親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

頭と口がちゃんとついていけるかな?言い間違えで盛り上がる脳みそ混乱系カードゲーム「ドデリド(Do De Li Do)」

夏休みも終わって新学期。振り返ってみると、この夏休み、子供とあんまりボードゲームで遊んでない…。

子供は休みでも親は通常運航。子供のエネルギーがたまってきた週末は外へ出掛けることが多くなり、夏休みの週末は家にいる機会が少なくなっていました。

さらに家にいるときも、遅々として進まない宿題のお目付け役。のんびり家でボードゲームという時間は意外となく、遊ぶ場合も隙間で10分、20分でサクッと終わるものが中心となっていました。

そんなサクッと終わるゲームの一つ、カードゲーム「ドデリド(Do De Li Do)」です。

タイトルのドデリドとは何の意味なんでしょうか。ちょっと調べたけれど、わかりませんでした。

f:id:bg4kids:20180827000606j:plain

言い間違えたらペナルティ。ちゃんと言えるかな?

ゲームの目的

自分のカードを場に出し切るのが目的のカードゲームです。

カードを出すときは、場に一番多く出ている動物または色を言わなければなりません。

失敗すると場のカードを引き取ります。ドデリドは、素早く考えることが必要なテンポがいいカードゲームです。

内容物

正方形の箱のなかには、トランプサイズよりひと回り小さいカードが入っています。
f:id:bg4kids:20180827000615j:plain

写真がうまくうつりませんでしたが、ネオンのような蛍光色で描かれたカードは全て動物カード。フラミンゴ、ペンギン、シマウマ、ラクダ、カメの5種類の動物各20枚、白、ピンク、黄色、青、緑の5色に別れています。

特殊な効果をもつワニのカードだけは色の概念がなく、枚数も5枚と少なめです。

準備

カードをプレイヤーに均等になるように配り、裏向きにして各自の前に山札として置いたら準備完了です。

f:id:bg4kids:20180827000623j:plain
一番若いプレイヤーからスタートします。

ドデリドのルールとゲームの流れ

自分の山札のカードをできるだけ早く出しきることが目的です。

順番に自分の山札から1枚ずつカードを出していきます。

カードを出す場所は、プレイ人数にかかわらず、中央の3箇所。ここに順番に出していきます。

カードを出したら、場の3枚の動物と色が一番多いものについて、下記のルールにしたがって「シマウマ」など、宣言する必要があります。

違う動物を言ってしまうなど、宣言に失敗したら場に出ているカードを全部引き取りです。自分の山札に加えます。

ルール1)場のマジョリティを宣言

動物の種類と色において、いずれか一番多いものの動物か色を宣言します。

2枚-1枚、3枚-1枚となっていたら多いほうを宣言です。
f:id:bg4kids:20180827000645j:plain
「フラミンゴ」


f:id:bg4kids:20180827000648j:plain
「白」


f:id:bg4kids:20180827000655j:plain
「青」


一番多い動物と色が同じ場合には、ドデリド と宣言します。

f:id:bg4kids:20180827000652j:plain
「ドデリド」

なお、動物も色も複数ない場合には、「ノー」と宣言します。

ルール2)のろまなカメの登場したらオー(1に加えて実施)

のろまなカメが出てきたら、一番多いものの宣言に加え、カメの数だけ「オー」と宣言しなければなりません。
f:id:bg4kids:20180827000659j:plain
「オー ドデリド」


f:id:bg4kids:20180827000702j:plain
「オーオー ドデリド」

ルール3)ワニの登場

凶暴なワニが出てきたら、ワニにやられないよう、全プレイヤーはすばやくワニカードの上に手をおく必要があります。

f:id:bg4kids:20180827000724j:plain

手を置くのが一番遅いプレイヤーはアウト。言い間違えたときと同じく、場のカードを全部ひきとります。

勝敗

自分の山札を全て出し終わったプレイヤーが勝利します。

たった3枚なのに頭は大混乱

たった3枚のカードですが、脳みそはなかなかついていけません。遊んでいるうちに、頭と口が同期しなくなってきます。

宣言したそばから自分で「あ!間違えた」となるんですよね…。

同じデザイナーの「ごきぶりサラダ」とも似ていますが、ドデリドでは、慣れてきたころに登場してくる、カメとワニが難易度を上げるいいスパイスになっています。

www.boardgamepark.com


宣言するための手持ち時間は3秒。さて、下記の5つの組み合わせ、全部3秒以内に言えますでしょうか?

f:id:bg4kids:20180830065604j:plain
ペンギン、ドデリド、ドデリド、オーノー、オーオードデリド ですね。

ゲームのデザイナーは「ごきぶりポーカー」「おばけキャッチ」のジャック・ゼメ。シンプルで盛り上がれるパーティゲームはお手のもののようです。

www.boardgamepark.com
www.boardgamepark.com


f:id:bg4kids:20180827000735j:plain

惜しむらくは、収束性が若干悪いこと。間違ったプレイヤーがカードを全部引き取るので、実力が拮抗していると、カードが行ったり来たりを繰り返してダレてしまうことがあります。

特に2人、3人などのプレイ人数が少ないときは、使用するカード枚数を減らして遊ぶといいかもしれません。

サクッとは終わりますが、頭が混乱する系なので疲れているときにはおすすめしません。先日、習い事帰りの疲れた身体で遊んだうちの子。予想どおりうまく言えず負け続き「もう!こんなゲームやらない!」となっていました。

2017年ドイツ年間ゲーム大賞の推奨リストにも入っている作品。誰でも楽しめるシンプルで盛り上がる作品に仕上がっています。

項目 公式表記 コメント
年齢 8歳以上 5歳くらいでもできるかも
時間 10-20分
人数 2-6人 3人、6人が出しやすいかも
日本語化 不要 説明書のみ
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★☆
大人も楽しい ★★★★☆ 大人も子供も
2人でも楽しい ★★★☆☆ 2人でもできるがワイワイがいい
総合評価 ★★★☆☆ 言い間違えで笑いがでるゲーム

Dodelido

Dodelido