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世界のボードゲーム・カードゲームで遊び、家族でコミュニケーションしながら知育。おすすめの「初心者や子供でも楽しいボードゲーム」「大人でも楽しめる子供ゲーム」などライトなアナログゲームのレビューです。

調剤薬局に行くと病院で言った症状を再び言わされるのがどうしても納得いかない件。

薬局での症状の確認、本当に必要?

「今日はお熱でしょうか。体温は何度ありましたでしょうか?」
「下痢ですか。いつ位から続いてらっしゃいますでしょうか」

病院の診察室で尋ねられる質問だが、ここは病院ではない。薬局だ。


最近は、薬を処方するときに症状を尋ねてくる調剤薬局が多い。むしろ、聞かない薬局の方が少ないのかもしれない。私は、いつもこの質問がうっとおしくて仕方がない。なんで病院で言ったことと同じことを言わなければならないのか


喘息の症状がある私は、ピークフロー値という呼吸の速度を計測している。これも毎回薬局で尋ねられ、答えるのが面倒だ。しかも手元のメモに走り書きしているだけ。病院と違ってカルテもないのにいったい何に使っているのか?

「ピークフロー、今回は700でした。ちなみに前回はいくつだったですかね?」と、一度意地悪く聞いてみたことがある。

「いえ。こちらでは記録していませんで・・・。申しわけございません、病院の方でお尋ねいただければと思います。」

ピークフロー値は、肺活量などによって絶対値には個人差があるため、経過をみて改善悪化で判断しないと意味がないはず。結局のところ「聞いた」という事実だけが大事のような感じだ。


薬局での質問は、処方箋のチエックのためであり、別に患者の診断をしているわけではない。薬剤師は、薬学的判断の適正性の確認という役割のもと、病気に対して適切な薬が処方されているか、確認をしているようである。

しかしながら、症状を質問して確認した結果、処方をやりなおしたというケースは、少なくとも私の場合いまだかつてない。

(7月10日追記)カエル先生・高橋宏和(id:hirokatz)さんから、「薬剤管理指導料の目的なので断ることも可能」というコメントをいただきました。

私は業界関係者でも専門家でもないため、事実関係や制度の中身はよくわかりませんが、「断る」という選択が存在するとは…。選択できるということは、義務ではなくサービス的なものだったの?という新たな疑問も。

命に関わる薬と居酒屋を比較すると怒られますが、居酒屋のお通しを断るのと同じで、「これも込みで適正なサービスを提供しています」と、事実上断るのはかなり難しいのかもしれませんね。

お通しなら自己判断でいる要らないが判断できるけど、リスクがあるかもしれない薬の話。必要不可欠なものなら最初から義務とし、もし付加的なサービスならその旨を明示すべきな気もしますが…。

そもそも窓口に来た人が、処方された患者本人かどうかも確認しないのに、症状を質問するのか?かなり無理がある仕組みかもしれない。

薬剤師の判断に必要不可欠な情報なら、処方箋に記載させればいいじゃないのか。むしろ、処方薬の適正性をチェックしたいなら、患者じゃない可能性もある来た人の自覚症状よりも、医師からの客観的な所見と診断結果とで併せて判断する方が有効だろう。

病院から薬局への個人情報提供の問題は、「個人情報を提供します」などチェックさせれば済む。そもそも病院から提供しなくとも、質問されるのだから同じ話だ。


ただ、この辺は、病院と薬局のパワーバランス上難しいのかもしれない。

個室で豪華な椅子に座っている医師と比較して、薬剤師は狭いスペースに何人も押し込められて基本立ち仕事。併設される調剤薬局は、病院の処方薬が唯一と言ってもよい収入源である。

売上の大半を依存している病院に「処方が間違っているかもしれないので確認のための情報をよこせ」なんて、立場上できっこないのかもしれない。
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併設薬局は病院の手下?

調剤薬局での症状の質問よりも、私がもっと嫌いなのは、併設薬局に「保険証をお出しください」と言われること。

病院で見せたからいいじゃないか!しかも、ここは病院から処方箋が自動的にFAXが行っているのに!


