子供にボードゲームを教えるとルールを理解するだけでもすごいと思い、親を打ち負かせるようなると「お前に教えることはない」と成長を喜ばしく思います。
さて、このニワトリのしっぽは、我が家では成長した子供に全く歯が立たなくなってしまったゲームのひとつ。
神経衰弱でニワトリのしっぽとり
内容
30cm角はあるでしょうか。ドイツのボードゲームによくある巨大な箱に中には、しっかりできた木製のカラフルなニワトリの駒、これだけでも子供はワクワク。これに加えて12枚の八角形タイルと24枚の卵型タイルが入っています。
準備
まず卵タイルを表にして円形に並べ、これがニワトリたちの競技フィールドになります。その内側に、八角形タイルを裏を向けて置きます。そして、参加するニワトリを等間隔で並べれば準備完了。
ゲームの流れ
順番に八角形のパネルをめくり、自分の一歩前の卵パネルと同じものを探します。一致してたら一歩前に進み、めくったパネルはもとに戻します。正解したらまためくれるので連続で進むチャンスもあります。
このゲームを単なる神経衰弱から面白くしているのがしっぽとりの要素。うまく進んで他のニワトリを追い抜いたら、そのニワトリのしっぽをゲットできます。しっぽを取られても、すぐ前にいる相手を抜き返せば自分のしっぽを取り戻し、さらに相手のしっぽも奪えて大逆転。抜きつ抜かれつ円形のフィールドで追いかけっこをしていき、全部のしっぽを獲得できたニワトリが勝者となります。
記憶力の真剣勝負
このゲームは記憶力を楽しく鍛えるにはまさにもってこいのゲーム。最初の数枚の段階では多少の運はありますが、一度めくられたパネルの絵柄を覚えていけば、ゲームが進めば進むほど運の要素は少なくなり、記憶力だけの完全実力勝負になってしまいます。
我が家では成長中の若い記憶力 VS 年齢とともに低下する親の記憶力の対決です。
対戦するたびにどんどん強くなっていく子供に、自分がドラゴンボールの悪役にでもなった気分です。4歳まではかろうじて親が勝つこともあったのですが、5歳になったらもはや完全体。こっちは必死に挑戦しているのに相手は涼しい顔でシッポをとっていきます・・・。
完全実力勝負で差が付きやすいという点はありますが、それを上回る楽しさと、何より子供の記憶力のスゴさを実感できるゲームです。
項目 | 評価 | コメント | |
---|---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | だれでも簡単 | |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | 子供向けだけど楽しい | |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | ガチンコ勝負に | |
総合評価 | ★★★★☆ | 子供は大好き |

Zicke Zacke Hühnerkacke: Für 2 - 4 Spieler ab 4 Jahren. Spieldauer: 15 -20 Minuten
- 作者: Klaus Zoch
- 出版社/メーカー: Noris Spiele Gmbh
- 発売日: 2009/09
- メディア: おもちゃ&ホビー
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