親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

サクッと遊べるボードゲーム「ゲームオブチップス(Bag of Chips)」


2022年最後のボードゲーム紹介は、ギャンブル的な要素があるお手軽なボードゲーム「ゲームオブチップス(Bag of Chips)」です。

チップを引いていざ勝負!

ゲームの概要

袋に入った5色25枚のチップ。どの色のチップが何枚取り出されるかを予想しながら、条件達成で獲得できる得点を競います。

内容物


ボードゲームは箱に入っているのが普通ですが、本作はプラスチックの袋入り。ぱっと見はどう見てものど飴です。


内容物は以下のとおり。ちょっと歪んだ形が特徴の5色のチップは、袋から取り出すポテトチップをイメージしているのでしょうか。

  • チップ25枚
  • ゴールカード3枚
  • コイン16枚
  • ボードカード4枚

準備

まずチップをひく親を決め、袋に25枚のチップを入れます。テーブル中央にボードカード4枚を並べ、コインは脇に置いておきます。

ゴールカードをシャッフルし、プレイヤーに6枚ずつ手札として配れば準備完了です。

ゲームオブチップスのルールとゲームの流れ

場にとり出されたチップの色・枚数で、勝利条件を達成するようゴールカードを出していき、獲得得点を競います。

ゲームは4枚のボードカードに取り出したチップをのせていく4フェイズで構成されます。

1枚目のボードカード


まず、親がチップを5枚引いて1番目のカードの上に並べます。

そのチップを見ながら、各プレイヤーは手札から2枚のカードを裏向きで捨て山に捨てます。

2枚目のボードカード


続いて、親がチップを4枚引いて2番目のカードの上に並べます。

出されたチップを見ながら、各プレイヤーは手札から1枚のカードを裏向きで捨て山に重ねて捨てます。

3枚目のボードカード


それから、親がチップを3枚引いて3番目のカードの上に並べます。

出されたチップを見ながら、各プレイヤーは3枚の手札を捨て山の左に1枚、右に2枚裏向きで出します。みんなが出し終わったらオープンにします。

4枚目のボードカード


最後に、親が2枚のチップを1枚ずつ引いて、4枚目のカードのうえに置きます。

得点計算と勝敗


場のチップと出された3枚のゴールカードの条件達成状況で得点を計算します。

捨て札の右2枚(+の側)は達成によってプラス得点、捨て札の左1枚(ーの側)は、達成によってマイナス得点です。

上の場合、120-35=85点

  • 紫のチップ>赤のチップ:達成→マイナス35点
  • 赤のチップ=黄色のチップ:未達成→0点
  • オレンジのチップ3枚:達成→+120点

最高得点のプレイヤーはコイン2枚、2番目のプレイヤーはコイン1枚を獲得。ラウンドを繰り返し、最初に4枚のコインを獲得したプレイヤーが勝者です。

運次第のなか戦略で結果を引き寄せろ

どんなチップが引かれるかは運次第。しかしながらどのゴールカードを残すかはプレイヤーの戦略次第です。

最初の方でひかれたチップをみながら、達成確率が高いゴールカードがどれかを考えて残していきます。

「最後にひかれたチップが緑」というような、一見して「これは運で決まるでしょ」というような条件のゴールカードもあります。しかしながら、緑のチップが場にでていなければ6枚もある緑が勝利条件を満たす可能性も十分。

何も考えなくても遊べるけれど、考えた人の勝率が高くなるゲーム。ライトなパーティゲームに位置付けられますが、戦略が長期的な勝敗を左右するため、ボードゲーム愛好家の箸休めとして遊ぶのがよいかもしれませんね。

勝ち筋がちょっとわかりにくいので、個人的には子供よりも大人向け。ファミリーで遊ぶ似たようなゲームとしては個人的には「ポイントサラダ」の方が分かりやすいかも。
www.boardgamepark.com
サクッと何度かリプレイしてわかってくると楽しめるボードゲームです。

今年は更新頻度が減ってしまいましたが、それでも訪問くださるみなさんのおかげで何とか続けていくことができ感謝しております。来年もよろしくお願いいたします。

項目 公式表記 コメント
年齢 8歳以上
時間 20分
人数 2-5人
日本語化 不要 説明書のみ
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★☆ 比較的簡単
大人も楽しい ★★★★★ 大人向け
2人でも楽しい ★☆☆☆☆ 3人以上がおすすめ
総合評価 ★★★☆☆ ボードゲーマーの箸休めゲーム