親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

「ito(イト)」トークで価値観を合わせてクリアを目指す協力型カードゲーム。


みんなで話をしながら価値観をあわせてゴールを目指す、パーティ要素の強い協力型カードゲームイト(ito)です。

「数字を口にしたらアウト!」会話しながら数字をイメージ

ゲームの概要と目的

みんなでテーマに沿った会話をしながら、カードを昇順に出していきます。

カードの数字は秘密で自分のカードは言葉で表現します。itoは、みんなの感覚をうまくあわせてカードを出し切ることを目指す協力ゲームです。

内容物


内容物は次のとおり

  • ナンバーカード 100枚
  • お題カード 50枚
  • ライフカード 2枚

ナンバーカードは1から100までの数字。1枚ずつちょっぴりシュールでコミカルなイラストが絵が描かれています。

お題カードは1枚に2つずつお題が記載。ライフカードは2枚を両面使用しハートが3からゲームオーバーになる状態を示します。

準備


ナンバーカード、お題カードをそれぞれシャッフルし、テーブルに山札としておきます。

場のお題カードから1枚ずつ手札として裏向きに配ります。


お題カードを2枚ほどめくってそのなかからテーマを決めます。今回は「生き物の大きさ」にします。

itoのルールとゲームの流れ

みんなで協力してトークをしながらカードを昇順になるように出しライフがなくなるまでの3ラウンドクリアを目指します。

1 自分のカードを表現する


ラウンドがスタートしたら、自分のカードを密かに確認。数字を他のプレイヤーに見せたしゃべってたりしてはいけません。

そして、任意のタイミングで「私のはミジンコかな」「ぼくのカードはジンベイザメ!」のように、テーマに沿った言葉で自分のカード数字を表現します。

2 フリートークしながらカードをだす

続いてフリートーク。数字の表現はアウトですが、テーマに関する会話をしながらお互いの認識を合わせていきます。

そして、自分が一番数字が小さいと思う人から「それでは、ミジンコを出してもいい?」の感じでカードを出していきます。

3 ライフ判定


カードを出すのは昇順がルール。場に出されたカードより大きなカードを手元に持っていたらアウト。カードを見せてライフをひとつ減少させます。

みんなカードが出し終わったらラウンドクリア。ライフを1回復させて次のラウンドに進みます。

2ラウンド目の手札は各自2枚。3ラウンド目は3枚。3ラウンドに挑戦しライフがなくなるまでにクリアできたら勝利です。

価値観のずれに爆笑のパーティゲーム

先ほどのルール説明ではそれほど認識のずれがない「生き物の大きさ」をテーマとしましたが、itoの面白さは価値観のズレがでてきたとき。

お題カードの中には「~の人気」というテーマがあり、これがなかなか曲者。人気となると主観が入っちゃうんですよね。

例えば「食べものの人気」のテーマで「白ご飯」はどのくらいの数字になるでしょうか。と人により米の位置付けが分かれそうです。

また「納豆」は、人によっては大好きな人もいれば、近寄りたくない人もいるので真逆にぶれてしまいます。

この感覚の違いをトークですり合わせていき、そして合ったようでなかなか認識が合わないところが楽しいところです。

カードの数字をみせず意識を伝えるという観点では、有名なカードゲーム「ザ・マインド」とルールはかなり似通っています。ただプレイの雰囲気は真逆。
bg4kids.hatenablog.com
ザ・マインドはしゃべることは一切禁止で相手と間を合わせます。一方でitoの方はメンバーと喋りながら感覚を合わせていきます。

飲み会など、ワイワイ楽しむ場で活躍しそうなのはitoの方ですね。

お題カードのなかにはピンク色をした大人テーマのお題カードもあり、まさに飲み会で盛り上がりそうなテーマも入っています。

誰でも楽しめる、パーティゲームの代表といってもよいお気軽カードゲームです。

項目 公式表記 コメント
年齢 5歳以上
時間 30分
人数 2-10人
日本語化 不要 説明書のみ
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★☆ 誰でも簡単
大人も楽しい ★★★★★ 大人向け
2人でも楽しい ★★☆☆☆ 多い方がおすすめ
総合評価 ★★★★☆ パーティゲームの鉄板