親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームを楽しもう!初心者や子供におすすめなライトなアナログゲームを紹介します。

2017年のチャレンジは、ボードゲームで小学校のお受験、略して「ボ受験」だ!

今週のお題「2017年にやりたいこと」

以前にも少し書いていましたが、2017年のチャレンジ(といってももう佳境ですが)は、ボードゲームでの知育効果を確かめるべく、小学校受験への挑戦。

www.boardgamepark.com

ボードゲームでお受験、略してボ受験です。

ボ受験は、Twitterのハッシュタグに#ボ育て(ボードゲーム子育て)がありますが、そのパクリですね。はい。

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ボ受験への挑戦

小学校受験といえば、1年~2年前から塾に通わせて、みっちり詰め込ませて受験するのが通常です。

下手すれば3、4歳の物心つかないうちから塾通いというわけです。自分も受験といえば高校以降だけに、個人的にはちょっとかわいそう。

そこで、インプット部分を家族とのボードゲーム遊びで代替し、クイズということにして過去問などを適当にやることで、塾通いをショートカットできないかという試みです。

ボ受験のねらい

ねらいは下記の3つ。

ボードゲームの知育効果の確認

ボードゲームの知育効果が分かれば、ファミリー向けボードゲームの普及に貢献できる?

塾に通わせずに小学校受験

金を払って塾に通わせないと小学校受験ができないの?子供の大切な時間と親の大切なお金をかけずに受験にチャレンジ!

ボードゲームが買いやすくなる?

ボードゲーム代が遊興費でなく教育費なら、購入の予算が甘くなるかも・・・。塾代に比べれば安いもの!

無謀なるチャレンジ

ちなみに、うちの子は0歳からのバリバリの保育園児。公文なども含め外での教育はやっていません。

唯一続けてきた「こども○ャレンジ」すら、付録よりボードゲームが楽しくなって飽きてきたので、途中で退会してしまいました。

でもボードゲームで遊んだ時間は、きっとどこの子にも負けていません。点数をかぞえたりするから、暗算なんかもかなり得意そうです。

「ボードゲームを授業に取り入れている教室があるくらいだから、いつも遊んでいるわが家なら優位なところも」との勝手な期待。

というわけで、お作法重視で受験料も高い私立は避け、知能テスト検査が主体の国立小学校に入学願書を提出して現在に至ります。

さすがに直前の模試くらいは…。塾の門を叩くとそこは別世界。

仮にもインプットはボードゲームでやれたとしても、試験ではそれをテストの形アウトプットする必要があります。

いきなりやれというのは酷なもの。また、実際の小学校入試はペーパーだけでなく、行動観察試験もあるので、それにも慣れる必要も。

結果を出すのなら、家ではできない雰囲気を体感しておくのも大事かなと、直前模試など受けさせようかと、最後ばかりは素直に学習塾に頼ることにしました。

こんな時期です。もはや「ラストスパート」「最終模試」なんて書かれています。

金ヅルさんいらっしゃい?


「え〜っと。年中さんですね。ちょうどいいタイミングですね。1月から1年間の新講座が開講するところですよ。一緒にがんばりましょう!」

「いえ、身体は小さいですが、年長です。」

「あら、そうですか。それは大変残念です。でも、できる限りサポートしますから、ご安心くださいね。」

残念というのは、金ヅルにならなくて・・・という意味?

保育園児は苦労人?


「それで、お子様はどちらの幼稚園に通われていますか?

それとも各種学校の幼児教室で学ばれてますでしょうか?」

「いえ。うちは保育園です。」

「え!、保育園ですか?いや、あ、どうもご苦労様です。」

保育園というだけで、なんだか奇異な視線が・・・。

たしかに、小学校の願書の記入欄にも、「___幼稚園」と、出身園を書く欄に幼稚園がすでに印字されていました。

受験には保育園児はいない世界なのか?

塾に通っていない5、6歳児がそんなに珍しいの?

「それで。当塾で模試を受けるのは初めてということですが、いまはどちらの学習塾に?」

「いえ。どこにも通っていません。」

「個人塾ですか?え? これまでどこにも! はぁ、いや、相当大変だと思いますが、まぁ、がんばってください。」

あまりのわが家の場違いな感じに、どうやら冷やかしくらいに思われたようです。こちらにとってみても、今までの常識とかけ離れた世界が広がっています。


しかしながら、本当にお金を払って模試と解説を受けるということがわかり、笑顔で引き受けてくれました。

廊下の声

さて、模試の受付が完了して廊下に出たときに、次に受付で話をしている保護者の声が聞こえてきました。

不安そうな声のお母さん
「この時期になっても、テストの結果がなかなか伸びないんですが、うちの子は本当に大丈夫ですか?」

「お母さん、大丈夫ですよ。この1年がんばってやってきたじゃないですか。
 うちの塾には、今から駆け込み乗車のように模試を受けに来る人もいるくらいなんですよ。
 そんな付け焼刃の生徒に比べたら、天と地の差ですよ。私たちを信じてもう少しだけがんばりましょう!」


あの・・・。聞こえてるんですけど・・・。付け焼き刃は確かに否定できないけど。

本当に親身になってくれる塾なら「今からはとても無理です。お金の無駄ですので諦めたほうが賢明です。」とアドバイスしたのかもしれませんね。

まぁ、確かにそんなに簡単に受かるようなら、塾なんて商売あがったりですよね。

勝てば官軍、負ければ賊軍

受験は運だろうが実力だろうが、結果がすべてです。
※国立小学校は選考プロセスの中に抽選というのもあるので、事実運の要素も大きいです。

もしこの無謀なるチャレンジが成功したら、ボ受験でどんなことをやったのかをネタにご紹介していきたいと思います。

残念ながら失敗してしまった場合には…。そっとしといてください。

最初からなかったことにして、しれっとフェードアウトしたいと思います。


というわけで、すでに2時間が経過しているフルマラソンに、ゴールの5km前くらいから割り込めないかというチャレンジ。

疲れていない分、せめて猛ダッシュしたいところですが、いかんせん、がんばるのは私ではなく子ども。

最終トラックにさしかかり「もうクイズは飽きたよ〜。ボードゲームをやろうよ〜。」というわが子を、あの手この手でゴマかして誘導する今日この頃です。