本日のボードゲームは「ゾンビキッズ:進化の封印(Zombie Kidz Evolution )」。遊ぶほどに新要素が追加されていく、いわゆるレガシー風のシステムを採用したキッズ向け協力ゲームです。
2021年のドイツ年間ゲーム大賞に絶賛ノミネートされている「ゾンビティーンズ」は、このボードゲームの後継作となります。
ゾンビの大群からみんなの学校を救え!
テーマと目的
僕らの学校にゾンビの大群が押し寄せてきた。ゾンビから学校を守るヒーローは僕たちしかいない!
ゾンビキッズは、教室や校庭を移動しながらあちこちから登場するゾンビを退治しつつ、4つの校門に鍵をかけることを目指す協力型ボードゲームです。
内容物
内容物としては、4つ折ゲームボードと、立てるタイプのプレイヤーコマ、ダイス、ゾンビタイルがあります。
さらにレガシー風システムということで、時がくれば開封できる封緘された封筒がいくつか入っています。
準備
ゲームボードを広げ、プレイするキャラを選んだら中央の教室にコマを置きます。
ゾンビタイルは4体を中庭に1つずつおき、残りをボード外の待機列に並べます。
スタートプレイヤーを適当に決めたら準備完了です。
ゾンビキッズのルールとゲームの流れ
ゾンビを駆除しつつボード4隅の校門を全部施錠することが目的です。
校門を施錠するには、2人のプレイヤーが校門のマスに到達することが必要です。
手番では、まずダイスを振って色に対応したマスに待機列のゾンビを侵入させます。
次に、自分のコマを隣のマスに移動させることができます。ただし、ゾンビが3体以上いるマスへは危険すぎて入れません。
最後に、移動した先のマスにいるゾンビを2体まで倒すことができます。倒したゾンビはボード外の待機列に配置します。
勝敗
4箇所の校門全てを施錠できれば勝利です。
一方で、ダイスを振った際に、待機列からゾンビを追加できなくなればゲームオーバーです。
レガシー風システムはファミリーで遊ぶのにぴったり
ゲームを終了したり、特定のミッションを完了した場合には、スタンプカードのような感じでルールブックにシールを貼っていきます。
封筒のマークまで到達したら封筒の開封となり、新たな要素が追加されます。
ネタバレになるので詳細は割愛しますが、プレイヤーが強化されたり敵がパワーアップしたり、追加ルールにはより戦略的な要素が加わります。
協力型のボードゲームには、詳しい人間が仕切ってしまう「奉行問題」がありますが、ルールが新しくなればこの問題は発生しにくいですね。
プレイ感としては、名作キッズゲーム「お化け屋敷の宝石ハンター」に近いですが、新鮮なレガシ風ーシステムのおかげで別ゲームの印象です。
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レガシーシステムのボードゲームはに「1度しか遊べない」「違う面子では遊びにくい」デメリットがあります。ゾンビキッズはレガシー風システムということで、新要素が解放されるだけ。前のゲームの結果を引き継ぐこともなく、新要素を加えるのも強制ではないゆるいシステムです。
目的は校門のマスに到達するだけなのですが、ソンビが次々湧き出てくるのでなかなか思うようにいきません。「3体目出ちゃったよ!」「今そっちいく!」と、キャーキャー言いながら盛り上がります。
わが家では、1日こればかり何度も遊んでいた日もありましたが、レガシー風システムが家族で繰り返し遊ぶのにぴったり。子供は夢中になり大人も楽しめるファミリーゲームの傑作です。
項目 | 公式表記 | コメント |
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年齢 | 7歳以上 | 5歳くらいから |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-4人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
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ルールの易しさ | ★★★★☆ | 子供でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | 子供向けだけど大人も |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人でも楽しめる |
総合評価 | ★★★★☆ | レガシー風がファミリーにおすすめ |