親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

みんなで山の完成を目指そう。協力カードゲーム「どんぐりやま」

f:id:bg4kids:20200213001811j:plain
協力型のカードゲーム「どんぐりやま」です。

有名なカードゲーム「ペンギンパーティ」のようにカードをピラミット型に並べていくゲーム。
www.boardgamepark.com

サイ企画さんが製作した同人ゲーム作品が、一般向けに発売されたものとなります。

みんなで協力してどんぐりカードを並べよう。

テーマと目的

どんぐりやまの てっぺんに
みんなでいっしょに のぼります。
どんぐりいっぱい ばらまいて
どうぶつたちも おおよろこび。

どんぐりやまは、足し算と引き算をしながらカードを並べていく協力型のカードゲームです。カードをうまく出していき、協力しながら完成を目指します。

内容物

f:id:bg4kids:20200213001830j:plain
発売元のテンデイズ ゲームズさんがリリースしている「うんちしたのだあれ?」と同じく、横開きのマグネット開閉方式。個人的にこのスタイルは開閉しやすくて好きです。
www.boardgamepark.com

f:id:bg4kids:20200213001841j:plain
箱の中にはカードと得点記録用紙が入っています。カードには0〜5までの数字とどんぐりが描かれたカードが各7枚の計42枚がメインです。

6と星の描かれたカードは上級ルール用の追加カードです。

準備

f:id:bg4kids:20200213001905j:plain
各自に手札として5枚ずつ配り、残りを山札とします。じゃんけんなどで適当にスタートプレイヤーを決めれば準備完了です。

どんぐりやまのルールとゲームの流れ

順番に手札からカードを出していき、ピラミッド状にカードを並べて8段のカードの山を完成させることが目的です。
f:id:bg4kids:20200213001925j:plain

手番は手札から1枚カードを選んで出し、そのあと山札から1枚補充する繰り返しです。

カードを場に出す際には、以下の条件があります。

  • カードを出す際にはすでにあるカードに隣接していないといけない。
  • 最下段にはどんなカードも置くことができる。ただし8枚まで。
  • 下から2段目以降には、2枚のカードの上にカードを置かなければならない。また、下の2枚のカードの「和」または「差」の数字になるカードしか置けない。

f:id:bg4kids:20200213002033g:plain
例えば4と1のカードが置かれていたら、5または3のカード。2と3のカードが置かれていたら、5か1が置けるカードとなります。

勝敗

f:id:bg4kids:20200213002134j:plain
カードを8段全部置き切ればプレイヤーの勝利です。残ったカードの数字をかぞえ、数字が少ないほど好成績となります。

途中でカードが出せなくなったらそのプレイヤーはゲームから脱落します。全員が脱落したら負けです。

シンプルながら考え所もあり算数の勉強にもなるかも?

最初はカードを置ける選択肢が多く簡単ですが、ゲームが進むにつれてだんだんと苦しくなってきます。
f:id:bg4kids:20200213001615g:plain
「0」のカードはなかなか曲者。0の隣のカードが何であれ、和も差も同じなので置けるカードは1種類しかありません。「5」も同様で選択肢がないとなかなか苦戦します。

カードを置けなくなったら最下段を横に増やしていくわけですが、横に広げてばかりいると早々に手詰まりに。そもそも全部置いても残るカードは6枚だけ。終盤はかなりシビアな勝負で手詰まりが続出します。

手詰まりにならないためには、残る手札が置けるように安全ゾーンを確保していくわけですが、他のプレイヤーもいるのでせっかく確保した場所が台無しになることも。「そこに置こうと思ってたのに!」というケースがよくあります。逆に「そこに置いてくれてありがとう。助かった!」というアシストになる場面も。

手札の中身をお互いに言うのはNGですが、協力ゲームなので連携は大事。「あそこの0何とかして!」など、勝つためにはみんなのコミュニケーションが大事です。

手札と照らしながら、足し算、引き算を考えていくゲームなので、小学生くらいの子供には算数のトレーニングになっていいかもしれません。

気軽に遊べてそこそこ悩ましいゲーム。マニュアルには全部ひらがなが振られていて、小学生でも十分理解できるルールとなっています。学童などに置いておきたい、手軽に楽しめるゲームです。

項目 公式表記 コメント
年齢 6歳以上 簡単な足し算引き算ができればOK
時間 15分
人数 2-6人
日本語化 不要 日本語板
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★★ 子供だけでも理解できる
大人も楽しい ★★★☆☆ 大人も楽しめる
2人でも楽しい ★★★☆☆ 2人でも楽しめる
総合評価 ★★★★☆ お手軽に万人が楽しめるカードゲーム