ハリガリに対するハリガリジュニアなど、ルールを簡略して対象年齢を下げたゲームはわが家は好んでやりません。だって、大人が楽しめるのも大事なのにデフォルメ版で遊ぶ必要なしというわけで、一応ルールで覚えるのもお勉強というスタンスです。
ただ「ワードバスケットキッズ」はその例外。キッズ版で大人でも十分歯ごたえがあるゲームなんです。
順番がない「しりとり」って?
内容物
いろいろなひらがなが1文字ずつ書かれたカードや特殊カードが60枚入っています。カードに描かれた絵はキッズ版ならではのしりとりのヒントです。
準備
カードをひとり5枚づつ配り、残りは中央に山札として置いておきます。カードが入っていた箱はカードを入れるワードバスケットとして、中央におきます。山札から一枚引いてバスケットに表にしていれたらスタートです。
ゲームの流れ
ゲームは基本しりとりです。「バスケットにある文字ではじまり、手札のカードで終わる」文字を探したら宣言してカードをバスケットに入れます。順番はなく早い者勝ちです。誰かがカードを出せば、今度はその文字から始まる言葉にスイッチ。
下だと「まゆ」「まおう」などが出せる言葉でしょうか。
カードが先になくなった人が勝ちとなります。
出せるカードがない場合には、手札を1枚捨てて、代わりに2枚補充することもできます。当然いいカードが引ける保証はないので、出せないカードがどんどん増殖する場合も。
×スピードで、しりとりの難易度が倍増
しりとりが基本とはいえ、最初の文字と最後の文字の両方というルールのシバリが、単なるしりとりを数倍難しくしています。「あ」で始る言葉は結構すぐに出てきますが、「あ」で終わる言葉なんてなかなか出てきません。
つながる言葉を出すには深く考えるよりもヒラメキが必要。なかなかカードが出せず、脳みそがグチャグチャになりつつようやく思いついたとき、誰かがカードをだして問題がリセットされ、またやりなおし・・・など、スピード勝負なところも余計に頭を使わせます。
「いきものカード」「なんでもカード」など自由度が高い特殊カードもあり、これらをうまく使いながら、言葉がつながるよう頭をひねります。
慣れてくれば手札のなかでしりとりを完結させておいて一気に出すなんていう戦略も。
めがバスケットに出たところでめだまやき~きつね~ねずみのコンボ完成です。
しりとりなので、ボキャブラリーの差によって実力の差がでます。でも、「大人は3文字以上」などシバリを設けることで子供は対等以上ににプレイできます。
言葉を探しながら「『きぬ』って言葉ってなかったっけ?」など語彙を増やすことにもなり、大人も子供も頭を使うゲームとしておすすめです。(疲れているときは絶対やりたくないゲームです)
項目 | 評価 | コメント | |
---|---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 子供でも簡単 | |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も楽しい | |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 2人でもできる | |
総合評価 | ★★★★☆ | 和製ゲームの傑作 |
- 出版社/メーカー: 幻冬舎エデュケーション
- 発売日: 2012/03/29
- メディア: おもちゃ&ホビー
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