親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

ホントにウソ混ぜて出せ!ワイワイ気軽に遊べるブラフ系カードゲーム「絶滅ダウト/マンモス(Mammuz)」

氷河期へようこそ!リスやサーベルタイガーや、マンモス、恐竜だって見つかるよ。
え?氷河期に恐竜はもういないはずだって?そんなことないよ。
このゲームではほかの種族が絶滅したって、恐竜は生き残っていくはずさ。

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氷河期時代の動物たちをテーマにした、ブラフ系カードゲーム「絶滅ダウト/マンモス(Mammuz)」です。20世紀フォックスのアニメ映画「アイスエイジ」シリーズをかなり意識しているかも。

アイス・エイジ2 (吹替版)

手札をとにかくなくそう!嘘はどれだけついてもいいよ。

内容物

●動物カード
2~9までの数字がついた動物のカードが、8種類44枚あります。
数字はカードの枚数を表しており、数字小さいほど希少な動物ということになります。
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●生存状況カード
8種類分あります。動物カードと似ていますが、裏面が灰色となっており、動物の生存・絶滅状況を明らかにするためのカードです。

●恐竜カード
絶滅しているはずの恐竜たち。6種類が1枚づつ入っていて、それぞれに特殊能力があります。

準備

遊ぶ人数によって使用するカード数が違うので、使わないカードを抜きとります。
抜いた後にカードをシャッフルして配り、手札はおよそ10枚前後となります。
 
生存状況カードは、表(カラー)にして、場の中央に並べておきます。スタートプレイヤーを決めたら準備完了です。
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ゲームの流れ

手札を全部なくしていくのが目的です。

ラウンドの最初のプレイヤーは、好きなカードを1~4枚選びつつ、「サーベルタイガー」など名前を宣言して、裏向きで場に出します。

ブラフゲームです。出す実際のカードは、全部ウソでも、一部ウソでも、全部本当でも、どんなカードでも構いません

時計回りで次のプレイヤーは、出されたカードに対して、「本当だと信じてスルー」「ウソだと考え、相手のカードを見破るチャレンジ」のどちらかの選択をします。
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スルーする

スルーする場合には、自分も続けて同じ動物を出す必要があります。また「サーベルタイガー」など、必ず前の人と同じ動物を宣言して、カードを1~4枚出します(もちろん中身はウソで構いません)。

チャレンジする

前のプレイヤーが出したカードのうち、ウソだと思うカードを1枚だけを表に向けます。

●宣言された動物と合っていた場合
チャレンジ失敗です。チャレンジしたプレイヤーが、これまで場に出されたカードを全部引き取り、時計回りに次のプレイヤーから新たなラウンドがはじまります。

「クマなんて3枚しかないのにこんなに出るわけない。チャレンジ!・・・・あ、本当にクマだ」
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●宣言された動物と違う哺乳類だった場合
チャレンジ成功です。当てられたプレイヤーが、これまで場に出されたカードを全部引き取ります。さらに、次のラウンドは、チャレンジに成功したプレイヤーからはじまります。

●めくられたのが恐竜カードだった場合
恐竜カードの特殊効果が発動します。
トリケラトプス  :任意のプレイヤーを選択して、場のカードを全部引き取らせます。
ステゴサウルス  :場のカードを集めてシャッフルし、左のプレイヤーから順にみんなに配ります。
プレシオサウルス :場のカードは山にして次のラウンドがスタート。山は次回引き取る人がまとめてもらいます。
ブロントサウルス :前の順番の人が場のカードを全部引き取ります(チャレンジ成功と同じ)。
プテラノドン   :めくったプレイヤーが場のカードを全部引き取ります(チャレンジ失敗と同じ)。
ティラノサウルス :場のカードを、生存状況カードの下に入れて、「一部絶滅」としてゲームから除外します。

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しめしめ、次の人がプテラノドンをめくってくれました。
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絶滅

カードをたくさん引き取った場合など、手札に特定の動物が全数集まった場合には、「絶滅」と宣言をしてその種類のカードを全部出すことができます。
この場合、当該動物の生存状況カードの下にいれ、生存状況カードを裏返し(灰色)、絶滅となります。

マンモスとサーベルタイガーが絶滅。f:id:bg4kids:20160812100351j:plain

ゲームの終了

手札がなくなったプレイヤーが勝利となります。

基本ウソだらけのはずだけど、本物が混ざっているかも

出したカードの嘘を見破るブラフ系のカードゲームということで、ごきぶりポーカーの動物版ってなところでしょうか。

bg4kids.hatenablog.com

ただ、出された複数枚のカードのうち、1枚だけを当てるので、運にかなり左右され、ギリギリした心理戦の要素は小さいです。また、最初のプレイヤー以外は動物を選べないので、基本ウソだらけ。子どもにとってはこちらの方が楽しいかも。

出されたカードには「1つくらいは正しいカードが入っているかも?」と考えてしまうので、チャレンジ側が感じるリスクが高く、カードが積みあがっていきやすいです。5枚しかないはずのサーベルタイガーが8枚、9枚と出てきたり、みんながスルーして2週目として同じ動物を宣言する羽目になるのもザラです。

場のカードがどんどん増えていくなか、どこでチャレンジするのか「ここでチャレンジしなけりゃ自分がやられる」となるのかが悩みどころ。

大量のカードが行ったり来たりで収拾がつかなくなる事態には、全カード集めての「絶滅」という救済ルール。手元にうまくカードを集まれば「絶滅」からの一気に逆転勝利というパターンもあります。イラストからは子ども向けぽいですが、大人が遊んでも十分白熱します。

人間はウソをついたり、ウソがばれたりしたときは、恥ずかしさを隠すため自然と笑いがでてしまいます。そのため、ウソばかりの「マンモス(Mammuz)」でのブラフ戦は、笑顔がつきもの。
プレイヤー同士の攻撃要素も少なく、ガチンコ心理戦というより、当てっこに一喜一憂しながら大人と子どもが一緒にワイワイ楽しめるゲームです。

項目 公式表記 コメント
年齢 7歳以上 5歳くらいからできるかな
時間 20分
人数 3-7人
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★☆ 誰でも簡単
大人も楽しい ★★★★☆ 大人も楽しめる
2人でも楽しい ☆☆☆☆☆ 3人以上から
総合評価 ★★★★☆ お手軽ブラフゲーム

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