2019年も残りあとわずか。わが家の年末年始は家でゆっくりボードゲーム三昧の予定ですが、すごろく感覚で楽しめるドイツHABA社の子供向けレースゲーム「モンツァ・カーレース(MONZA)」です。
ゴールに一番に到着できるのは誰の車?
テーマと目的
ビッグレースに向け6台のレーシングカーがスターティンググリッドについています。
レーシングカーは、サイコロの色をコースの色とあわせることで進みます。出た目を賢く組み合わせて車を素早く前に進め、先頭でのゴールを目指しましょう。
内容物
中箱サイズの箱の中には、2つ折りのゲームボードと6個のサイコロ、6個のプレイヤーコマが入っています。
レースがテーマということでコマはレーシングカー。木製でなかなか味があります。サイコロも木製で、数字はなく各面に色が表現されています。
準備
プレイヤーは好きな色のレーシングカーコマをとり、スタート地点に置けば準備完了です。
一番年下の子がスタートプレイヤーです。
モンツァ・カーレースのルールとゲームの流れ
サイコロを振って車を動かしていき、ゴールへの到着を目指します。時計回りで手番を進め、「サイコロを振る」「レーシングカーを進める」の順に行動します。
順番がきたら、6つのサイコロを全部振ります。
レーシングカーが進めるのは自分のいるマスより前にあるマス。自分の前のマスと同じ色のサイコロをつかうことで1マス進むことができます。バックはできませんが、斜めに進みレーンを変えることはできます。
サイコロを使ってレーシングカーを1マス進めるごとに使用したサイコロを横によけていきます。それ以上進めなくなったら手番は終了です。
進んだマスに他のプレイヤーがいても追い抜くことができます。ただ、移動が終了したときに他のプレイヤーのマスに到着した場合には、もといたプレイヤーは1マス後ろに下がります。
勝敗
レースですので、最初にゴールに到着したプレイヤーが勝者です。
ちょっぴり戦略要素が加わった子供向け名作ボードゲーム
サイコロを振って出た目に応じて進めてゴールを目指すということで、すごろくのようなゲーム。
ただし、完全に運任せではありません。出た目をみて「どのサイコロから先に使うか」「どこのルートを通るのか」の、プレイヤーの選択によって進めるマスの数やルートは変動し、ここが考えどころ。
実際のカーレースと同じでインコースの方が有利。ただ、みんなもインコースを狙ってくるので、混戦になって後ろに下げられるリスクも。「どの道を進もうかな」と子供たちは考えながら進めるわけですね。
運が悪いと1歩も進めず足踏みすることもある一方で、うまくサイコロを全部使い切れば6マス進て一気にごぼう抜き。なかなか爽快です。
幼児から小学生くらいがターゲットなので、目についたサイコロを目についたルートに置いても進める、ほぼ運で勝敗が決まるゲームです。ただ、そこにちょっぴり加えられた戦略要素がスパイスとなり、子供に考えさせる素晴らしいゲーム。子供を交えてファミリーで遊ぶのにぜひおすすめしたいボードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 5歳以上 | 3歳くらいでも |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-6人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
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ルールの易しさ | ★★★★★ | 小さい子でも簡単 |
大人も楽しい | ★☆☆☆☆ | 子供向け |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | インタラクションは少ないが2人でも |
総合評価 | ★★★★★ | 子供に考えさせるすごろく |