子供向けのシンプルな早解きパズルゲーム「ドクターエウレカ(Dr. Eureka)」です。
タイトルのエウレカ(EUREKA)はユーリカと読むこともありますが、古代ギリシャの科学者アルキメデスが、風呂にはいって体積を発見した時に言ったとする言葉で、「私は発見したぞ!」というような意味ですね。
だれよりも早く薬品を調合しよう!
天才科学者ドクターエウレカは、君たちに大事な実験を任せている。
チャレンジカード、3本の試験管、6つの材料を使って、博士の科学式を解明しよう。
材料を落とすことなく試験管から試験管まで、カードに描かれたとおりに早く揃えられるかな?
内容物
大き目の箱には、このゲームの最大の特徴である科学の実験を模したプラスチック製のコンポーネントが入っています。
チャレンジカード(54枚)
お題が書かれたカードです。
カラーボール(24個)
一応分子という位置づけです(大きい?)。実験の材料を示す、緑・オレンジ・紫のボールです。
各自3色×2個=6個ずつ使用します。
試験管(12本)
メスシリンダーっぽい感じもしますが、ボールを入れる試験管です。各自3本ずつ使用します。
準備
チャレンジカードはシャッフルし、山札として裏向きにテーブルに置いておきます。
各自は試験管3本に、カラーボールを2個ずつ入れて手元におけば準備完了です。
ゲームの流れ
流れはとってもシンプルですが、公式動画を見れば一目瞭然です。
山札のチャレンジカードからカードを1枚引き、表を向けたらスタート。
チャレンジカードには、プレイヤーが持つ試験管と同じ3本に、球が入ったイラストが描かれています。これがお題です。
みんなでいっせいに、チャレンジカードと同じ形になるように、カラーボールを入れ替えていきます。
ただし、カラーボールを直接手で触れてはいけません。移動は試験管から試験管へ移していきます。
完成した人は、「エウレカ!」と叫びます。
終了と勝敗
最初にイラストどおりにできた人が、そのラウンドのチャレンジカードを受け取ります。
5枚のチャレンジカードを最初に集めた人が勝者です。
カードがめくられた瞬間から頭はフル回転
ゲームシステム自体は、お題カードのとおりに作っていくのを競争するという、早解きパズルでは割と使い古されたものです。
ウボンゴをはじめ、このブログでもいくつかご紹介しました。
www.boardgamepark.com
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そんななか、ドクターエウレカを特徴づけているのは、何といってもコンポーネント。
試験管を模したコンポーネントは、他になかなかありません。とても科学実験ぽい雰囲気がでていて子どもに大人気。
この試験管を使ったボールの入れ替えは、手で直接触れないというルールがなかなか曲者です。
1つ入れ替えるつもりが2つ3つ移ってしまったり、落ちて転げて行ってしまったりと、意図したように進まずなかなかじれったい。
パズルゲームではありますが、慎重にかつすばや早く操作する器用さも大事です。
がむしゃらにボールを入れ替えていても、他のプレイヤーに先を越されてしまいます。
「ゴールにたどりつくためには、今の状態から、どのボールをいくつ移せばいいのか」
カードが出た瞬間には、まず動そうという気持ちを抑え、最短ルートとなる手順を考えることが勝利の秘訣です。
遊んでいるうちに論理的思考が鍛えられそうな感じです。
見た目もカラフルでチャッチー、大人も子供にさほどハンデなく、一緒になって白熱できるパズルゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 5歳くらいからできます |
時間 | 15分 | |
人数 | 1-4人 | みんなで遊ぶと面白い |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 誰でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人も楽しい |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 2人ではガチンコ |
総合評価 | ★★★☆☆ | 大人も子供も白熱 |