協力型のカードゲーム「どんぐりやま」です。
有名なカードゲーム「ペンギンパーティ」のようにカードをピラミット型に並べていくゲーム。
www.boardgamepark.com
サイ企画さんが製作した同人ゲーム作品が、一般向けに発売されたものとなります。
みんなで協力してどんぐりカードを並べよう。
テーマと目的
どんぐりやまの てっぺんに
みんなでいっしょに のぼります。
どんぐりいっぱい ばらまいて
どうぶつたちも おおよろこび。
どんぐりやまは、足し算と引き算をしながらカードを並べていく協力型のカードゲームです。カードをうまく出していき、協力しながら完成を目指します。
内容物
発売元のテンデイズ ゲームズさんがリリースしている「うんちしたのだあれ?」と同じく、横開きのマグネット開閉方式。個人的にこのスタイルは開閉しやすくて好きです。
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箱の中にはカードと得点記録用紙が入っています。カードには0〜5までの数字とどんぐりが描かれたカードが各7枚の計42枚がメインです。
6と星の描かれたカードは上級ルール用の追加カードです。
準備
各自に手札として5枚ずつ配り、残りを山札とします。じゃんけんなどで適当にスタートプレイヤーを決めれば準備完了です。
どんぐりやまのルールとゲームの流れ
順番に手札からカードを出していき、ピラミッド状にカードを並べて8段のカードの山を完成させることが目的です。
手番は手札から1枚カードを選んで出し、そのあと山札から1枚補充する繰り返しです。
カードを場に出す際には、以下の条件があります。
- カードを出す際にはすでにあるカードに隣接していないといけない。
- 最下段にはどんなカードも置くことができる。ただし8枚まで。
- 下から2段目以降には、2枚のカードの上にカードを置かなければならない。また、下の2枚のカードの「和」または「差」の数字になるカードしか置けない。
例えば4と1のカードが置かれていたら、5または3のカード。2と3のカードが置かれていたら、5か1が置けるカードとなります。
勝敗
カードを8段全部置き切ればプレイヤーの勝利です。残ったカードの数字をかぞえ、数字が少ないほど好成績となります。
途中でカードが出せなくなったらそのプレイヤーはゲームから脱落します。全員が脱落したら負けです。
シンプルながら考え所もあり算数の勉強にもなるかも?
最初はカードを置ける選択肢が多く簡単ですが、ゲームが進むにつれてだんだんと苦しくなってきます。
「0」のカードはなかなか曲者。0の隣のカードが何であれ、和も差も同じなので置けるカードは1種類しかありません。「5」も同様で選択肢がないとなかなか苦戦します。
カードを置けなくなったら最下段を横に増やしていくわけですが、横に広げてばかりいると早々に手詰まりに。そもそも全部置いても残るカードは6枚だけ。終盤はかなりシビアな勝負で手詰まりが続出します。
手詰まりにならないためには、残る手札が置けるように安全ゾーンを確保していくわけですが、他のプレイヤーもいるのでせっかく確保した場所が台無しになることも。「そこに置こうと思ってたのに!」というケースがよくあります。逆に「そこに置いてくれてありがとう。助かった!」というアシストになる場面も。
手札の中身をお互いに言うのはNGですが、協力ゲームなので連携は大事。「あそこの0何とかして!」など、勝つためにはみんなのコミュニケーションが大事です。
手札と照らしながら、足し算、引き算を考えていくゲームなので、小学生くらいの子供には算数のトレーニングになっていいかもしれません。
気軽に遊べてそこそこ悩ましいゲーム。マニュアルには全部ひらがなが振られていて、小学生でも十分理解できるルールとなっています。学童などに置いておきたい、手軽に楽しめるゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 6歳以上 | 簡単な足し算引き算ができればOK |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-6人 | |
日本語化 | 不要 | 日本語板 |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 子供だけでも理解できる |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | 大人も楽しめる |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 2人でも楽しめる |
総合評価 | ★★★★☆ | お手軽に万人が楽しめるカードゲーム |