ボードゲーマー界隈では、今月のゲームマーケット2018秋の話題でもちきりですが、最新トレンドは追えない追わない当ブログは、少し前に話題となった早口言葉ボードゲーム「トマトマト(TomaTomato)」をご紹介したいと思います。
ゲームマーケット2018春に、極小部数だけ販売されていたBGLABの同人カードゲーム「トマトマト」。SNSで話題となったものの、実際に遊んだ人は少ない幻のゲームとなりました。
しかし、そこを幻で終わらせなかったのが、ボードゲームメーカーのオインクゲームズ。ほとんど出回っていなかったにも関わらず、完成度の高さに目をつけて一般製品化。同人ボードゲームのシンデレラストーリーのような作品です。
トマトとマトとマとトとポテト。噛まずに一気に言えるかな?
内容物
オインクゲームズおなじみのコンパクトなケースには、タイルとダイスが入っています。
長方形のタイルはトマト、マト(的)、マ(魔)、ト(戸)、ポテトの5種類です。
3センチ角の大振りのダイスは、テーマのトマトを模した真っ赤な色。通常のサイコロとは異なり、出目は1〜3までです。
準備
タイルをシャッフルし、山札として裏向きに重ねておきます。厚みがあるので2山にした方が崩れなくていいかも。
スタートプレイヤーは「一番最近トマトを食べた人」。
こんな決め方じゃ、「今日の昼食べた」という人が複数いて決まらなそうですが…。
トマトマトのルールとゲームの流れ
つぎつぎと並ぶタイルを一気に読み上げる早口言葉ゲームです。言い間違えたらアウト、間違えたプレイヤー以外が獲得できるタイルを集めます。
スタートプレイヤーは、ラウンドの初回にダイスをふります。出た数が、このラウンドで毎回めくるタイルの枚数です。
手番はスタートプレイヤーから時計まわり。順にタイルをめくって山札の右側に並べ、すかさずタイルを左から右に読み上げます。
うまく読み上げることができたら成功。次のプレイヤーが新たなタイルをめくり、これまでのタイルの横に追加して、読み上げます。
トマトマト、トマトマトマトマト…というようにだんだん増えていくわけですね。
リバースタイル
リバースマークがついているタイルが出たら、その手番では読む方向が逆転、右から左に読みあげることになります。
言い間違えるとアウト
言い間違えてしまったり、途中でつまってしまったらアウトです。ラウンドはいったん終了です。
失敗プレイヤー以外の全員は「せーの」で、欲しいタイルのうえに指をおき、タイルを獲得します。ただし、指差したタイルが他のプレイヤーとバッティングしてしまったら獲得できません。
タイル獲得で歯抜けになったタイルを詰め、さらに同じタイルが連続していればそれを重ね、次のラウンドのスタートタイルとします。
失敗したプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、ダイスを持って次のラウンドをスタートします。
ゲーム終了と勝敗
山札が全部なくなってしまったらゲーム終了です。
獲得したタイルを組み合わせて、「トマト」の言葉ができごとに1点です。例えば、「ト」と「マト」で1点という具合です。
獲得得点である、トマトの数が一番多いプレイヤーが勝者となります。
同点の場合はポテトのタイルを持っているプレイヤーが勝利です。ポテトは単独では得点にはなりませんが、たった1枚だけしかないので、勝敗を左右するかも。
シンプルイズベスト。まさにアイデア勝利のゲーム。
ただただ早口で読み上げるだけ。これ以上ないくらいシンプルなルールですが、ところがどっこい盛り上がります。
みんなが言えるようになってくると、どんどんタイルが並んできて、カオス状態です。
どれだけ盛り上がっているかは、人気YouTuberのFischer’s-フィッシャーズの紹介動画を見るのが一番早いかもしれません。ルールも含め、動画の方が断然わかりやすいかも。身も蓋もないですが…。
動画のように、気心しれた仲間内で遊ぶと、かなり盛り上がるんだろうなぁ。
ゲームの性質上どうしても得意不得意がでてしまうのと、合否の判定が微妙になるころもありますが、そこは早口言葉だから仕方ないですね。
どんなに真剣にチャレンジしていても、失敗してしまうと思わず笑みがこぼれてしまう。アイスブレイクにぴったりなパーティゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 6歳以上 | 小さい子でもできるけど差が出るかも |
時間 | 20分 | 熟練次第 |
人数 | 3-6人 | |
日本語化 | 不要 | 日本語版 |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人が楽しい |
2人でも楽しい | ☆☆☆☆☆ | 3人以上から |
総合評価 | ★★★★☆ | シンプルで盛り上がるパーティゲーム |
- 出版社/メーカー: オインクゲームズ
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