親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

お寿司のカードが回る回る。かわいいイラストのカードゲーム「スシゴー(Sushi Go!)」

回転寿司がテーマのカードゲーム「スシゴー(SUSHI GO!)」です。

寿司がテーマということでで、いかにも国産かなと思いきや、オーストラリア発の海外ゲームです。

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回るお寿司からひとつとって次に回そう

私が購入したのは米国GameWright社のバージョンで、ブリキ缶に入っています。バージョンによって箱やカードのイラスト、点数計算用カードの有無などの違いがあるようです。

ゲームの流れ

PICK AND PASS CARD GAMEというサブタイトルが全てを示していますが、人数に応じて配られる7~10枚の手札をスタートに、「カードをとって隣に回す」という流れで進みます。自分がとったカードでたくさんの得点を獲得するのが目的です。

1)カードをとる

手札の中から1枚好きなカードをとって自分の前に出します。出したカードはその種類によって点数を得られます。
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2)カードを回す

ピックアップして出した後の残りのカードは、裏を向けて左隣の人に渡していきます。

自分は右隣の人からカードを受け取り、これが次の手札となります。
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可愛らしい寿司ネタカードたち

イカ、サーモンなどの定番からギョウザなどちょっと変わったネタまで、全部で108枚のカードです。

それぞれに獲得得点などの特徴があり、これを考慮しつつどのカードからピックアップしていくか考えていくこととなります。

握り寿司(NIGIRI)

出すと1~3点が獲得できる基本のカードです。
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わさび(WASABI)

わさびは、その上に握り寿司をおくと3倍の得点となるカードです。3点のイカを載せると3×3倍で9点です。
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巻き寿司(MAKI ROLL)、刺身(SASHIMI)、エビ天(TEMPURA)

巻き寿司はMAKI ROLL というんですね。意味的には「巻き巻き」になりそうな気もしますが・・・。

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巻き寿司は、カードの上の巻き寿司マークを数え、1番多く集めた人が6点、2番の人が3点獲得します。

エビ天は2枚集めると5点、刺身は3枚集めることで10点が獲得できます。

いずれのカードも、条件に合う枚数をそろえなければ得点になりません。

ギョウザ(DUMPLING)

なぜか寿司なのにギョウザが登場。最近いろんなものが回っている回転寿司店でもさすがにギョウザはみかけませんね。
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ただ、海外ではSushi and Dumpling barなんてお店もあるようで、ヤムチャ的な発想で定番なのかもしれません。
※バージョンによってはギョウザではなく玉子焼きになっています。

餃子は、枚数を集めるにつれて得点が増えていき、5枚集めれば15点になります。

プリン(PUDDINGS)、箸(CHOPSTICKS)

プリンは、3ラウンドを通じてカウントし、カード枚数が最多の人が6点、一番少ない人がマイナス6点となります。

箸は、出した段階では何も効果がありません。しかし、次以降にカードを出したときに「スシゴー」と叫ぶことで、箸カードを手札に戻すのと交換にもう1枚手札から追加してカードを出すことができます。

カードを出す権利を貯金しておく感じですね。

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勝敗

手札がなくなると1ラウンド終了です。点数を記録し、プリン以外のカードを捨て札として新たにカードを配りなおします。
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サーモン2点×わさび3倍=6点 エビ天2枚5点 ギョウザ3点 刺身0点で14点です。

3ラウンドでの合計得点が高い人が勝ちです。

得点をとりにいくか、妨害するか?

今手札からとらないと、ほかのプレイヤーのところに流れていくことになります。なので、手札から高得点の欲しいカードを優先してピックアップしていくのが基本戦略です。

しかしながら、複数枚で高得点になるカードなど、他のプレイヤーの集めているカードを見ながら、高得点にならないよう流れを止める戦略も重要です。

「わさびを出したぞ!3点のイカを回すな」「ギョーザが3枚もあるよ。これ以上流しちゃダメ。」など、特に高得点のプレイヤーは妨害の標的になるので、意外とみんな接戦となってきます。

高得点のカードは早々になくなる一方で、ラウンドが終盤になってくると、引き取り手がないカードがグルグル回ってきます。
まるで、回転寿司店でいいネタは流れてすぐ売り切れる一方で、干からびながらずっと回っている不人気ネタのよう。

カードを隣に渡すドラフトというシステムと回転寿司、考えた人は天才だなと思うくらいシステムとテーマがマッチしています。

実際のカードの流れも、回転寿司のようです。
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私は海外版を購入しましたが、2016年に日本語版が登場し、ライセンスの関係でいつまで出回るかは分かりませんが、手に入りやすい状況です。

このようにローカライズされた日本語版が増えてきて、比較的安価で手に入れることができるようになったのら、ありがたいところです。

名作カードゲームでは、以前に紹介した「ぶくぶく」も最近日本語版がリリースされたようなので、なかなかおすすめですよ。

bg4kids.hatenablog.com


深く考えてガッツリ遊びたい人には物足りないですが、可愛いカードと簡単なルールで子供や初心者にもとっつきやすいところがスシゴーのいいところ。

プレイヤー同士のからみが楽しくお手軽に遊べるカードゲームとして、年末年始に集まって遊ぶゲームとしてもいいかもしれません。

項目 公式表記 コメント
年齢 8歳以上 6歳程度からできます
時間 15分
人数 2-5人
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★☆ カードの効果を覚えるだけ
大人も楽しい ★★★★☆ 大人も楽しい
2人でも楽しい ★★☆☆☆ 渡し合いになるので多いほうがいいかも
総合評価 ★★★★☆ サクッと楽しいカードゲーム

スシゴー 日本語版

スシゴー 日本語版