老舗のボードゲームショップメビウスゲームズのメビウスママさんが「小学生1年生くらいのお子さんなら、難しいゲームをやらせるより、このくらいシンプルなものがいいですよ」と薦めていたのがきっかけで購入したシンプルなカードゲームゆかいなふくろ(Absacker/Dummy)です。
袋を揃えてカードをたくさん集めよう。
ゲームの目的
「ゆかいなふくろ」はカードをたくさん集めるのが目的のカードゲーム。
ふくろカードを、カードに描かれた数と同じ枚数だけそろえると、カードがもらえます。ライバルに負けないようたくさん集めましょう。
内容物
コンパクトな箱の中には106枚のふくろカードが入っています。
ふくろカードには3〜7つの袋キャラが描かれていて、袋の数とおなじ数字がカードに描かれています。
ちなみに、この袋のキャラクター、ドイツゲームにはちらほら登場しています。袋がキャラになるイメージはあまりないのですが、製作側の趣味なのか、それともドイツの文化的な背景があるのかな?
準備
正規ルールではカードを全部配るのですが、面倒うなわが家ではいつも、ヴァリアントルール(正規でない変則ルール)で遊んでいますので、今回はそちらのルール。
カード全てをシャッフルし、プレイヤーに3枚ずつくばり、残りを中央におけば準備完了です。
ルールとゲームの流れ
手番が来たら、手札から好きなカードを1〜3枚場にだします。
出したカードは場にカードの種類ごとに並べていきます。「4なら4枚」というように数字と同じ枚数が場に並んだらカードを引き取ることができます。
つまり、自分が列の最後の1枚を置く担当になれば、カードが手に入るわけです。
手番が終われば、手札が3枚になるように山札から補充して、時計回りに次のプレイヤーの順番になります。
勝敗
山札が全部なくなればゲーム終了です。引き取ったカードの枚数をくらべ、一番カードをたくさんもっているプレイヤー(カードの数は関係ありません)が勝者となります。
最後の一枚は自分が!ちょっとだけ考えるゲーム
棒消しゲームのように最後が自分になるかどうかが肝になるゲーム。
うまく自分が最後の1枚になるよう、リーチ状態になるのはできる避けてカードを出していきます。同じ数字が複数あればキープして、チャンスがきたら一気に出すのも戦略です。
ただ、カードはたった3枚。せいぜいキープできるカードも2枚で、引き運の要素もかなり。裏の裏を深く考える必要はありません。
小さい子でも遊べるとてもシンプルなルールですが、何も考えずに出しても他のプレイヤーにカードを提供するだけ。
考えすぎても無駄だけど考えないと勝てない。「ちょっぴり考えさせる」ところがこの作品のポイントかもしれません。
子供が最初に遊ぶアナログゲームとしておすすめできるのは「虹色のヘビ」「バルーンズ」などの運100パーセントゲームやバランスゲーム系ですが、「ゆかいなふくろ」はその次のステップという位置付けかも。
www.boardgamepark.com
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ちょっぴり考えて行動すれば結果がついてくる。その喜びが体感できる、難しいゲームにステップアップする前の初めての戦略ゲームとしておすすめできる作品です。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 7歳以上 | 4歳くらいからできるかも |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-5人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 小さい子でも簡単 |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | 易しいけど大人も遊べます |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 2人でも楽しめる |
総合評価 | ★★★☆☆ | 戦略ゲームの入り口にぴったり |
ゆかいなふくろ(Absacker)/ゆかいなさかな・メビウスゲームズ(製造はドイツ・Amigo)/ Leo Colovini & Dario di Tofffoll
- 出版社/メーカー: ゆかいなさかな・メビウスゲームズ
- メディア: おもちゃ&ホビー
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