にわとりの世界では、ローストミミズが大流行。今日もミミズを巡って、にわとりたちが争奪戦を繰り広げます。
にわとりがテーマのゲーム「ヘックメック(Heck Meck)」、パッケージのデザインは「ニワトリのしっぽ」と似ていますね。発売元の独Zoch社は、にわとりが好きなようで、にわとりがテーマのボードゲームがいろいろ出ています。
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にわとりのしっぽより大きさはかなりコンパクト
サイコロでミミズの争奪戦
内容物
ミミズが描かれた麻雀牌のようなタイルが21~36までの16枚と、サイコロが6つ。サイコロの出目は1~5と、6の代わりにミミズとなっています。木製のサイコロというのは珍しいですね。
ゲームの流れ
順番に6つのサイコロを振った合計で、ミミズタイルを獲得していきます。
サイコロの出目に応じてミミズタイルを獲得
サイコロの合計を数えて(虫の目は5でカウント)、場にあるタイルよりも大きければ一番数が大きいタイルを獲得できます。タイルをゲットしたら、手元に重ねておいておきます。
29が出たので、29タイルでミミズを3匹ゲット
相手のタイルの強奪
相手の手元にある一番上のタイルの番号とサイコロの合計がぴったり一致したら、タイルを奪うことができます。相手がリードしているときは、狙う戦略が特に重要となります。
サイコロの目のキープ
単にサイコロを振るだけでは運のみですが、ヘックメックは出目のキープで振り直しができるのが特徴。出た目のなかから、好きな目のサイコロ群をキープして、残りを振り直すことができます。
虫の目をキープします。
さらに5の目をキープしました。
バースト
サイコロを振り直した結果、すでにキープした目のみがでた場合や、最終的に出目に虫が含まれない場合はアウト。
ペナルティとして、手持ちのタイルを1枚場に返却することになります。さらに、場のタイルのうち、一番大きな数字のものが裏返されて無効になります。
4-5-3とキープしましたが、虫が出ずアウト。
ミミズ-4-5とキープしましたが、キープした4とミミズのみが出てアウト。
勝敗
取れるタイルがなくなったら終了です。ミミズの数の合計(タイルの枚数でない)が一番大きいひとが勝ちとなります。
サイコロ運を戦略でカバー
ダイスゲームでは、運によって出目が左右されますが、ヘックメックでは「振り直し」で出目を変えることができるところが考えどころ。
あまり欲張りすぎるとバーストとなり、すべてが水の泡となってしまうリスクがあるなか、今の目で妥協するか、振りなおしていい目を狙うのかの悩ましさがこのゲームの肝です。
足し算トレーニングに最適
このゲームに限らず、複数のサイコロを使うゲームは、でた目の合計をすることになるため、足し算のトレーニングになります。
さらに、ヘックメックの良いよいところは、サイコロに6がなく5が一番多いところ。計算は常に5を主体とするため、楽な足し算ができます。
また、特定の数字を狙いに行く場合には、当然、「今、5が4つで20だから、あと9を出して29を狙おう」というように考えることが必要。自然と引き算の概念も身についていくことになります。
木製ダイスとタイルですので、子どもの乱暴な扱いやジュースやお酒をこぼしても大丈夫。コンパクトで少人数なら15分程度でできるので、屋外や飲みながらという遊び方もできる手軽なゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 5歳くらいからできるかも |
時間 | 20-30分 | 考えなければサクッと終わります |
人数 | 2-7人 | 4人くらいがベストかも |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 簡単なルール |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人が楽しい |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 楽しめます |
総合評価 | ★★★★☆ | お手軽に盛り上がる |
Heckmeck am Bratwurmeck: Für 2 -7 Spieler. Spieldauer: 20 - 30 Minuten
- 出版社/メーカー: Noris Spiele Gmbh
- 発売日: 2005/03
- メディア: おもちゃ&ホビー
- 購入: 3人 クリック: 10回
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