本日は2人で遊んで楽しいボードゲームの定番作をご紹介したいと思います。
コロナウイルスの影響もあり外出がはばかられ、どうしても室内遊びが中心になってしまいますね。
大人数で集まるのも難しいので、今回は子供や恋人、親友など、相手が一人いたら遊べるボードゲームを「2人専用ゲーム」と「専用ではないけれど2人でも楽しいゲーム」にわけて、それぞれ5つずつ、過去記事に言及しながら選んでみたいと思います。
2人専用のボードゲーム
ガイスター(Geister)
盤面に向かい合い、オバケコマで対戦するボードゲーム「ガイスター」。手駒は悪い赤オバケ4個と良い青オバケ4個の計8個をそれぞれ使います。勝利条件は以下のとおり。
- 相手の青オバケを全部取る
- 自分の赤オバケを全部取らせる
- 自分の青オバケが相手陣地の隅に到達する
相手のオバケが赤青どちらかはお互いに分かりません。「相手のオバケは一体どちらなのか」の読み合いがガイスターの醍醐味です。「え~!赤だったの!」と、気心が知れた相手と遊ぶと特に楽しいです。
バトルライン(Battle Line)
古代ローマ時代の戦争がテーマの「バトルライン」は、フラッグを取り合う2人用ゲームの名作。9か所のフラッグに交互にカードを出していき、3枚カードがそろったらそのカードセット同士で勝負をします。
バトルというタイトルですが攻撃をし仕掛けて相手を倒すというより「どの拠点にどう戦力を配置するか」の配置戦略が重要なゲーム。ときには強いセットのフリで牽制したり、きっぱり拠点をあきらめたり、まるで自分が軍を指揮しているかのような感覚。限られた手札をやりくりし、どこにカードを置くか考えるギリギリの攻防が楽しいです。
バトルライン (Battle Line) 日本語版2016 カードゲーム
- メディア: おもちゃ&ホビー
パッチワーク(Patchwork)
「パッチワーク」は、その名の通りパッチワークがテーマのタイル配置ゲーム。ボタンを集めて購入した布タイルをボードにはめていき、隙間なく埋まめることを競うボードゲームです。
将棋や囲碁のようなアブストラクト(運要素がない完全情報ゲーム)で、ボードゲーム愛好家でのガチンコ勝負はかなりシビア。ただ相手への直接攻撃はなく女性にも受けそうなテーマ性で、ゆるく遊んでも楽しめる初心者にやさしいボードゲームです。
ロストシティ(Lost Cities)
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失われた秘境への探検がテーマの「ロストシティ」。5つの秘境に対応した5色のカードを集め、自分の前に昇順に並べていくことが目的です。
探検にはコストがかかり、中途半端に集めて1、2枚のカードなどとなると赤字となりマイナス得点です。手持ちのカードが限られているなか、どこまで手を広げるか手札マネジメントが悩ましいゲームです。
ジャイプル(Jaipur)
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「ジャイプル」は、インドの商人となって市場でのお金稼ぎを競います。ダイヤや金、布や皮を扱う商人となって、商品を集めつつ、それらを売ってお金を稼ぐことが目的です。
商品は自分が手に入れないと相手のチャンス。一方で、早めに商品を売却する機会を持たないとしないと売値はどんどんさがっていきます。「自分がとるか相手に取られるか」お互いの駆け引きと、ほどよいジレンマが魅力のゲームです。
2人でも楽しめる複数人用ボードゲーム
コードネーム:デュエット(Codename:Duet)
2015年のドイツ年間ゲーム大賞「コードゲーム」の派生作品である「コードネーム:デュエット」。スパイとなり、指定されたキーワードを当てていく協力ゲームです。チームに分かれて多人数で遊べるゲームですが、2人でも全く問題ありません。
連想ゲームのような感じで、正解のキーワードを知らない相手にヒントを出して答えに導きます。正解にたどりつくには、お互いに「相手がなにを考えているか」、気持ちに寄り添うことが大事。正解すると気持ちが通じたようでうれしくなる、パートナーとのコミュニケーションが問われるゲームです。
アズール(AZUL)
「アズール」は、2018年のドイツ年間ゲーム大賞作。タイル職人となって、ポルトガルのエヴォラ宮殿の壁をモザイクタイルで装飾するテーマです。壁面を模したプレイヤーボードにタイルを並べて完成を競います。
「どのタイルを手に入れ、どのタイルを相手に引き取らせるか」の駆け引きが白熱のアブストラクトゲームですが、自分のボードを完成させるスタイルなので、ガチガチな印象はありません。タイルを並べるパズルのようなプレイ感と出来上がりの美しさが印象的なゲームです。
カルカソンヌ(Carcassonne)
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フランスのカルカソンヌがテーマの定番ボードゲーム「カルカソンヌ」。教会や道などの地形タイルを配置して城塞都市をつくっていきます。複数人プレイが一般的ですが、2人でも楽しめて、実際に世界選手権や日本選手権は2人対戦で行われています。
配置したタイルに自分のミープルを置いていく陣取りがメインですが、ゲームが進んでいきタイルがどんどん増えていくと、街の風景が完成していくビジュアも楽しいです。
カルカソンヌJ (Carcassonne J) ボードゲーム
- メディア: おもちゃ&ホビー
宝石の煌き(Splendor)
「宝石の煌き」はルネサンス時代の商人となって、宝石を使ってカードを獲得しながら名声を高めることを競います。
カードの獲得には宝石の支払いが必要ですが、カードを手に入れると次に必要となる宝石がディスカウント。購買力があがって最初は手の届かなかったが高価なカードが手に入るようになる、拡大再生産の魅力が存分に楽しめるゲームです。
キングドミノ(Kingdomino)
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2017年のドイツ年間ゲーム大賞作の「キングドミノ」は、地形タイルを獲得して自分の王国を作っていくタイル配置ゲームです。4人がベストで設計されていますが、2人で遊ぶ7x7モードも楽しいです。
得点の基本は、同種タイルの数×王冠の数。同種の地形をたくさん集めることが大事ですが、先にタイルを獲得したら、次のラウンドでは順番が後回し。タイルをとって置くだけのシンプルなルールだけど考えどころもあって気軽に楽しめます。
出かけられない日は2人で仲良く家でボードゲーム
わが家では子供と2人で遊ぶことも多いので、2人で楽しめるボードゲームはなかなか重宝しており、ちょくちょく記事にも登場しています。
今回紹介したゲームは小学校中学年以くらいであれば十分遊べるとおもいます。お出かけしづらいこの時期のご参考になれば幸いです。