わが家の子供たちが最近夢中になっているのが「マリオカートWii」片付けの際に納戸にあったWiiを出したが最後、はまってしまいました。
10年以上前のテレビゲームでこれだから、Nintendo Switchなどを導入した日にはどうなることやら…。
旧式デジタルゲームの侵略するなか、最近健闘しているのがカードゲーム「金庫破りのジギ(Siggi Safeknacker)」。キッズゲームのデザイナーとしては第一人者であるハインツ・マイスター氏の作品です。
「お菓子の魔女」と同様に長らく絶版でしたが、復刻版として再リリースされました。
www.boardgamepark.com
番号は上?下?金庫を開けてお宝を手にしよう?
テーマと目的
君たちは泥棒。金庫破りの名手ジギと共に、金庫に眠る金品を狙って街を巡っています
金庫を開けるのに失敗すると、集めた金品はパー。慎重に考え行動しながら、大泥棒を目指しましょう。
内容物
- 金庫カード 4枚(4色)
- 盗品カード 52枚(1〜52の番号)
- さいころ 1個
- 泥棒袋コマ 5個
準備
5枚の金庫カードを横一列に並べます。
カードをシャッフルし、金庫カードの下に表向きで公開し、残りは山札として裏向きで横に置きます。
泥棒袋コマを1つずつ配れば準備完了です。
スタートプレイヤーは「一番たくさん宝石を身につけている人」。いない場合には、最年少の人がスタートプレイヤーです。
金庫破りのジギのルールとゲームの流れ
金庫に挑戦して盗品カードをたくさん集めることが目的です。チャレンジに失敗すると手元の盗品は没収。集めた金品はときどき隠してキープしましょう。
ゲームは時計回りに順番に進行し、手番では「金庫破りに挑戦する」「盗品を隠す」のアクションのいずれかを実行します。
金庫破りに挑戦する
さいころを振ります。出た目の色の金庫がチャレンジの対象。袋の目がでた場合には、好きな金庫を選ぶことができます。
チャレンジする金庫の下のカードの番号に対して「大きい」「小さい」を、次にめくるカードの数字を予想して宣言します。
予想が当たったら金庫破りに成功。チャレンジした金庫の下にあるカードを全部手にいれます。
一方で失敗したら手元の獲得カードは没収。金庫の下に加えます。
なお、チャレンジするときにめくったカードは成否に関わらずチャレンジした金庫の下におき新たな対戦相手の数字となります。
盗品を隠す
盗品を隠す際には、泥棒袋コマをこれまでに獲得したカードの上におきます。
コマを置かれたカードについては、以降のチャレンジで失敗しても没収の対象とならず、成果が確定します。
ただこれで手番終了。金庫へチャレンジする機会が一回減るわけです。
ゲーム終了と勝敗
山札が全部なくなればゲーム終了です。
獲得した盗品カードの枚数を比べて一番多い人が勝者です。
なお、獲得枚数が同じ場合には、一番大きい数字の盗品カードを持っている方が勝者です
ギャンブル
獲得したカードをこまめに確定させるか、どんどんチャレンジするかが悩みどころ。あまり欲をかくとチャレンジ失敗で哀れ一文無しに。
手堅くいくか冒険するかは性格が現れてきます。
カードのカウンティングもできますが、数字が当たるかどうかは基本ギャンブル。
「4だから当然次のカードは大きい!」と予想しても3以下が登場して失敗という不幸もよくあります。
子供向けということもありルールはとてもシンプル。なので「インカの黄金」のような逆転要素はなく、トップが大量得点で確定すると追いつけずダレてしまう点は要注意。
公式ルールにはないですが、4人以下で遊ぶときには使用枚数を人数×12枚程度にして、ダラダラと続かないようにすることをおすすめします。
数はいっぱい数えられるようになっていても、数字の大小はあまり理解ができないものですね。うちの4歳の下の子は、このゲームで数の大小が理解できるようになりました。
「40だけど大きい!」「え〜?絶対小さいよ」予想して、当たった外れたで一喜一憂。子供を交えて家族で遊ぶ楽しむにはなかなかよい選択肢のカードゲームだと思います。
項目 | 公式表記 | コメント |
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年齢 | 7歳以上 | 数がわかれば4歳でも |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-5人 | |
日本語化 | 不要 | 日本語版 |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 数の大小がわかればよし |
大人も楽しい | ★☆☆☆☆ | 子供向け |
2人でも楽しい | ★★☆☆☆ | 一応遊べるが多い方がよい |
総合評価 | ★★★★☆ | 子供向けの名作 |