2004年にドイツキッズゲーム大賞を受賞した
シンプルな子供向けすごろくゲーム「おばけだぞ~(Geistertreppe/Spooky stairs)」のコンパクト版です。
本家本元の大箱版はid:comonoxさんの記事が参考になるかもしれません。というか、私はこの記事を読で気になって買いました。
おばけ屋敷で競争だ!
ゲームのテーマと目的
階段をのぼっておばけのいる場所に向かいましょう。誰が一番にゴールにたどりつけるでしょうか。
内容物
コンパクト版はブリキ缶に入っています。中には4分割されたゲームボードとコインのようなプレイヤーコマと、オバケコマが4つずつ。それにサイコロが一つ入っています。
ゲームの流れとルール
一番小さい子から時計周りに順番が進みます。
手番ではサイコロを振って、出た目の数だけ自分のプレイヤーコマ(または後述のオバケコマ)を進めていきます。
サイコロには数字だけではなく、オバケの目が描かれています。
オバケの目が出てしまったら、好きなコマをオバケに変更します。
(以前遊んだルールでは「自分がオバケになる」だったので変わったのかな?)
交換するオバケコマには裏側にプレイヤーの色がついてわかるようになっていますが、一度交換してしまうと見ることができません。
つまりコマがオバケになったプレイヤーは自分のコマがどれか覚えておく必要があります。
プレイヤー全員がオバケになってしまった後にオバケの目がでたら、好きなオバケコマ2つ選んで場所を交換します。
自分のコマをトップを走っているプレイヤーと交換すればいいわけですね。
これが繰り返されるとどのオバケが誰のコマなのか、わからなくなってしまう事態に。ここがこのゲームのミソです。
勝敗
階段の一番上のオバケの場所までたどり着いたプレイヤーが勝利します。
ただし、ゴールにたどり着いたのが、果たして自分のコマなのか。オバケコマの裏側をみてみないとわかりません。最後にどんでん返しがあるかも。
やった〜!ゴール!・・・え、自分じゃなかった。
2つ入れ替えるだけなのに覚えられない!
すごろくといっても、どこに止まっても一切イベントはなく、ただ進むだけ。
これでなんでドイツキッズゲーム大賞を?と思っていましたが、遊んでみると印象は違います。オバケコマの入れ替えで、想像以上に混乱するんですよね。
オバケの目がでる確率は1/3。ゴールにたどり着くころには自分のコマに全く自信がなくなってしまっています。ゴールしたのが誰なのか、最後までハラハラドキドキです。
コンパクト版のボードゲームは、大きさだけでなくルールまで簡略したものも多いのですが、こちらの場合は本家と全く変わらないシステム。大きさと値段だけコンパクトになっているのでお得かも。
ただ注意べきはコマの大きさ。大人の手では小さいので、うっかりコマを倒してしまうと、せっかくオバケの正体がばれてしまいます。私はこれでゲームを台無しにしてしまったことが何回も…。
本家はしっかりした大きさのコマがプレイヤーコマにかぶさってマグネットでくっつくようになっています。
ルールがとてもシンプルなので、小さい子でも楽しめるファミリー向けのゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 4歳以上 | 3歳くらいからできるかも |
時間 | 15分 | |
人数 | 2-4人 | できれば4人で |
日本語化 | 不要 | 説明書のみ |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★★ | 小さい子でも簡単 |
大人も楽しい | ★★☆☆☆ | 子供向け |
2人でも楽しい | ★★☆☆☆ | 3人はほしいところ |
総合評価 | ★★★★☆ | ゴールで爆笑のすごろく |
オバケだぞーコンパクト (Geistertreppe) compact ボードゲーム
- 出版社/メーカー: Schmidt Spiele Gmbh
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る