も遊べる |
| 2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人なら対決 |
| 総合評価 | ★★★★☆ | お菓子集めのテーマが素敵 |
