眠りの魔法をかけられて眠っている女王たち。みんなの目を覚ませて助けてあげて!
眠り姫ならぬ、眠り女王を集めるスリーピングクイーンズ。足し算の勉強になる米国発のカードゲームです。
おとぎ話のクイーンたち
内容物
わが家にあるのは10周年記念のデラックス版。金属の箱に得点であるクイーンカードが16枚と手札となる数字・アクションカードが入っています。通常版ではこのクイーンカードが12枚となりますが、ゲーム内容的には大して変わりません。
ひとりひとり名前と絵柄が違う、クイーンが16人。仲が悪くて一緒には持てない犬のクイーンとネコのクイーン、どんな攻撃カードも無効になるイチゴのクイーンなど、特殊能力をもったクイーンもいます。
ゲームの準備
裏の緑色のクイーンカードをシャッフルし、裏返しで場に並べておきます。紫色のそのほかのカードは5枚づつ配ったあと中央に山札として積んでおきます。
ゲームの流れ
順番に手札から1枚づつカードを出し、出したら補充していきます。下記のアクションカードを出したらその効果が発動。
・王様カード:クイーンを一人起こす(表にして自分の手元へ)
・眠り薬カード:相手のクイーンを指定して一人眠らせる(裏返して場に)
・魔法の杖カード:眠り薬のカードの効果を無効にする。
・騎士カード:相手のクイーンを指定して一人奪う
・ドラゴンカード:騎士カードを無効にする
ゲームの勝敗
王様カードで起こして手元にきたクイーンには点数がついています。クイーンカードが4枚(2~3人では5枚)あるいは点数が50点になったら勝ちです。
ゲームに勝つには足し算をつくって
このゲームにおける数字のカードは、数字が10だろうが1だろうが全く役にたちません。なので、基本的に捨てて、クイーンを起こせる王様カードをはじめ、アクションカードを手に入れたいところ。でも、一度に捨てられるのは基本1枚で、捨ててもまた数字を拾ってしまうことも。。
だけど、カードが足し算になっている組み合わせ、例えば「1+3=4」になっていれば、1と3と4の複数枚を一気にだせるんです。
「1と2と3で6だから4枚だせるよ!」いい手札を手に入れるために、足し算の式になる組み合わせを一生懸命考えるので、足し算を勉強中の子どもにはとてもオススメです。また、クイーンの得点計算は5点単位になっており、二桁計算のとりかかりとしてわが家では重宝しています。
「パスタの王様のところにいる黒の騎士だぞ!ははは、ハートのクイーンはもらったぞ。」「でも、こっちの城にはドラゴンがいるもんね。やっつけてやる。」「それなら眠り薬でどう?」など、一枚一枚違う絵柄とカードで、子供はファンタジーの世界で物語をつくりながらのゲームとなります。
足し算の式の要素、大人にとっては教育目的なのは丸わかりですが、子どもにとっては単なるルールのひとつ。こんなに遊んでいるうちに自然に足し算の練習ができるなんてすばらしい。掛け算とかもないかなぁ。個人的には特に5~7歳くらいのお子さんはマストバイだと思います。
運の要素が強く、大人向けゲームとしてはちょっと大味な感じですが、カード絵柄のバリエーションや、ままごと的な物語ができそうな感じは、子ども、特に女の子に受けがいいと思います。
※日本版は流通してないので国内では輸入品を手に入れることになります。あくまでカードゲームという相場観で高値づかみにならないよう留意ください。
項目 | 評価 | コメント | |
---|---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 子供向けで簡単 | |
大人も楽しい | ★★☆☆☆ | 子供向けかな | |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人でもできる | |
総合評価 | ★★★★☆ | 足し算勉強中ならぜひ |
Sleeping Queens スリーピングクイーンズ 北米版
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