本日は2人専用のボードゲーム「クアルト(Quarto)」。1991年に数学者ブレイズ・ミュラーが考案し、数々の賞を受賞しながら30年にわたって100万セット以上販売された名作ボードゲームです。
「クアルト」はラテン語で4の意味。ボードにコマを4つ並べるいわゆる四目並べのゲームです。
形、色、高さ、穴の有無で4つ並べよう
内容物
クアルトの最大の特徴でもある木製ボードと木製コマ。コマは形、色、高さ、穴の有無が異なっており、2x2x2x2=16個です。
ちなみに私が持っているのはMINI版ですが大きさは十分です。
なお、クアルトは同じコマがダブっていて足りないコマがあったりなど、コマの品質不良がよくあるようなので要注意です。ちなみに私が購入したものは、左の茶色コマの角が加工されていませんでした(プレイに問題ないためそのままです)。
準備
ボードとコマを用意して、最初にコマを手に取るスタートプレイヤーを適当に決めれば準備完了です。
クアルトのルールとゲームの流れ
ボード上に同種のコマを4つ一列に並べ「クアルト」と宣言することが目的です。
手番ではコマを1つ選んで相手に渡し、渡されたプレイヤーがコマをボードに置き、これを交互に繰り返します。
コマを置いたとき、どこかのコマが下記の同じ種類で1列に並べばクアルトと宣言します。
- 形(円柱か角柱か)
- 色(うす茶かこげ茶か)
- 高さ(高いか低いか)
- 穴の有無(穴があるかないか)
例えば上の写真では、縦1列にうす茶色のコマ、横1列に穴の開いたコマ、斜め1列の高いコマがそろっています(実際に3つも揃えることはないですが)。
勝敗
4つ同種のコマが並んだ状態で「クアルト」と宣言したプレイヤーが勝者です。
あくまで宣言したプレイヤーが勝者。そろったのに気が付かずに、次の手番で宣言すればそのプレイヤーの勝利です。
シンプルで楽しめてインテリア小物としてもおすすめ
クアルトは運の要素ゼロで完全情報のいわゆるアブストラクトゲーム。熟練者が本気で遊べば「ここに置けば勝てる」の定石があって3手先、4手先の読み合いとなることでしょう。
ただ、ルールが簡単なので誰でもゆるく気軽に遊ぶことができます。「あ~!白と黒どれ置いてもダメじゃん!」「クアルト言うの気が付かなかった!」と、気楽に遊ぶとお互いにうっかり続出のゲームとなります。4つの観点で揃うかどうかを気を遣うんのは意外と難しいんですよね。
ルールは子供でも理解できるほどシンプル。最近「野菜のなかま」「空を飛ぶなかま」など、ドリルで仲間分け問題を間違えながらチャレンジしているうちの5歳児ですが、なぜかクアルトの同種を見つけるルールは理解して遊べるのが不思議です。
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でも同じGIGAMIC社の木製ボードゲームがリビングに置かれていましたが、見栄えの良さは随一。
リビングのローテーブルにでも置いて、ソファーに座りながら夜長にまったり遊びたいボードゲームです。
(現実のわが家のローテーブルは、走り回る子供の邪魔になり粗大ゴミ行きとなってしまいましたが・・・。)
項目 | 公式表記 | コメント |
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年齢 | 8歳以上 | 5歳でも遊べる |
時間 | 20分 | |
人数 | 2人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
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ルールの易しさ | ★★★★☆ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★★ | 大人も子供も |
2人でも楽しい | ★★★★★ | 2人専用 |
総合評価 | ★★★★★ |