「隣にある病院とうちは違うんです。当薬局では毎回確認をしています。」下手をすると、病院よりも確認の頻度が多かったりする、変な正義感ぶった薬局もあるからタチが悪い(毎回確認するのが本来だけど)。

誰が見ても隣にある病院の薬を出しているだけ。その病院が最後の患者の診察を終了するまでは、薬局の営業を終了できないくらい従属的な関係にもあるにもかかわらず・・・。

保険証の確認も「こいつは無保険」と、そもそも処方箋に書いて情報提供すれば済む話だ。

併設薬局の独立性

併設されている薬局が、病院から独立しているなんて私には見えない。物理的にはともかく(物理的に一緒だと法令違反だ)、少なくとも経済的には。

併設薬局の立場を顕著に表しているのが、製薬会社の営業マンであるMRたち。病院受付時間終了間際の時間には、病気の待合室に登場するスーツ姿の人達である。彼らは診療時間の終わりを目掛けて病院にやってくる。医師に会って営業活動をするのが目的だ。

一方で、薬局で彼らが待機している光景はあまり見かけられない。医者は薬を取り扱わないはず。薬を売っているのは調剤薬局のはずなのに、製薬会社が営業に行くのはなぜか医者が中心…。いったいどういう関係?

これは実質的に医者が薬の選択権をもっていることに他ならない。パチンコ屋の三店方式も顔負けの形だけの分業で、医者が薬を選び、薬局は医者の指示に従って薬をだしているようだ。

薬剤師の地位向上はできないのか

薬剤師になるためには、6年間も大学の薬学部に通い資格をとらなければならない。しかし、現状はその専門知識を活かして薬剤師が自主的に薬を出しているとはいいがたい感がある。

今の制度上は、慢性的な病気で薬を継続服薬する場合でも、必ず医師の診察・処方が必要。薬剤師が薬を出す際には必ず医師の懐に金が入るわけだ。

医師の処方がなくとも薬剤師が薬を出せるような仕組みや、医師の処方で出す薬を(ジェネリックだけではなく)薬剤師が選択できる仕組みなど、もっと薬剤師の自主性・独立性を高めていく必要があるのではないだろうか。 

しかしながら、医師には医師会という、圧倒的な資金力・政治力がある団体がバックにいるので、利権を奪うような制度改正は現実的になかなか難しい話かもしれない・・・。

「調剤薬局」と名前がついていながら、薬の調合業務は昔に比べ大きく減少。最近は医師の処方した薬を指示に従い出すことが中心となっている薬剤師。このまま仕事が単純化していけば、薬剤師のポジションが医師の手下から医師の奴隷へ、あるいはAIにとって替わられるのも時間の問題かもしれない。
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従属関係を解消のために私たちができること?

医者の処方箋に収入を依存している以上、医師と薬剤師のパワーバランスは解消しない。

この覆しがたい関係を覆すには第三局の力が必要。ここはドラッグストア併設の薬局に力を持ってもらうしかない!


というわけで、隣の併設薬局にFAXされている処方箋を、あえて無視してドラッグストア併設の薬局に持っていくことに。

調剤薬局よ。悪く思わないでくれ。君たちが自立するためには、病院との依存関係を解消するしかないんだ。隣の医者に頼っていたらダメなんだ!


「申し訳ございませんが、この処方箋の薬は当薬局では取り扱っておりません」

その後、処方箋を取り扱っているドラッグストアを2件ほどハシゴしたものの、処方箋に書いてある薬を在庫でもっている薬局はなし。

医者もさるもの。ドラッグストアの調剤薬局では扱っていない薬を処方して、手下の併設薬局を守っているとは・・・。風邪と診断されて出された薬なのに!


医者よりも立場が弱い薬剤師より、さらに立場が弱いのが自分だったことに気が付いたとき、時刻は土曜日の午後。

時すでに遅し。白旗をあげて併設薬局に戻って薬をもらおうにも、もはや窓口は終了し月曜まで待たないと。ご臨終・・・。