ロータスとは蓮(ハス)のこと。
「秘密の蓮園にある神秘の花を手に入れる」というテーマで、カードを花弁にみたてて花を作っていくカードゲーム「ロータス(Lotus)」です。
パッケージはどこか幻想的なイラストですね。
うちの子には「なんか気持ち悪い」と不評でしたが・・・。
美しい花を咲かせて摘みろう
内容物
カード
ロータスでは、プレイヤーは赤、青、黄、緑の4色に色分けされています。
プレイヤーごとに裏面が4色のカードが用意されており、これを使ってゲームを進めます。
裏面がグレーのカードはプレイヤー共通のワイルドフラワーカードです。
それぞれのカードは、表面は5種類の花びらになっています。
カードの左肩には、数字と虫マークがついています。
数字は、この花を完成させるのに必要なカード枚数です。
虫のマークは、後述しますが花を支配する力をもつ守護虫のマークです。
守護虫コマ
プレイヤーが花の支配権を獲得するために、力を借りる守護虫のコマです。
各プレイヤーの色ごとに、トンボ、テントウムシ、チョウ、イモムシの4種類の守護虫コマが各色2つずつ。
これに加えて1つで2匹分の力をもつシルバーの長老の守護虫が特殊パワーを手に入れると使用できるようになります。
特殊パワトークン、得点トークン
花の支配権を得ることで手に入るボーナスである、特殊パワートークンと5点の得点トークンです。
準備
プレイヤーは好きな色を選び、その色の守護虫コマ2つとカードを手にとります。
カードから4枚めくり最初の手札とします(画像ではオープンになってますが実際は手持ち)。共通のグレーのデッキからはワイルドフラワーカードを4枚めくって前にオープンにすれば準備完了です。
ゲームの流れ
順番に手札から花びらのカードを出して重ね、花を咲かせていきます。花びらが全部そろったら完成で、そろえせた人がカードの花を摘み取ります。
花が完成した際に守護虫の数が一番多い人は、花の支配者となりボーナスを獲得。摘み取った花びらとボーナスでの得点を競います。
順番では、以下の3つの行動のうちから2つを選択します。
A)花びらを置く
手札のカードから2枚まで好きなカードを選んで場に出します。
他のプレイヤーがおいたカードに重ねても構いません。
出したら同じ枚数の手札を補充します。この際に、オープンになっているワイルドフラワーカードから補充しても構いません。
ワイルドフラワーカードはオープンになっているので、好きな花を選べるメリットがある反面、自分の守護虫マークはついていないため、花の支配には効果がないカードとなります。
B)守護虫を置く
自分の守護虫を1つ、場に出ている花びらのうえに置きます。
置くにあたっては、すでに他の花びらにある守護虫を、移動させても構いません。
C)手札こカードを交換する
自分の手札のうち2枚まで選び、自分の山札の1番下にもどします。
そして自分の山札から同じ枚数をとって補充します。
花の完成
花びらが全部そろったら、花の完成です。花びらのカードの左肩にある守護虫マークと、置いた守護虫コマの数を合計し、一番多いプレイヤーが花の支配者となります。
花の支配者は、ボーナスとして特殊パワートークンか得点トークン(5点)を1枚選択してもらいます。
また、最後の花びらを置いた人は、花びらのカードを手に入れます(1枚1点)。
勝敗
誰かの山札がなくなったら最終ラウンドとなり、各プレイヤーの順番が1回ずつ回ってきて終了です。
手に入れたカードの枚数と、5点の得点トークンを合計して、一番多い人が勝者となります。
シンプルで美しく悩ましい
花を完成させればカードがもらえて3〜7点。できるだけ花をたくさん完成させるのが勝利の近道です。
そのためには、自分が花びらを最後に置くプレイヤーとなる必要があります。
最初は適当に花びらを出していきますが、花が完成近くなってくると、みんな自分が最後の1枚になるために出し渋り。
2枚ためて一気に完成させる戦略が基本ですが、相手も同じことを考えているから、そうはうまくはいきません。相手の出方をうかがいながらの駆け引きです。
花の支配者になった際は、特殊パワーか5点のどちらかを選択できますが、このボーナスを巡っての守護虫の置き方もなかなか悩ましいです。
特殊パワーは「一度に3枚以上のカードを出せる」など、ゲームの展開を左右する強力な力をもっていますし、得点トークンの5点も勝負を左右する差になるのでこれも捨てがたい。
基本は花びらを置いていくだけのシンプルなルールですが、ボードゲームの醍醐味であるジレンマがなかなか効いています。
※実際は花が完成したら摘み取るので、完成した花がたくさん並ぶことはありません
カード枚数と5点トークンだけの得点計算も簡単で、何よりカードを円形に並べて花にするのがビジュアル的にもきれいです。ライバルへの直接攻撃もないので初心者にもおすすめできるカードゲームです。
項目 | 公式表記 | コメント |
---|---|---|
年齢 | 8歳以上 | 6歳くらいからできるかも |
時間 | 30分 | |
人数 | 2-4人 |
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 誰でも簡単です |
大人も楽しい | ★★★★☆ | 大人が楽しめます |
2人でも楽しい | ★★★☆☆ | 2人でも楽しい |
総合評価 | ★★★★☆ | 美しく悩ましい |
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