100円ショップのダイソー(DAISO)が発売したボードゲームがちまたで話題になっています。
もともとダイソーには以前からボードゲームの類も売られていたのですが、内容は値段なり。まともに遊ぶ価値があるものはありませんでした。
今回リリースされたゲームにはボードゲームデザイナーのクレジットが記載されているところが大きな違い。これによって「100円だけどちゃんと遊べるボードゲーム」とクオリティが高いものとなっています。
変顔マッチ
「変顔マッチ」は、お題の変顔をみんなで当てていくパーティゲームです。
場に並べたカードには、イラストで描かれた変顔がずらり。これと対になる山札にからお題をひいていきます。
手番のプレイヤーは、山札からカードを1枚ひき、自分は見えないようおでこにつけ青色のカードのイラストを公開します。他のみんなはそのカードに描かれた変顔を表現します。
自分のおでこの変顔カードが何かを当て<て場からカードを選び/b>正解すればカード獲得。さらに一番面白い変顔をした人がお題の青カードを獲得します。
獲得したカード枚数を競いますが、まぁ、この手のゲームは結果なんてどうでもよし!過程が面白いんですよね。
ゲームデザインは、「はぁって言うゲーム」などでおなじみの米光一成氏。爆笑必至のパーティゲームです。
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オーダーピザーラ
「オーダーピザーラ」は、宅配ピザ大手のピザーラとコラボしたカルタとりゲームです。
カルタのようにカードをバラバラとならべますが、読札に相当するのは場に混ざった黒いカード。
黒いカードをめくって表にしたらラウンドスタート。アルファベットが同じカードをいっせいに早とりします。
ゲームの開始時にはオーダーカードを2枚ひかれていて、ピザの種類によって得点が異なりますので、なるべく得点が高いピザを集めましょう。
8ラウンドでゲーム終了。カードを並べるとピザの完成します。ハーフ(同じピースが2種各4枚)、クオーター(同じピースが4種各2枚)となっていたらさらに得点です。
普通のカルタのように枚数をたくさん集めるのではなく、高得点になるセットをそろえるのが目的のため、何をとりにいくかの戦略も大事。
特に他のプレイヤーとバッティングすると目的のピザが作れなくなるため、状況に応じた作戦変更が必要になります。
かるた系ということで、争奪戦が白熱する多人数で遊ぶと楽しいゲームです。
イロピッタン
「イロピッタン」はとてもシンプルな2人専用の神経衰弱ゲームです。
カードはたった5種類17枚。短時間でサクッと終わるゲームになります。
場にならんだカードから2枚をめくり、絵柄が一致したら1枚のカードを得点として獲得します。ハートが出たら場のカードをシャッフルします。
たくさんカードを獲得したら勝ちです。
対象年齢は4歳以上となっており、小さい子でも楽しめるお手軽メモリーゲームです。
回転ずしポーカー
「回転寿司ポーカー」は、回転寿司チェーンのスシローとのコラボ作品。回転寿司のレーンから寿司タイルをとっていき、セットによる得点を競います。
回転する円形のゲームボードと、スシローの実際のメニューが描かれた寿司タイルが特徴的。ただ材質がペラペラなのが残念なところ。
手番では、ボードを回転させながら寿司タイルを受け取ります。
5枚集めたらゲーム終了。同じ色の皿、同じネタなどで「フラッシュ」などポーカーのような役が適用され、得点を競います。
「あれもある!」「これまだ食べたことないなぁ」と、様々なスシローのメニューが寿司タイルにあって、スシローに行きたくなること間違いなし。
このところのコロナ感染者数の増加もあって、わが家では混んでいるスシローは自粛していたのですが、一気にスシロー熱が高まってしまいました。
全部買っても税込440円でコスパは抜群。
どれも100円!全部購入しても税込440円でコーヒー1杯程度とは驚きの価格です。
安いといっても、カードの質も結構しっかりしており(回転寿司ポーカーだけはペラペラです)、繰り返し遊んでも耐えられると思います。
全部購入しても大したことはありませんが、個人的におすすめなのは「変顔マッチ」「オーダーピザーラ」の2つです。
「イロピッタン」はシンプルで子供向けなので、大人には物足りないかも。「回転寿司ポーカー」は回転ボードのインパクトは抜群ですが、雑誌の付録のような材質で使い捨て感覚なのがいただけないところ。
いずれにしても、「こんなゲームが続々でるとボードゲームメーカーの商売あがったり」というくらいコスパ抜群です。
私もダイソーを3軒はしごして見つけましたが、ダイソーに立ち寄ったらぜひ探してみてください。