夏休みも終わって新学期。振り返ってみると、この夏休み、子供とあんまりボードゲームで遊んでない…。
子供は休みでも親は通常運航。子供のエネルギーがたまってきた週末は外へ出掛けることが多くなり、夏休みの週末は家にいる機会が少なくなっていました。
さらに家にいるときも、遅々として進まない宿題のお目付け役。のんびり家でボードゲームという時間は意外となく、遊ぶ場合も隙間で10分、20分でサクッと終わるものが中心となっていました。
そんなサクッと終わるゲームの一つ、カードゲーム「ドデリド(Do De Li Do)」です。
タイトルのドデリドとは何の意味なんでしょうか。ちょっと調べたけれど、わかりませんでした。
言い間違えたらペナルティ。ちゃんと言えるかな?
ゲームの目的
自分のカードを場に出し切るのが目的のカードゲームです。
カードを出すときは、場に一番多く出ている動物または色を言わなければなりません。
失敗すると場のカードを引き取ります。ドデリドは、素早く考えることが必要なテンポがいいカードゲームです。
内容物
正方形の箱のなかには、トランプサイズよりひと回り小さいカードが入っています。
写真がうまくうつりませんでしたが、ネオンのような蛍光色で描かれたカードは全て動物カード。フラミンゴ、ペンギン、シマウマ、ラクダ、カメの5種類の動物各20枚、白、ピンク、黄色、青、緑の5色に別れています。
特殊な効果をもつワニのカードだけは色の概念がなく、枚数も5枚と少なめです。
準備
カードをプレイヤーに均等になるように配り、裏向きにして各自の前に山札として置いたら準備完了です。
一番若いプレイヤーからスタートします。
ドデリドのルールとゲームの流れ
自分の山札のカードをできるだけ早く出しきることが目的です。
順番に自分の山札から1枚ずつカードを出していきます。
カードを出す場所は、プレイ人数にかかわらず、中央の3箇所。ここに順番に出していきます。
カードを出したら、場の3枚の動物と色が一番多いものについて、下記のルールにしたがって「シマウマ」など、宣言する必要があります。
違う動物を言ってしまうなど、宣言に失敗したら場に出ているカードを全部引き取りです。自分の山札に加えます。
ルール1)場のマジョリティを宣言
動物の種類と色において、いずれか一番多いものの動物か色を宣言します。
2枚-1枚、3枚-1枚となっていたら多いほうを宣言です。
「フラミンゴ」
「白」
「青」
一番多い動物と色が同じ場合には、ドデリド と宣言します。
「ドデリド」
なお、動物も色も複数ない場合には、「ノー」と宣言します。
ルール2)のろまなカメの登場したらオー(1に加えて実施)
のろまなカメが出てきたら、一番多いものの宣言に加え、カメの数だけ「オー」と宣言しなければなりません。
「オー ドデリド」
「オーオー ドデリド」
ルール3)ワニの登場
凶暴なワニが出てきたら、ワニにやられないよう、全プレイヤーはすばやくワニカードの上に手をおく必要があります。
手を置くのが一番遅いプレイヤーはアウト。言い間違えたときと同じく、場のカードを全部ひきとります。
勝敗
自分の山札を全て出し終わったプレイヤーが勝利します。
たった3枚なのに頭は大混乱
たった3枚のカードですが、脳みそはなかなかついていけません。遊んでいるうちに、頭と口が同期しなくなってきます。
宣言したそばから自分で「あ!間違えた」となるんですよね…。
同じデザイナーの「ごきぶりサラダ」とも似ていますが、ドデリドでは、慣れてきたころに登場してくる、カメとワニが難易度を上げるいいスパイスになっています。
宣言するための手持ち時間は3秒。さて、下記の5つの組み合わせ、全部3秒以内に言えますでしょうか?
ペンギン、ドデリド、ドデリド、オーノー、オーオードデリド ですね。
ゲームのデザイナーは「ごきぶりポーカー」や「おばけキャッチ」のジャック・ゼメ。シンプルで盛り上がれるパーティゲームはお手のもののようです。
www.boardgamepark.com
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惜しむらくは、収束性が若干悪いこと。間違ったプレイヤーがカードを全部引き取るので、実力が拮抗していると、カードが行ったり来たりを繰り返してダレてしまうことがあります。
特に2人、3人などのプレイ人数が少ないときは、使用するカード枚数を減らして遊ぶといいかもしれません。
サクッとは終わりますが、頭が混乱する系なので疲れているときにはおすすめしません。先日、習い事帰りの疲れた身体で遊んだうちの子。予想どおりうまく言えず負け続き「もう!こんなゲームやらない!」となっていました。
2017年ドイツ年間ゲーム大賞の推奨リストにも入っている作品。誰でも楽しめるシンプルで盛り上がる作品に仕上がっています。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 5歳くらいでもできるかも |
時間 | 10-20分 | |
人数 | 2-6人 | 3人、6人が出しやすいかも |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も子供も |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 2人でもできるがワイワイがいい |
総合評価 | ★★★☆☆ | 言い間違えで笑いがでるゲーム |
- 作者: Jacques Zeimet
- 出版社/メーカー: Schmidt Spiele GmbH
- 発売日: 2018/06/29
- メディア: おもちゃ&ホビー
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