海賊業からの引退を決めている船長は、宝が眠る島からたくさんの宝を持ってくることができた乗組員に、海賊船「金のヒラメ号」を渡したいと考えている。
宝の島へはボートで渡ることになるが、渡し守の「宝石のジャック」に通行料としてお宝の一部を渡さなければならない。
次の船長は、ジャックにできるだけ宝を渡さずに、たくさんの宝を詰めて持ち帰った賢い乗組員だ!
2015年のドイツキッズゲーム大賞に最終ノミネートされていた(箱の水色の2015マークはノミネートマークです)、子どもむけボードゲーム「お宝詰めホーダイ(Schatz Rabatz)」です。
宝をたくさん詰めて持ち帰るのは誰だ?
内容物
宝箱
プラスティックの宝箱とそのフタが4セットあります。
ジャックの徴収票
渡し守ジャックが没収する宝物リストのカード、9枚あります。
海賊船カード
4ピースで海賊船となるパズルが、4セットあります。
宝物
木でできた5色40個の宝物です。
準備
ジャックボードはシャッフルし、裏向きに重ねておきます。
テーブルの中央に、宝物を集めておきます。各自で1つずつ、宝箱を手にとれば準備完了です。
ゲームの流れ
一番小さい子が、「船長のために!」の掛け声とともに砂時計をひっくり返してスタートです。
宝の収集
いっせいに、中央の宝物の山から1つずつ(一度に2つ以上とったらダメです)宝物をとって、自分の宝箱に入れていきます。
詰め終えたら、ちゃんとフタがしまるかどうか、確認します。
砂時計がなくなれれば終了です。手をとめて、それぞれの宝箱のフタがしまっているかお互いに確認します。
フタが閉まらない宝箱は、引っかかっているお宝を上から抜いて山に戻します(詰め直しはできません)。
宝石のジャックの徴収
一番小さい子が、ジャックボードを1枚めくって表に向け、今回の宝石のジャックへの献上品を明らかにします。
各自、宝箱をひっくり返してなかの宝物をとりだし、ジャックボードに描かれている宝物と比較していきます。
ジャックボードに表示されているものと同じ宝物は宝石ジャックへの献上品です。除外しなければなりません。
没収された以外の宝が、持ち帰れる宝となります。これを数えて一番多い人(複数いればみんな)がラウンドの勝者となり、海賊船カードを1枚手に入れます。
(ほとんど没収されて、残ったのはたったの3つだ)
勝敗
海賊船カードを4つ集めて、海賊船を完成させた人が勝ちです。
時間との戦いで早いもの勝ち
砂時計の時間は結構短く、あっという間に終わってしまいます。
そのなかで、「どれを入れたら効率よくたくさん入るのか」「あとで没収されそうもないのはどれか」など考えながらピックアップしていきます。
・・・と考えている間にも、ライバルがどんどん取っていくので、あせるあせる。
スーパーで買い物すると、レジの人がカゴにきれいに詰めていたのに、袋にはうまく入らずあふれてしまう私。
意外に小さい宝箱には、なかなか思うように詰まらずに、モタモタしてしまいます。
個数の勝負なので、大きい宝よりもたくさん入る宝の方が人気で争奪戦。
「もう砂時計終わったからダメだよ」「その宝箱のフタ、ちょっとすき間が開いてるからアウト!」など、プレイヤー同士の小競り合いもあって、なかなか盛り上がります。
単に詰め込むだけで終わりではなく、お宝の没収というフェーズが加わっているので、詰め終わったあとも「どれが没収されるのかな」とみんなハラハラドキドキです。運の要素が加わるのはいいですね。
大人も一緒になって楽しめて、子どもの手先の器用さを鍛えるトレーニングとしておすすめです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 5歳以上 | 誤飲さえしなければ大丈夫 |
時間 | 15-20分 | |
人数 | 2-4人 |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 簡単 |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | 子どもと一緒に楽しめます |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 多い方がより楽しい |
総合評価 | ★★★★☆ | 小さい子も遊べるお手軽ゲーム |

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