英国のユーロ離脱懸念から、円高が急激に進みましたね。今後どうなるかは私は知りませんが、円高ユーロ安により、ボードゲームのメッカ、ドイツからのボードゲーム直接購入が有利になっている状況です。
115円/€まで進行したユーロ安は1年前のから2割くらい安くなっているので、単純に考えれば去年より2割くらい安く買えるはず。
ドイツアマゾン(Amazon.de)からの購入の価格差を検証してみましたので、注意点と併せてご紹介します。
なお、ドイツ語に抵抗があるかと思いますが、英語のサポートもされていて、下記のボタンで英語に切り替えてのアクセスが可能です。
実際の価格差の検証
今回は先日紹介したものから下記の3つを適当にピックアップ。
bg4kids.hatenablog.com
bg4kids.hatenablog.com
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日本のアマゾンでカートに入れてみると
しめて9,327円です。
ドイツのアマゾンでは。
一番安い発送でも送料が半分近くを占めてしまっていますが、58.29ユーロ。1ユーロあたり120円で計算しても6,995円。なんと2割以上安くなる計算になりますね。
今回は適当に選んで比べたのでこんなもんですが、セール品や送料があまりかからないものなどもあるので、商品をうまく選ぶと日本よりもっとお得になるケースがあります。
高い送料を払っても安い理由
市場規模の違い
ボードゲーム大国ドイツは、日本とは比べものにないくらい市場が発達しています。大量生産によって原価も安くなります。
また、ヒット作でも、在庫がダブついたら安売りされるケースもあります。昨年くらいのヒット作がねらい目な感じです。
中間コスト
日本での販売されるものは、ドイツ版を輸入してマニュアルをつけたり、版権を獲得したりして少量生産で作っていますので追加コストがかかってしまいます。
VATが非課税
これはかなり大きな話で、送料の増分をものによっては打ち消してしまうことも。
日本の消費税に相当するVAT(付加価値税)はドイツ国内では20%程度。これが日本から個人が輸入する場合はかかりません。訪日観光客の消費税が免税されているようなもんですね。
実際にカートに入れて支払い直前までシミュレートしてみるとわかるのですが、サイトでの個別商品の表示価格よりも、支払額はこの税額分安くなります。
注意事項
ドイツ語
当たり前ですがドイツ語です。ただ著名なゲームのマニュアルは、有志による翻訳がネットで出回っていますので8割方大丈夫です。英語でなら9割5分サポートされています。したがって読みながらゲームをしなければならないもの以外は実は大して気にする必要はないです。
配送期間がかかる
米国アマゾン(Amazon.com)を利用したことがある方は、1日2日で到着することを期待しているかも知れませんが、ドイツアマゾンは追加送料を払ったとしても結構期間かかるので忍耐が必要です。配送センターがポーランドなどにあったりするのが原因でしょうか。
梱包が貧弱
梱包材が少なかったり箱が汚れていたたり、日本と同様の品質を期待するとガッカリします。梱包のせいで中の箱がつぶれて届くケースもあるようです。
モノによっては高い
送料もあるため、必ずしも安くなるとは限りません。カートに入れて十分シミュレーションが必要です。先ほど比較した3つのうちでも、小箱の「ザ・ゲーム」は、日本で購入した方が送料込みで実は安くなります。ざっくり日本語版が出ている小箱のものは、総じて国内で買った方がお得な傾向と思います。
Amazon currency converterは為替手数料が高い
円貨で払えるというメリットがありますが換算為替レートはかなり悪いです。「注文時に円価で確定させたい」「今が絶対にレートが安いんだ」という方以外は使わずに外貨決済としてクレジットカード会社の手数料の方がコストを抑えらえれます。
日本での消費税
先ほどのVATがかからなくても、課税標準が10,000円、すなわち個人では16,666円以上の購入は日本での消費税の課税対象となります。購入額は16,666円以内にしましょう。関税等もよきせぬ課税がないか注意が必要です。
アフターサポートや返品が困難
当然、海外なのでこういったリスクを覚悟する必要がありますね。
他の買い物への応用
もちろんボードゲーム以外の買い物にも応用できます。
日本以外のAmazonのアカウントは、米国、英国、フランス、イタリアなど共通で、一つアカウントを作ればどこでも使えます。また、VATのメリットはユーロ圏では税率はそれぞれ異なるものの享受できます。
商品ラインナップや価格は各国で異なるので、それぞれのサイトで価格を比較して、一番安いところの商品から買うという選択もできます。私は主にボードゲームはドイツ、洋書やDVDで英国を使います。
一例をあげますと、産院でよく推奨されるメデラの電動搾乳機。日本では25,000円くらいでしょうか。イタリアアマゾンでは本体113ユーロに
送料を合わせて150ユーロ(18,000円くらい)となります。
電化製品の電源、DVDの地域コードや、羊毛や皮革製品に掛かる関税など、海外の電化製品系や生き物系にご注意ください。
それではお得な買い物生活を!