ボードゲーム遊びを導入した当初の目的
最近では、面白そうなボードゲームを手に入れては遊んでいる感もありますが、ボードゲーム遊びを始めた当初の目的は知育。
頭を使う遊びを通じて、子どもに基礎的な知恵をつけて「将来、学習塾などになるべく頼らず、楽に勉強できる下地をつくりたい」という野望です。
記念受験をしてみようかな
さて、わが家の上の子は、来年から小学生となります。
この時期を生かして、いま考えているのは小学校の記念受験。
小学校入試の問題は知能テスト的なものが多いので、これを利用して子どもの成長ぶりを確認してみたいと思っています。
ただ、実際の受験にあたっては、面接対策やお受験用の服装など、揃えるものがいろいろと必要なので、本当に実現するかどうかはわかりません。
また、万が一受かったとしても、私立の学校はお金がかかるから、まずもって無理だろうなぁ。
というわけで、まずは中堅どころの学校の過去問と問題集(薄っぺらいくせに値段はるんですよね)を購入してチャレンジすることにしました。
意外といける・・・?
問題をやらせてみると、はじめてながら、予想以上にスラスラ解けるわが子。
数の問題などを意外と余裕で解いていく、子どもを見ながら、「やっぱりボードゲームでの知育は正解だった!(これでさらに購入するいい口実もできた)」と、自己満足。
しかし…
調子がよかったのは最初だけで、途中の問題で大きくつまずいてしまいました。
全く歯が立たなかった「お話の記憶」
一番苦戦したのが「お話の記憶」というタイプの問題です。
どんな問題かといえば、TOEICを受験したことがある方は、リスニングセクションの最後にTalksと言われる長文理解問題がありますが、そんな雰囲気。
まず、ちょっと長めの話を先生が話すので、これをしっかり聞きます。それを記憶しながら、そのあとの設問に答えるというスタイルです。
意外とひっかけがあったりして、日本語にして比べるとTOEICの問題の方が簡単かも。これを5,6歳がやるというんだから驚きです。
過去問を改変して1問作ってみましたので、どんな雰囲気か、問題文を聞いているつもりで、チャレンジしてみてください。
夏のある日、みほちゃんは、お父さんとお母さんと家族3人で海にいきました。
海には11時に到着して、最初に浜辺の生き物を観察です。
みほちゃんが海岸を歩いていると、歩いているカニとヤドカリを見つけました。
岩のうえには食べ物を探しているのでしょうか、カモメもいました。
本当は泳いでいるお魚をみたかったのですが、残念ながら見つかりませんでした。
お昼になったら、お弁当です。みんなでサンドイッチを食べてオレンジジュースを飲みました。
そのあとは、遠くに灯台と船ががみえる波打ち際で、みんなで砂のお城を作りました。
大きなお城が完成できて、みほちゃんは大満足です。
最後にお母さんがもってきてくれたイチゴを3人で2つずつ食べて、おうちに帰りました。
さて、ここから問題です。当然、問題文をもう一度聞くのはダメですよ。
〇海についたのは、何時だったでしょうか。時計に針を書いてください。 〇みほちゃんが見つけた生き物を、絵のなかから選んで〇をつけてください。 〇みんなで食べたイチゴは、ぜんぶでいくつでしょうか。イチゴの数だけ〇を塗ってください。 〇みんなは、波打ち際で何をしていたでしょうか。絵に描いてみてください。 〇このお話はどんな話でしたか。簡単にお話ししてください。
さて、うまく覚えて、解けそうでしょうか?
私の感想は、
・・・こんな長文、覚えきれるか!
です。
「なみうちぎわってなに?」「とうだいってなに?」言葉の意味も分からないわが子には、さらなるハードル。
メモリーゲームで鍛えた程度の記憶力では、到底歯が立たないと、実感しました。
1年生にはなれない私
その後、同様の問題を妻に出してもらい、子供と二人で解き比べてみましたが、完膚なまでに子どもに叩きのめされました。
まだまだ苦戦はしていますが、少なくとも箸にも棒にもかからない私よりは子どもの方が、小学校に入れる可能性が高いと判明しました。
これでは、会社で「小学校からやりなおしてこい!」と怒られても、「ごめんなさい、落ちてしまいました。」と入学することすらできません。
いつも毎朝の通勤のとき、制服を着て通学する小学生を見ながら、
「小学生の分際で、電車で通学とはなぁ」な~んて思っていましたが、ごめんなさい、今日からは尊敬のまなざしです。

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