宝くじとギャンブルの還元率(払戻率)って?
私が以前働いていた職場にいたAさんは、毎年欠かさず宝くじを買っていました。
毎年宝くじを買う人はごく普通ですが、Aさんの場合は枚数が多い。年2回のボーナス時期になると、人気の宝くじ売り場に並んで500枚ずつ並んで買っていました。
20年続けていると言っていたので、おそらく今もやっているんだろうな。
年間1000枚の宝くじを買うと 30万円。これを20年も続けると600万円。かなりの大金です。
「10枚買うのと、100枚買うのとじゃ、1等が当たる確率が10倍違うんだぜ。」
確かに確率は10倍になるけれど、絶対値でいけば誤差の範疇な気がするんだけどな…。
それを見ていた同僚のBくん
「先輩、宝くじの還元率って知ってますか?45%ですよ、45パーセント。10万円分買ってたら5万円以上胴元の懐に入るわけですよ。」
「宝くじもギャンブル。ギャンブルなら還元率をみないと。パチンコなら90%くらいの還元率ですよ。良心的でしょ。」
パチンコ好きのBくんはパチンコの優位性を主張しますが、90%の還元率で出た出玉を再投資すれば、90%x90%で81%。さらに再投資したら73%と、出玉を使うたびに還元率はさがっていくんだけどな…。
パチンコは一応公認ギャンブルではないということで公式の定めはないですが、競馬や競艇、オートレースなど公営ギャンブルの還元率(払戻率)は、競馬法などの法令でしっかり決まっています。例えば競馬だと下記のような感じですね。
単勝・複勝 | 枠連・馬連・ワイド | 馬単・3連複 | 3連単 | WIN5 |
80.0% | 77.5% | 75.0% | 72.5% | 70.0% |
対する宝くじの還元率は約45%。再投資しない一回勝負と考えれば、ギャンブルよりも大幅に低い確立ですね。
だけどパチンコや競馬では億万長者にはなれないので、私がお金を使うならパチンコより宝くじの方かな。
ただ大量に宝クジをかっていたAさんがいっこうに当選しなかった様子をみていたら、宝くじも買う意欲もなくなってしまいました。
期待収益を考えた懸賞生活でウハウハ?
懸賞が好きな人は、期待値計算が得意だとよく言われます。
期待値を計算するのは次の式。
[当選で獲得できる賞品の価値]÷[応募者数(推定)]ー[応募のためにかかるコスト]
- 賞品の価値が高い懸賞
- 応募者数が少ない懸賞
- 応募のコストが小さい懸賞
を意識すればいいわけですね。
特に大事なのが応募者数。応募者数は推定するしかできませんが、応募者に要件があったりで応募者が少ないものを意識することで確率が高まるようです。
インターネットの普及が進んでいない時代は、ネットのみの懸賞がよかったようですが、今は逆にハガキのみで応募する懸賞の方が穴場だったりするようです。
ちなみに宝くじやギャンブルは還元率というくらいだから、期待値は基本マイナスですね。
道端に20円落ちていたら拾う?
最近話題となったプレゼントといえば、ZOZOタウンの前澤社長の100万円プレゼント企画。
ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を先ほど突破!!日頃の感謝を込め、僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします。応募方法は、僕をフォローいただいた上、このツイートをRTするだけ。受付は1/7まで。当選者には僕から直接DMします! #月に行くならお年玉 pic.twitter.com/cKQfPPbOI3
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2019年1月5日
フォロー&RTだけでの応募ということもあって、500万ツイートを超えることになりました。
このプレゼントの期待値は、1億円の賞金に対し500万の応募だからひとりあたり20円。
ノーリスクてま20円の価値がが手に入るという計算。しかも当たれば100万円だから、そりゃ応募は殺到しますね。
「当選確率は宝くじなみ」というコメントもありましたが、期待値がマイナスのギャンブルや宝くじとは比べものならないですね。
実際には、当選者はランダムに抽選したわけではないようなので、単純にリツイートしても当選しなかったようですが・・・。
で、なにが言いたいか。
結局なにが言いたいかというと…。
前回のエントリーでのプレゼント企画。
とうとう最終日となりましたが、思った以上に応募が少ない!
現時点では、前澤社長企画よりもはるかに期待値が高いです。お気軽にご応募ください。