本日は子供向けアナログゲーム「にんじん山のうさぎレース(Lotti_Carotti/Funny Bunny)」です。
私はドイツAmazonでボードゲームをときどき購入しますが、そのトップセラーにいつも入っています。毎年新作が何百個もリリースされるドイツゲームの中で、発売されてから20年ほど経ってなお息長く売れ続けている、「キッズゲームのカタン」ともいえるロングセラーゲームです。
おいしいにんじんを目指して競争だ!
テーマと目的
にんじん山のうえにある、おいしいにんじんを目指して、かわいいウサギたちが競争します。
ただ、山をのぼる道には気を付けて。うかうかしてると突然開く穴に、落っこちてしまいます。
どのウサギが最初にてっぺんまでのぼれるかな?
内容物
かなり厚みのある箱を開けると、ゲームの舞台であるプラスチック製の立体的なにんじん山が登場します。
その他には、カードと4色のウサギコマが各4つ入っています。
準備
にんじん山をテーブル中央におき、ウサギコマの色を選んで各自4つずつとります。カードをシャッフルして裏向きの山札とすれば準備完了です。
最初にコマを動かすスタートプレイヤーは「誕生日が一番近い人」です。
にんじん山のうさぎレース(Lotti_Carotti)のルールとゲームの流れ
順番にカードをめくって自分のウサギコマを進めていき、最初に頂上に着いた人が勝ちのレースゲームです。
カードは4種類。ウサギが描かれているものが1~3歩進むカード。にんじんカードはにんじん山のアクションのカードです。
ウサギのカードが出たら、それにしたがって、自分のウサギコマのうち好きなコマをひとつ進めます。
進む途中に他のウサギがいたら、飛び越して一歩をかぞえて進むことができます。渋滞していると一気に進めてラッキーです。
にんじんカードがでたら、中央のにんじんをひねりましょう。道のどこかに穴が開いてしまい、そこにいるウサギはおちてしまいます。
勝敗
頂上に一番先に到着したプレイヤーの勝ちです。
突然ぽっかり開く穴にハラハラドキドキ。リスクの概念が学べるかな?
手持ちのうさぎは4匹。手番では1匹しか動かせないので、たくさんのうさぎをレースに参加すればその分遅くなることに。
ただ、他のウサギを飛び越すことで一気に進めるので、団子状態の後続集団で飛び越しながら進ませるのも効率的です。
うちの3歳児は、常に1匹に集中して逃げ切る戦略をとっていましたが、先頭を走っているときに途中で穴に落ちることがたびたび。泣きながらこれを繰り返すうちに、1匹じゃリスクが高いことを学んだのか、他のウサギを登場させるようになりました。リスクの考え方を体感したかな?
ちなみに2人で遊ぶと、単独突破がどうしても有利になってしまいますので、抜きつ抜かれつを楽しむには3人以上で遊ぶのがおすすめです。
このゲームの魅力はやはり、にんじんカードで登場する突然の穴。「にんじんカードだ!やばい!」「キャー!わたしのうさぎが落ちた!」とハラハラドキドキ盛り上がります。落ちていなくなってしまうのは、なんだかシュールです。
ランダムに開く穴のギミックを、電源を使わずに実現しているのはよくできた仕組み。大人や大きい子が遊ぶには単純すぎますが、さすがドイツのキッズゲームの定番だけはあって子供受けは間違いなし。うちの子のお気に入りゲームのひとつです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 4歳以上 | 3歳くらいからできるかも |
時間 | 10分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 小さい子にも簡単 |
大人も楽しい | ★☆☆☆☆ | 子供向け |
2人でも楽しい | ★★☆☆☆ | 3人以上がオススメ |
総合評価 | ★★★★☆ | 人気作だけあって子供には鉄板 |
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