緑色の髪がトレードマークで緑が大好き。製作するゲームは必ずFから始まるという、ボードゲーム界の鬼才、フリードマン・フリーゼの動物クイズゲーム「ファウナ(FAUNA)」です。
いろいろな動物の特徴を当てよう
ゲームのテーマと目的
ファウナは動物クイズゲーム。世界の動物の「生息地域」「体長」「体重」「尻尾の長さ」を当てます。
見事正解すれば得点をゲット。目標得点に到達できる動物クイズ王は誰でしょうか。
内容物
このゲームのメインは動物カード。180枚のカードの表裏に1つずつ動物が記載されており、全部で360もの動物が記載されています。
そして紙製のカードケース。カードからクイズの正解を隠すために使用します。
キューブ型のカラフルなコマはプレイヤーが使用します。黒色のひとまわり小さいものはクイズの解答用。黒いライオンコマはスタートプレイヤーマーカーです。
準備
ゲームボードを広げると、ドイツゲームだけにヨーロッパが中心の見慣れないスタイルの地図が登場します。
プレイヤーは各自色を決めて7つのコマを手にとります。そのうち1つは、得点計算用としてボード隅のスタート地点に配置します。
出題の準備として、動物カードをランダムにピックアップしてカードケースにセットです。
スタートプレイヤーは「一番珍しいペットを飼っている人」。該当者がライオンコマを持ちます。
ゲームの流れとルール
スタートプレイヤーから順に、その動物の生息地域と身体データについて、ボードにコマを置くことで当てていきます。
カードケースから見えるのは、動物の名前とイラスト、生息域数などの当てる項目です(尻尾の長さなどが出題対象から外れる場合あり)。
フンボルトペンギン:生息している2地域と体重と全長がクイズの対象です。
回答
ライオンコマをもつスタートプレイヤーから時計回りにコマをひとつ置いて答えていきます。
生息域を答えたい場合は、地図に点線で囲われて地域が区切られていますので、ここだと思う地域にコマを置きます。
身体データを答えたい場合は、ボード下側にスケールが描かれていますので、該当するレンジにコマを置きます。
ひとつ回答したら時計回りで次のプレイヤーとなり、順番は続いていきます。
もう答えたくない場合は、パスができますが、そのラウンドはもう解答することができなくなります。
答え合わせ
全員がパスして答える人がいなくなればラウンド終了です。
カードをケースから取り出し、正解となる場所に黒いコマを置いていきます。
正解したプレイヤーは規定の得点をゲットできます。生息地域に関しては地域が少ない方が得点が高いです。
正解の隣の地域やマスにコマをおいていたら、ニアピン賞。ちょっと少ないですが得点を獲得できます。
ニアピンにもならなかったら不正解。スーパーヒトシ君もとい置いたコマが没収されます。なので、やたらと答えているとコマが減って後から苦しくなります。
獲得した得点に応じて、ボード周囲のコマを進めてラウンド終了です。プレイヤー数ごとに定められている目標得点に到達したプレイヤーがいれば勝者確定になります。
勝者がいなければ、没収されたコマを各プレイヤー1個ずつ(それで3個に満たない場合は3個になるよう)返却し、ライオンコマを左のプレイヤーに渡して次のラウンドを開始します。
知っているようで全然知らない動物のこと
「フタコブラクダ?ラクダでしょ?砂漠を歩いているよね。ここは西サハラにしておこう。」
「アラビアンナイトに出てきたイメージかなぁ。じゃ東サハラ」
砂漠は砂漠でもアラブ関係ないゴビ砂漠でした。
「カピバラってネズミのでかいやつだよね。ネズミの尻尾が5センチくらいだから、30センチくらいあるかな?」
「え~、動物園でみたの、そんな長い尻尾あったっけ?わたしは10センチくらいにするよ」
なんと尻尾は0cm
よく知っている動物の情報はなんとなく分かるようで、意外に分からない。知らない名前の動物ならなおさら。これを遊んだあとに動物園にいくと、動物のデータが気になって仕方がないです。
難点は、クイズゲームなので知識差がでてしまうこと。特に、世界地図がメインで登場するので、各国のイメージがつかない小さい子には難しいかな。小学生でも中学年以上が適正かもしれません。
ちなみに小さい子でも遊べるようにした「ファウナジュニア」もでています。ただ、わが家は「地図がわからないならこれで覚えよう」と、低学年から無理やり標準版です。
ファウナジュニア (Fauna: junior) ボードゲーム
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
「キリンってそんなに小さくないでしょ?2mってお父さんとそんなに変わらないよ~」
「スナネコってネコっていうくらいだからもっと軽いんじゃない?」
ついつい、ほかの人の回答にもツッコミが入って盛り上がる、大人も子供も楽しめるファミリーゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 10歳以上 | 世界地図が分かれば遊べるかも |
時間 | 45-60分 | |
人数 | 2-6人 | |
日本語化 | 要 | 日本語でないと苦しいかも |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人が十分楽しめる |
2人でも楽しい | ★★☆☆☆ | 2人では盛り上がりにかけるかも |
総合評価 | ★★★★☆ |
- 出版社/メーカー: ホビージャパン(HobbyJAPAN)
- 発売日: 2013/01/13
- メディア: おもちゃ&ホビー
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る