サラダのレシピに従って野菜を集めていくカードゲーム「ポイントサラダ(POINT SALAD)」。
タイトルのPOINT SALADとは、英語圏のボードゲーム用語。サラダバーのように色々な野菜を選んでサラダを作るのになぞらえ「独立した様々なルートで得点を獲得して、高得点が勝利条件となるメカニズム」を示します。
このポイントサラダのメカニズムを使った、サラダがテーマのゲームが「ポイントサラダ」というわけです。
レシピとサラダを集めておいしいサラダを作ろう。
ゲームのテーマと目的
色とりどりの野菜をチョイスして、サラダをつくりましょう。
サラダの材料になる野菜カードを集めていきます。集めた野菜カードがレシピであるポイントカードと合致していたらポイント獲得。みんなでポイントを競います。
内容物
箱の中は108枚のカードのみ。中身のわりに箱は大きくスカスカでです。
カードは片面がレシピを示すポイントカード、もう片面が野菜カードとなっており、両面を使います。
野菜カードはキャベツ、レタス、玉ねぎ、ピーマン、ニンジン、トマトの6種類が各18枚ずつです。
準備
遊ぶ人数に応じた使用枚数をとりわけ、残りのカードをしまいます。
- 2人:各野菜6枚の36枚
- 3人:各野菜9枚の54枚
- 4人:各野菜12枚の72枚
- 5人:各野菜15枚の90枚
- 6人:全カードを使用
カードをシャッフルしたら3等分し、山札としてポイントカード面を上にして横に並べます。
それぞれの山からカードを2枚ずつめくり野菜面を上にして山札の下側に公開します。
適当にスタートプレイヤーを決めれば準備完了です。
ポイントサラダのルールとゲームの流れ
野菜カードを集めて、レシピに合ったサラダ完成によるポイントを競うゲームです。
手番では、「野菜カードを2枚とる」「ポイントカードを1枚とる」のどちらかを選択します。
野菜カードをとった場合には、同じ列の山札からカードを補充します。
カードをとり終わったら、自分の前に並べて手番は終了です。
なお、手番終了時に、すでに集めたレシピカードのうち、1枚を裏返して野菜カードにすることができます。
勝敗
場のカードが全部なくなったらゲーム終了です。
プレイヤーはそれぞれレシピカードと野菜カードをもとに獲得ポイントを計算します。
同じ野菜は複数のレシピに使うことができます(本物のサラダだとそんなことはできないですが…)。
合計得点を計算し、一番得点が高いプレイヤーが勝者となります。
スタイリッシュな見た目と程よい悩ましさが小気味よいカードゲーム
野菜は一度に2枚獲得できるけれど、そもそもレシピがないと得点にならない。ただレシピは1枚だけ。野菜カードをにするかポイントカードのどちらをとるかが悩ましいです。
先にどちらを集めるかは、性格がでるかも。
- 材料を手に入れてから、その材料で作る料理をきめる
- レシピを決めてから、レシピに必要な材料を決める
みなさんはどちらのタイプでしょうか。ちなみに私が料理するときは、冷蔵庫にストックを見ながらcookpadでレシピをさがすので、前者の方です。
レシピと材料を集めて食べものを作るところは、名作カードゲーム「マンマミーア」と雰囲気が似ています。
レシピはそれぞれ違うので、持っているレシピで野菜の価値は異なります。それぞれの思惑に従って野菜を集めるのはソロプレイ感もあって、2人で遊んでも楽しめます。
ただ、集める野菜が他のプレイヤーとバッティングしてしまうとなかなか集まりません。3人以上では特に、他のプレイヤーの場を見ながら集めることも大事です。
野菜もレシピもどんなものが登場するか予想がつかないなかで、いまの最善手は何か考える。臨機応変な戦略が求められます。
スタイリッシュな見た目にシンプルなルールで程よい悩ましさが魅力の、良作カードゲームです。日本語版が登場することになり、手に入りやすくなったので、機会があれば遊んでみてください。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 13歳以上 | 8歳くらいからできるかも |
時間 | 20分 | |
人数 | 2-6人 | |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | シンプル |
大人も楽しい | ★★★★★ | 大人が楽しい |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | 2人でも楽しめる |
総合評価 | ★★★★☆ | ほどよく悩ましい良作 |