カードゲーム「テストプレイなんてしてないよ(We Didn't Playtest This At All)」。いわゆるバカゲーといわれる、くだらなさをウリにしたカードゲームです。
カードを出してとにかく勝て!
ゲームの目的
手札からカードをを出しながら「自分が勝利」あるいは「ライバルを敗北」させることが目的のゲームです。
どうやって勝つかは、カードのテキストを読みましょう。思いがけない攻撃方法があるかも。
内容物
モノトーンのデザインの箱を開けると、これまたモノトーンのカードが登場します。
カードはエンボス加工もされてなく、B級色を強すために意図的にチープな印象にしている感じです。
カードは3種類。通常カードと、強力(凶悪)なスターカード。そして、横書きの拡張の混沌カード(今回は使用しません)があります。
準備
カードをシャッフルし、プレイヤーに2枚ずつ配ります。残りを山札として裏向きで中央に重ねます。スタートプレイヤーを適当に決めれば準備完了です。
「テストプレイなんてしてないよ」のルールとゲームの流れ
カードを出してその効果を適用しながら勝利を目指します。
手番は、以下の手順で進行します。
- 山札からカードを1枚とり手札に加える
- 3枚になった手札から1枚選び、自分の前に出す。
- 出したカードの効果を適用する
勝敗
カードの効果で「自分が勝利する」あるいは「ライバルが全員敗北する」ことで勝敗が決まります。
頭をからっぽにして楽しめるB級カードゲーム。
次のターンにキープできる手札はたった2枚。「戦略的にカードを残しておこう」なんてことは基本無理。ほぼ運で勝負がきまります。
「いっせいに指をだし偶数なら負け」「チョキを出したら負け」など、相手を攻撃するカードは一撃必殺で強いものばかり。
ここまで凶悪だと、理不尽さを通り越してバカバカしくなってきます。
強力なカードを防御するカードもありますが、運良く巡ってカードをキープできるケースは稀。むしろ、たまたま手に入れて、勝てると思っていた相手にカウンターパンチをくらわせて鼻をあかすくらいの用途です。
効果が意味不明なカードもたくさんあり、ここまで振り切ったバカバカしいシチュエーションのゲームはあまりないかも。
このバカバカしさについていけるかどうかで、楽しめるかどうか、好き嫌いが分かれると思います。
理不尽系のゲームなので、真剣に遊ぶと負け。シラフで遊べより、お酒が入って多少酩酊しているときに遊ぶのがいいかも。
ルールがシンプルな割に対象年齢が13歳と高いのも、そのあたりの事情があるのかも。
…と思って、わが家では買って以降積まれていた「テストプレイなんかしてないよ」でしたが、子供が見つけ「これすごく面白い!」と最近よく持ち込んできて遊ぶようになりました。
子供の感性はよく分かりませんが、ダジャレのような下らなさが、逆にツボに入ったようです。
カードには、白紙のものがついているのですが、いつのまにか子供がオリジナルカードを作成していました。
考えどころはゼロ。頭を空っぽにして、くだらないシチュエーションを楽しむ愛すべきバカゲーです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 13歳以上 | 子供でもテキストが読めれば |
時間 | 1-5分 | |
人数 | 2-10人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | ルールはとても簡単 |
大人も楽しい | ★★★★★ | 大人向けかも |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 2人でも遊べます |
総合評価 | ★★★☆☆ | バカゲーの決定版 |